秋ドラマ2023 日程・内容・期待度
2023年の10~12月スタートの民放秋ドラマについて、主に制作陣に注目して、過去の代表作や期待度などをまとめてみました。
※( )内は代表作、☆はメインライターもしくはチーフディレクターだっった作品。
月9『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』(10月9日~)フジテレビ
出演:二宮和也、大沢たかお、中谷美紀、中川大志、松本若菜、中村アン、桜井ユキ、井之脇海、今井英二、栗原英雄、福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善、江口洋介、佐藤浩市 他
脚本:徳永友一(☆映画「翔んで埼玉」シリーズ、☆「ルパンの娘」シリーズ)
音楽:佐藤直紀(☆「教場」シリーズ、☆「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ)
主題歌:ミイナ・オカベ「Flashback feat. Daichi Yamamoto」
演出:鈴木雅之(☆「HERO」シリーズ、☆「王様のレストラン」) 他
プロデュース:成河広明
前クールのTBS「VIVANT」に負けないくらいの大作になりそうなドラマ。二宮さん、大沢さん、中谷さん演じる主人公それぞれのたった1日の物語を1クールかけて描くようです。その他にも江口洋介さんや佐藤浩市さんら豪華俳優陣が脇を固めます。なかなか攻めた企画なので、始まってみないと面白くなるかどうか分かりませんが、脚本は「翔んで埼玉」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞された徳永友一さん。振り切ったコメディから安定感のあるサスペンスドラマまで数多く手がけるヒットメーカーです。さらに劇伴音楽は「コード・ブルー」をはじめ壮大な劇伴や、東京オリンピック・パラリンピックの表彰式楽曲も手がけた佐藤直紀さん。監督は「HERO」などのヒットドラマを手がけるベテラン鈴木雅之監督。プロデューサーは「コンフィデンスマンJP」「リーガル・ハイ」などの成河広明さん。制作陣にも期待できます。
月10『トクメイ!警視庁特別会計係』(10月16日~)カンテレ
出演:橋本環奈、沢村一樹、松本まりか、JP、前田拳太郎、結城モエ、福井晶一、米本学仁、前野えま、安藤嗣海、徳重聡、鶴見辰吾、佐藤二朗 他
脚本:荒木哉仁(☆「しもべえ」「世にも奇妙な物語」シリーズ)、皐月彩(「ウルトラマンデッカー」「ウルトラマンR/B」)
音楽:大友良英(☆「エルピス-希望、あるいは災い-」☆「あまちゃん」)
主題歌:SEVENTEEN「今 -明日 世界が終わっても-」
演出:城宝秀則(☆「ドクターホワイト」☆「竜の道 二つの顔の復讐者」)、光野道夫(☆「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」☆「BOSS」)、湯浅真(「レンアイ格闘家」)
プロデュース:近藤匡、小林宙
てっきり漫画原作かなと思っていたら、オリジナルだったんですね。「経費」から事件解決の糸口を見つける新しい警察エンターテインメントなんだそうです・・・。主演の橋本環奈さんを沢村さん、佐藤二朗さんら個性的なキャストが脇を固めます。脚本家陣が若干心許ない気もしますが、「しもべえ」はそれなりに楽しめたから期待して良いのかな? 劇伴音楽は連続テレビ小説「あまちゃん」などで知られる大友良英さん。監督は「ドクターホワイト」などの城宝秀則さんや「合理的にあり得ない」などの光野道夫さんです。気軽に楽しめる作品になったら良いかなと思います。
火9『家政夫のミタゾノ』(10月10日~)テレ朝
出演:松岡昌宏、伊野尾慧、桜田ひより、平田敦子、しゅはまはるみ、余貴美子 他
脚本:八津弘幸(☆「VIVANT」☆「おちょやん」) 他
音楽:ワンミュージック(☆「和田家の男たち」☆「グッドワイフ」)
主題歌:Hey! Say! JUMP「それぞれ。」
演出:片山修(「波よ聞いてくれ」☆「はじめまして、愛しています。」)、小松隆志(「リエゾン -こどものこころ診療所-」「結婚できない男」シリーズ) 他
プロデュース:内山聖子(エグゼクティブ)、秋山貴人、石田菜穂子、木曽貴美子、村山太郎
得体の知れない女装家政夫が派遣された家庭を崩壊していくブラックコメディ。金曜ナイトドラマでシリーズ化されており本作が第6シリーズとなりますが、ここにきてゴールデンタイムの火9に枠移動。主演の松岡さんをはじめ、キャストはほぼ続投。また、桜田ひよりさんが新たに加入します。脚本も引き続き八津弘幸さん。「半沢直樹」などのヒットメーカーですが、今年は「VIVANT」も話題になりましたね。監督も引き続き片山修さんです。劇伴音楽は菅野さん、MAYUKOさん、ゆうまおさん、末廣さん、得田さん、眞鍋さんら作曲家ユニットのワンミュージックが、こちらも続投です。「家政婦は見た!」「家政婦のミタ」の派生作品(とは言えないと思うけど)としてこっそり放送されてきた本作がゴールデンでどのような仕上がりになるのか、少しだけ期待します。
火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(10月17日~)TBS
出演:広瀬アリス、道枝駿佑、伊原六花、飯沼愛、水沢林太郎、箭内夢菜、濱尾ノリタカ、イモトアヤコ、安藤政信 他
脚本:北川亜矢子(☆「ゆるキャン△」シリーズ、☆「東京ラブストーリー(2020)」)
音楽:青木沙也果(☆「すきすきワンワン!」☆「ユニコーンに乗って」)
主題歌:なにわ男子「I Wish」
演出:青山貴洋(☆「ユニコーンに乗って」「天国と地獄 ~サイコな2人~」)、山本剛義(「妻、小学生になる。」「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」)、泉正英(「王様に捧ぐ薬指」「ユニコーンに乗って」)
プロデュース:吉藤芽衣(企画)、武田梓(編成)、塩村香里
脚本家以外は「ユニコーンに乗って」の制作陣。今度は大学を舞台にアオハルするんですね。良くも悪くもクオリティは予想できるので安心して見れると思います。笑 広瀬アリスさんは「ラジハ」「ハラスメントゲーム」などで認識したものの(初主演作「明日に光をつかめ」や朝ドラ「わろてんか」は見ていたけど認識してない)、その後「トップナイフ」「七人の秘書」で少し苦手になりかけ、「知ってるワイフ」でちゃんとした脚本のドラマなら良い演技をされる俳優さんであることを再認識したので、本作も当たり役であってほしいなとは思っているのですが・・・。器用な俳優さんだけに変な作品を引いてしまうことも多いのかなと。他、道枝さん、安藤さんらが出演。そしてイモトさんも出演されるんですね(今書いてて知りました。笑)。脚本は2020年版「東京ラブストーリー」の北川亜矢子さんです。
火ドラ★イレブン『時をかけるな、恋人たち』(10月10日~)カンテレ
出演:吉岡里帆、永山瑛太、伊藤万理華、西垣匠、じろう、田中真琴、夏子、石田剛太 他
脚本:上田誠(☆「魔法のリノベ」☆「浦安鉄筋家族」他 ヨーロッパ企画の舞台)
音楽:王舟(☆「ホスト相続しちゃいました」☆「コタキ兄弟と四苦八苦」)
主題歌:Chilli Beans.「I like you」
オープニング曲:PEOPLE 1「ドキドキする」
演出:山岸聖太(☆「正しいロックバンドの作り方」「下北沢ダイハード」)、山口淳太(☆映画「リバー、流れないでよ 」☆「警視庁捜査資料管理室」シリーズ)
プロデュース:岡光寛子、白石裕菜
タイムパトロールのお仕事ものと時空を超えたラブストーリーを掛け合わせたSFラブコメディー。キャスティング、制作陣ともに23時台のドラマですが、かなり気合いが入っていそうな作品です。
水9『相棒 season22』(10月18日~)テレ朝
出演:水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二 他
脚本:輿水泰弘(s1からメインライター)、岩下悠子(s5「殺人シネマ」、s21「薔薇と髭と菫たち」)、徳永富彦(s14「物理学者と猫」、s16「少年A」)、太田愛(s10「ピエロ」、s17「ディーバ」)、山本むつみ(s17「ブラックパールの女」、s20「かわおとこ」)、根本ノンジ(s20「紅茶のおいしい喫茶店」、s21「丑三つのキョウコ」)、瀧本智行(s19「人生ゲーム」、s21「笑う死体」)、神森万里江(s20「贈る言葉」、s21「女神」) 他
音楽:池頼広(☆映画「ハケンアニメ!」☆「野ブタ。をプロデュース」)
演出:橋本一(☆「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」☆「臨場」)、権野元(☆「ブラックポストマン」☆「ソロモンの偽証(ドラマ)
」)、内片輝(「コールドケース〜真実の扉〜」☆「シグナル 長期未解決事件捜査班」)、守下敏行(「紅さすライフ」「カナカナ」)
プロデュース:桑田潔(エグゼクティブ)、高野渉、古草昌実、西平敦郎、土田真通
長期シリーズということもあって脚本家の( )内の作品群はすべて相棒シリーズの担当回を記載しております。古参の方は脚本家でその回を見るか決める人もいて、自分もその回の期待度は脚本家さんのお名前で決めています。前シリーズでは寺脇さん演じる亀山が復活したということで、久しぶりに見た方も多かったようなのですが、なんせ今の相棒は初回と最終回の拡大スペシャルがつまらないので、そこで失望されて通常回は見なかった方が多かったみたいです。まあ、長年見続けているファンにとってはいつものことなのでスルーしていたのですが・・・。なお、今期の初回は前シリーズで比較的面白かった16話を担当された神森万里江さんらしいです。ちょっと当たり外れの多い脚本家さんなので少し不安もありますが、楽しみです。まだその他の脚本家は発表されていませんが、メインライターの輿水さんや、亀山担当の岩下さん、ギャグ回特殊回担当の徳永さんらは引き続き続投されるものと考えております。監督も引き続き橋本一さんです。今期も官房長のエピソードは出てくるのかな?とか米沢さんは登場するのかな?などそれなりに期待して見たいと思います。
水曜ドラマ『コタツがない家』(10月18日~)日テレ
出演:小池栄子、吉岡秀隆、作間龍斗、ホラン千秋、富田望生、河野真也、平澤宏々路、中川大輔、野々村友紀子、石川萌香、高橋惠子、北村一輝、小林薫 他
脚本:金子茂樹(☆「コントが始まる」☆「俺の話は長い」)
音楽:
主題歌:石川さゆり「ダメ男数え唄」
演出:中島悟(☆「俺の話は長い」☆「これは経費で落ちません!」)、丸谷俊平(「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」)
プロデュース:田中宏史(チーフ)、櫨山裕子、大護彰子、市山竜次
3人のダメ男を養う伝説のやり手ウエディングプランナーであり社長の主人公による笑って泣けるネオ・ホームコメディ。「俺の話は長い」「世界一難しい恋」の制作陣。主演は「俺の話は長い」にも出演された小池栄子さん。Dr.コトーな吉岡さん小林薫さんや、北村一輝さんら豪華キャストが脇を固めます。特に吉岡秀隆さんの民放連ドラ出演は久しぶりなので良い作品になってほしいですね。脚本は金子茂樹さん。安定感のある脚本家さんで、「俺の話は長い」と同じホームドラマに期待です。監督はこちらも日テレで数々のヒット作を手がけてきた中島悟さん。面白いドラマになりそうです。
水10『パリピ孔明』(9月27日~)フジテレビ
出演:向井理、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、アヴちゃん、ELLY、ディーン・フジオカ(ナレーター兼任)、森山未來 他
原作:四葉夕卜(原作)、小川亮(漫画)「パリピ孔明」
脚本:根本ノンジ(☆「正直不動産」☆「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」)
音楽:近谷直之(三井のリハウス 他 数々のCM音楽を担当)
挿入歌:幾田りら・上白石萌歌「DREAMER」、薔薇園アヴ・今井了介「I’m still alive today」、MEZZ・Dr.Pay・菅原小春「Running out」、PURPLE NIGHT・関口メンディー「SO SO」 他
演出:渋江修平(「シリーズ・江戸川乱歩短編集」、他 数々のCM・MVを担当) 他
プロデュース:髙木由佳(企画)、八尾香澄
向井理さん演じる中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女(上白石萌歌さん)を軍師のごとく成功に導いていく音楽青春コメディー。すでに1話見ているので予想のしようがないのですが・・・。笑 なかなかトンデモない世界観の作品をどのように実写に落とし込むのか、この辺は個人的に演者や脚本以上に監督の手腕が問われる部分だと思っています。その点、ミュージックビデオやCMディレクターをされているらしい渋江修平監督は上手く映像化してくださるのではないかなと考えております。(懸念点として長編ドラマの代表作が少ないのが気になりますが、そこはとりあえず1話で払拭されました。)もちろんキャストも個性豊かで、脚本は原作実写化に定評のある根本ノンジさんです。
木曜ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(10月19日~)テレ朝
出演:菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、松岡茉優、白山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、田中哲司、三田佳子 他
原作:入江喜和「ゆりあ先生の赤い糸」
脚本:橋部敦子(☆「僕らは奇跡でできている」☆「フリーター、家を買う。」)
音楽:菅野祐悟(☆「罠の戦争」☆「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」)
主題歌:矢井田瞳「アイノロイ」
監督:金井紘(☆「グッド・ドクター」☆「ナオミとカナコ」)、星野和成(「未来への10カウント」「イチケイのカラス」)、竹園元(「リエゾン-こどものこころ診療所-」☆「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」)
プロデュース:内山聖子(エグゼクティブ)、峰島あゆみ、中込卓也、山形亮介、新井宏美
手塚治虫文化賞大賞受賞作品を菅野美穂さん主演で実写化。現代の新しすぎる主婦ヒロインが夫の介護、愛人との同居、嫁姑問題を痛快に乗り越えるんだそうです(そんな話なの??笑)。脚本は「フリーター、家を買う。」や「僕シリーズ」の橋部敦子さん。私が最も好きな脚本家です。個人的にテレ朝との相性があまり良くなかった気がするので、そこだけ心配ですが・・・。社会派ヒューマンドラマの秀作になることを期待しています。劇伴音楽は「昼顔」「ハケンの品格」などの菅野祐悟さん。監督は「コントが始まる」「僕だけが17歳の世界で」などの金井紘さん。元フジテレビのディレクターさんで恋愛ドラマの演出に定評のある方です。プロデューサーは「黒革の手帖」「ドクターX」などのヒットメーカー内山聖子さんです。
木曜劇場『いちばんすきな花』(10月12日~)フジテレビ
出演:多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、齋藤飛鳥、臼田あさ美、仲野太賀 他
脚本:生方美久(☆「silent」☆ヤングシナリオ大賞「踊り場にて」)
音楽:得田真裕(☆「アンナチュラル」☆「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」)
主題歌:
演出:髙野舞(☆「アライブ がん専門医のカルテ」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」) 他
プロデュース:村瀬健、唯野友歩
4人の男女による“友情”と“恋愛”、そしてそこで生まれるそのどちらとも違う“感情”を描く物語。昨年、社会現象とも言われたドラマ「silent」の制作陣が集結。私はまだ完走していなかったので、なんとか本作の初回までに見ようと思います。「いつ恋」「14才の母」などのヒットメーカー村瀬健プロデューサーが、久しぶりに手がける連続ドラマで、脚本はヤングシナリオ大賞を受賞されたばかりの生方美久さんという未知の布陣で、「silent」というヒット作が生まれたのは今考えてもシンプルに凄いですよね。そんな前作からまだ1年しか経っていませんが、本作は若干キャストの平均年齢が上がり、男女4人のクアトロ主演による大人の恋愛ドラマを制作するそうです。「あなして」から続く木曜劇場大人のドラマ回帰路線は続けていくようですね。ダークホースだった前作とは異なり、今作は注目度が上がり放送前から極端に厳しい目を向けられている印象なので頑張ってほしいです。監督は、「silent」のチーフディレクター風間太樹さんは参加されず、代わりに3,6,8,10話の髙野舞さんが担当されます。髙野監督は「昼顔」「あなして」など同局の西谷弘監督作品に多く携わってる方なので、「silent」の制作陣でありながら、また違う大人の恋愛ドラマを作り上げてくださることに期待します。劇伴音楽は引き続き得田真裕さんです。それにしても今期のフジテレビは主演が多いですね。笑
金8『ハイエナ』(10月20日~)テレ東
出演:篠原涼子、山崎育三郎、瀧本美織、中尾明慶、久保田悠来、マキタスポーツ、大友花恋、八木勇征、高橋克典 他
原作:「ハイエナ(HYENA)」
脚本:佐藤嗣麻子(☆「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」☆「アンフェア」シリーズ)
音楽:福廣秀一朗(☆「何曜日に生まれたの」☆「ドクターホワイト」)
主題歌:Da-iCE「ナイモノネダリ」
演出:土方政人(☆「知ってるワイフ」☆「謎解きはディナーのあとで」)、小林義則(「ヘッドハンター」☆「アンフェア」シリーズ)
プロデュース:濱谷晃一、清水俊雄、栗原美和子、久松大地
韓国で放送された弁護士ドラマ「ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-」をリメイクした作品。主演の篠原涼子さんと脚本の佐藤嗣麻子さんは「アンフェア」のタッグ。また、「アンフェア」の共同テレビが制作協力に入ります。
金9『うちの弁護士は手がかかる』(10月13日~)フジテレビ
出演:ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこ 他
脚本:服部隆(「赤いナースコール」「正しいロックバンドの作り方」)、おかざきさとこ(「あなたがしてくれなくても」☆「正しいロックバンドの作り方」)、西垣匡基(☆映画「犬、回転して、逃げる」「信長未満 -転生光秀が倒せない-」)
音楽:川井憲次(☆「科捜研の女」シリーズ、☆「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」)、fox capture plan(☆「ノッキンオン・ロックドドア」☆「コンフィデンスマンJP」)
主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」
演出:瑠東東一郎(☆「浦安鉄筋家族」☆「おっさんずラブ」シリーズ)、相沢秀幸(☆「競争の番人」「グッド・ドクター」)
プロデュース:金城綾香、藤島陽子
漫画原作かと思っていたらこちらもオリジナル作品でした。新枠一作目としては弁護士ものでベタなテーマを持ってきているものの、変わり者の弁護士を支える元敏腕マネージャーが主人公という設定や、主題歌にザ・ローリング・ストーンズを起用したり、劇伴に「BORDER」の川井憲次さんと「カルテット」「コンフィデンスマンJP」のfox capture planを起用する音楽へのこだわりなどでなんとか差別化しようとしているのは伝わってきます。あとは瑠東監督の演出がハマるかどうかですね。
金曜ドラマ『フェルマーの料理』(10月20日~)TBS
出演:高橋文哉、志尊淳、小芝風花、板垣李光人、白石聖、細田善彦、久保田紗友、朝井大智、フェルナンデス直行、井頭愛海、八木アリサ、木田佳介、ジュア、及川光博、宮澤エマ、宇梶剛士、高橋光臣、仲村トオル 他
原作:小林有吾「フェルマーの料理」
脚本:渡辺雄介(☆「未満警察 ミッドナイトランナー」☆「ST 警視庁科学特捜班」)、三浦希紗(「育休刑事(デカ)」、☆映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」)
音楽:木村秀彬(☆「オールドルーキー」☆「グランメゾン東京」)
主題歌:10-FEET「Re方程式」
演出:石井康晴(☆「テセウスの船」☆「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」)、平野俊一(☆「マイファミリー」☆「インハンド」)、大内舞子(「王様に捧ぐ薬指」「凪のお暇」)
プロデュース:中西真央
夢破れた天才数学少年が謎に包まれた料理界のカリスマとともに数学的思考で料理という難題に向かって立ち上がる、青春ストーリー。もとい料理とイケメンを愛でるドラマです。もう予告で制作陣の魂胆は確信しました。笑 髙橋文哉さんに志尊さんをはじめキャスティングにも死角はありません。脚本は「未満警察」や「dele」2話の渡辺雄介さん。劇伴音楽は木村秀彬さん。私は木村さんの「グランメゾン東京」や「Chef〜三ツ星の給食〜」とか料理ドラマのサントラも好きなんですよね。監督は「花より男子」シリーズの石井康晴さんです。
土曜ドラマ『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』(10月14日~)日テレ
出演:菊池風磨、山田杏奈、白洲迅、松田元太、鈴木もぐら、猪塚健太、結木滉星、市川由衣、本郷奏多、石野真子、石田ひかり、光石研 他
原作:慎結「ゼイチョー!〜納税課第三収納係〜」
脚本:三浦駿斗(「弁護士ソドム」☆「オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜」)
音楽:井筒昭雄(☆「妖怪シェアハウス」☆「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」)、chakia
主題歌:
演出:河合勇人(☆「未来への10カウント」☆映画「都会のトム&ソーヤ」)、鯨岡弘識(「それってパクリじゃないですか?」☆映画「Kay」)
プロデュース:松本京子(チーフ)、大倉寛子、岩崎秀紀、金澤麻樹
滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員の姿を描くヒューマンエンターテインメントドラマ。何か最近「シッコウ」というドラマをテレ朝がやってましたからね。ユニークなお仕事ドラマだと良いですね。コミュニケーション能力が高く財務省を辞めて徴税吏員になった主人公を菊池風磨さんが、仕事熱心な新人徴税吏員役を山田杏奈さんが演じ、他に石田ひかりさんや光石さんら豪華キャストが脇を固めます。脚本は「オクトー」の三浦駿斗さん。音楽は「ハコヅメ」などコミカルな劇伴に定評のある井筒昭雄さん。監督は「みらてん」などの河合勇人さんです。
日曜劇場『下剋上球児』(10月15日~)TBS
出演:鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、明日海りお、山下美月、きょん、中沢元紀、兵頭功海、伊藤あさひ、小林虎之介、橘優輝、生田俊平、菅生新樹、財津優太郎、鈴木敦也、福松凜、奥野壮、絃瀬聡一、鳥谷敬、伊達さゆり、松平健、小泉孝太郎、小日向文世 他
原案:「下剋上球児」
脚本:奥寺佐渡子(☆「最愛」☆「Nのために」)
音楽:jizue(☆アニメ「星合の空」)
主題歌:Superfly
演出:塚原あゆ子(☆「最愛」☆「アンナチュラル」)、山室大輔(☆「キワドい2人-K2- 池袋署刑事課 神崎・黒木」☆「ごめんね青春!」)、濱野大輝(「ペンディングトレイン ―8時23分、明日 君と」「婚姻届に判を捺しただけですが」)
プロデュース:新井順子、黎景怡(編成)、広瀬泰斗(編成)
高校野球を通じて、現代社会の教育や地域、家庭が抱える問題や愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。野球ドラマで主題歌がSuperflyさんというのに期待が高まりました。主演は「TOKYO MER」のヒットで日曜劇場俳優になりそうな鈴木亮平さん。他に黒木華さん、井川さん、生瀬さん、小日向さんら豪華キャストが脇を固めます。生徒役にも期待です。脚本・演出・プロデューサーは「最愛」「Nのために」などの制作陣。新井プロデューサーをはじめ数々のヒット作を手がけた方々ですが、高校球児たちをどう描くのかは未知の領域です。日曜劇場×野球といえば社会人野球を描いた「ルーズヴェルト・ゲーム」もありますが、とにかく面白くなってほしいです。
日10『たとえあなたを忘れても』(10月22日~)ABCテレビ
出演:堀田真由、萩原利久 他
脚本:浅野妙子(☆「八日目の蝉」☆「ラスト・フレンズ」)
音楽:平野真奈(☆映画「42-50 火光」「ホットママ」)、福廣秀一朗(☆「何曜日に生まれたの」☆「ドクターホワイト」)
主題歌:
演出:大谷健太郎(☆「ある日、アヒルバス」☆映画「とらばいゆ」)、髙石明彦(「教場」、映画「新聞記者」※プロデューサーとして)
プロデュース:清水一幸(企画兼任)、辻知奈美、髙石明彦、高橋香奈実
朝日放送のドラマ枠第3弾。ここまで脚本家の色を前面に押し出してきていた本枠ですが、今作もそのような仕上がりになりそうですね。夢を失い生活苦に陥ったピアノ講師の女性と、記憶を失ってしまう「解離性健忘症」という障害を抱えキッチンカーを運営する青年の恋物語を描いたヒューマンラブストーリー。主演は連続ドラマ初主演となる堀田真由さん。脚本は「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」などの浅野妙子さん。プロデューサーは前々作から引き続き「最高の離婚」「昼顔」などの清水一幸さんです。
日曜ドラマ『セクシー田中さん』(10月22日~)日テレ
出演:木南晴夏、生見愛瑠、毎熊克哉、川村壱馬、前田公輝、安田顕 他
原作:芦原妃名子「セクシー田中さん」
脚本:相沢友子(☆「ミステリと言う勿れ」☆「鍵のかかった部屋」)
音楽:
主題歌:
演出:猪股隆一(☆「リバーサルオーケストラ」☆「コントが始まる」)、伊藤彰記(「だが、情熱はある」「過保護のカホコ」)
プロデュース:三上絵里子(チーフ)、大井章生、田上リサ
昼は変人扱いされているOL、夜はレストランでベリーダンスを踊るダンサーの顔を持つアラフォー女性・田中と周辺人物を描く。主演は地上波の民放プライム帯の連続ドラマ初主演となる木南晴夏さん。脚本は「ミステリと言う勿れ」などの相沢友子さん。監督は「リバーサルオーケストラ」などのヒットメーカー猪股隆一さんです。
民放プライム帯のみ大まかにまとめましたが、他に連続テレビ小説「ブギウギ」「きのう何食べた? season2」「あたりのキッチン!」などは見る予定です。こうして見ると、本当に原作ありのドラマって減りましたね。ほとんどがオリジナル。ジャンルも豊富でどれを見ようか迷います。放送枠が増えたことで質の低下を危惧する声もあるようですが、個人的にあと4~5年国内ドラマ好きでいるつもりの方は、この1~2年は我慢の時だと考えています。
ドラマ枠が増加することで、今は枠が少なかった頃の感覚や人数でドラマが制作されているのだと思いますが、徐々にドラマで活躍する俳優さんが増え、制作陣が増えることに期待します。
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