新幹線越しに壁画を見る

新幹線で明石の方で海沿いを見ていると

NIKKOと言う会社の壁画を見ることができる。

コンクリートのプラント会社の壁に
企業広告として描いたKOMEsenninの壁画だ。

ネットでは知っていた壁画を新幹線に乗ってる最中に思わず驚き、写真を撮ろうとした。

スマホを取り出し、ロック解除をしようとしている間に壁画は左から右へ風景と一緒に流れていった。


めちゃくちゃ見たかった壁画だったのにすごく後悔の念に遮られた。よくある話かもだけど何かのパフォーマンスを目の当たりにしたときスマホで撮影している人を見かける。(前提として撮影OKの状況である)

そのときこの人はスマホの画面越しにしかそのパフォーマンスを見てないんじゃないかと思うことがよくある。


パフォーマンスを生で見ることが一番大切なのにその人を見ずしてスマホの画面越しにその人を見ることが果たしていいことなんだろうかと。だから僕はスマホで撮るにしろ画面は見ずに大体で撮影し、目線はその方のパフォーマンスに向けるようにしている。


撮ることに集中しすぎると生の現場感とか雰囲気とかまで吸収できないんじゃないかと言うことだ。


目の網膜から伝わる情報は脳へ行き、その情報量は水下である目から水上である脳は届く情報はわずかに20%とされている。対照的に80%から90%に及ぶ情報は脳から目の網膜に伝わるそうだ。複雑な知覚神経の働きは見たもの全て消化していくらしい。


撮ったものに関してスマホで見返すことがあまりない人間なのでなるべく生で目の前で起こったことを見たいし、それを目線で記録もしたい。

なので新幹線から流れる景色に対してとか、
瞬時に現れたもの(UFOとかツチノコとか)が仮に目の前に出てきたら
スマホ取り出して撮影よりしっかり目に焼き付けたいなって思う。

後から人に見せることより大事になこともあるんじゃないかな。

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