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フウガドールすみだ第3章の開幕

来たるFリーグ2024-2025シーズンに向けて各チームが始動。
私の箱推しであるフウガドールすみだも岡山新監督のもと始動した様子。

新シーズンに向けて新入団選手も発表され、いろいろ妄想が膨らむといった意味では今が一番楽しい時期かもしれない。
とはいえ、昨シーズンの結果が消えるわけではないのでちょっとだけ振り返りつつ、最後は期待と希望に満ち溢れた感じで締められたらいいなぁ、と。


第1章から第2章へ

ちょっとだけ昔話。
フウガドールすみだはもともと「須賀氏(現フットサル女子日本代表監督)とその仲間たち」で作られたチーム。
そんなチームがその後、全日本選手権で優勝し、地域リーグで無双し、満を持してFリーグに参入。
そしていくつかの季節が過ぎ、チームの礎を築いた仲間たちが続々と卒業、最終的には須賀氏も2020-2021シーズンをもってフウガドールすみだの監督を退任し、フウガドールすみだの第1章は終わりを迎えた。

第2章の始まり

もうちょっとだけ昔話。
「須賀時代」ともいうべきフウガドールすみだの第1章が終わり、その志を受け継いだ者たちによりフウガドールすみだ第2章が始まった。
須賀氏の退任後、フウガドールすみだはまずは荻窪氏、その後北隅氏を監督として招聘した。
両氏ともにフウガドールすみだにルーツを持つわけではないものの、まずは下部組織の指導を経験させたのちに、満を持してトップチームの監督に据えるという手法で、フウガイズムを途切れさせることなく伝承させてきた。

荻窪氏はリーグ戦での優勝は果たせなかったものの、全日本選手権の優勝を花道に退任。
その後を任された北隅氏は5年計画を掲げ、エース清水和也の抜けた穴を全員でカバーするべく、多くの若手を起用しながらシーズンを戦うという決断を下した。

2023-2024シーズンの苦しみと第2章の終焉

そして迎えたFリーグ2023/2024シーズン。
フウガドールすみだは大げさでもなんでもなくF2リーグへの降格の危機にあった。
結果的に降格は免れたもののリーグ戦の成績はFリーグ参入後最低の11位(ファイナルシーズンの結果としては10位)。最も苦しいシーズンを送ったことは間違いない。

そして「育成」と「結果」のどちらが優先事項か、という答えのない指導者の永遠の課題と戦い続けた北隅氏はわずか1年で退任することとなり、その退任コメントは悔しさが大きくにじみ出ているものであった。

そして第3章へ

そんなフウガドールすみだは、2024-2025シーズンに向けて大きな改革を決断した。
新監督として岡山孝介氏を招聘したのである。


これまでの内部昇格式とは方針を180度転換し、バルドラール浦安、ペスカドーラ町田、しながわシティとFリーグのクラブを渡り歩いた名将にクラブの再建をかけた。

テンション、パッションよりアルゴリズム、インテリジェンス。

岡山氏はフウガドールすみだにルーツがあるわけでもなく、いわゆるフウガらしさ、とは真逆のイメージがある。
とはいえ、試合中の振る舞いを見ていると熱くなる部分も持ち合わせているのは想像に難くないので、良い相乗効果が生まれてくれればいいなと考えている。
実はフウガドールすみだの選手には、根が真面目な人間が多かったりするので、そういった意味では岡山氏と合うのかもしれない。

岡山監督はどういったチーム作りをしていくのかなぁ、どういうセットを組むのかなぁ、3-1にするのかなぁ、4-0にするのかなぁ、面白いセットプレーやるかなぁ、早く公開トレーニングマッチやってくれないかなぁ、と今からワクワクが止まらない。
これだけで丸一日話し込めるし、ご飯も何杯でもいける。

と書いていたところに更なるビッグニュース。
それぞれFリーグクラブの監督を務めていた鳥丸氏、北氏がコーチに就任とのこと。

鳥丸氏は昨シーズンまでYSCC横浜の監督として、リーグ屈指の1stセットを軸に自他ともに認める魅力的なフットサルを展開していた。
フットサルを普及するための自身の活動との兼ね合いで監督を退任したと風の噂で聞いていたが、まさかコーチに就任するとは。
正直、岡山監督と鳥丸コーチの組み合わせなんて他チームからすると垂涎の的なんじゃなかろうか。このまま日本代表を率いていてもおかしくない組み合わせ。

続いて北氏は昨シーズンまでリガーレヴィア葛飾の監督を務めていた。昨シーズンはあまりリガーレの試合を見ていないので北氏のフットサル観は不明だが、監督経験者がコーチに就任するのはとても心強い。
バッファローズ、ウイングスの監督も兼任ということで、トップチームの意向を下部組織まで行き渡らせるための潤滑油的な役割も求められているはず。

もうひとつの第3章

第3章と銘打ったのにはもう一つの理由がある。
SNSを見ている限り、長年クラブを日陰から、というよりはもうほぼほぼ日なたで支えてきたフロントスタッフの入れ替わりもあるようで、ここも大きな転換期を迎えている。

競技として勝つこと。
興行としてファン、サポーターを楽しませること。
企業として一定の成果を収めること。

これらをすべて同時に成し遂げるのは非常に困難で、それに向かって日々活動をしてくれたフロントスタッフの皆さんにこの場を借りて感謝を伝えたい。
新しいフロントスタッフ陣とも「フウガドールすみだ」を微力ながら一緒に育てていきたいなと考えている。


さらにさらに気になる発表が4/8にあるそうで。

これ以上寝かせるとどんどん古新聞になっていくのでここらで一度公開してしまおう。
気分が乗れば次回は2024-2025シーズンの選手紹介の予定。

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