フウガドールすみだの愉快な仲間たち2024-2025

オーシャンカップの初戦を控えて滑り込み投稿。
思ったより時間がかかったな。話半分程度によければどうぞ。
※この記事はフィクションです。


GK

#1岸将太(コジータ)

小柄なサイズながら元気いっぱいでチームの盛り上げ隊長も務めるあだ名の由来は言えない人その1。
プレー時のヘッドギアが特徴的で子供たちからの人気はバツグン。
昨昨シーズンに檜山昇吾(現立川)から正GKの座を奪い、昨シーズンは正GKとして1年を過ごしたものの、シーズン最終盤はケガの影響で出場できず。
ヨガで鍛えた体幹で勢いに乗ったときはどんなシュートも止めちゃう。多少のおっちょこちょいミスはご愛敬。
足元の技術が極端にない、というわけではないのだが、ゴールキーパー攻撃時は見るからに自信なさげ。岡山新監督がキーパー攻撃をオプションとして取り入れるのであれば、ちょこまか小股スタイルは要改善。
似たタイプの補強や若手の突き上げもあるので今シーズンは特に正念場か。

#2伊名野慎(シン・イナノ)★新加入

まだ23歳ながら浦安、浜松、町田と渡り歩き、昨シーズンやっとボルクバレット北九州で正GKの座をつかみ1シーズンを過ごしたことでしっかりと経験を積んだ。
U20の日本代表経験もあり#1コジータと正GKの座を争う筆頭候補。
#1コジータの生き別れた兄弟、と言っても差支えがないくらいに、サイズ、スキル、テンションなどなど全体的に同じタイプのGK。
ゴールキーパー攻撃においては#2シン・イナノの方がやや優勢。
間違いなく言えることは今まで以上に騒がしくなること。
昨シーズンは岡村康平、清水和也の退団により「ベンチ力」が不足していたようにも見えるので、#1コジータとどちらかがベンチにいるとするならば、フウガらしい騒がしさが戻ってくることにも期待。

#12入江悠斗(ユウト)☆特別指定

昨シーズンU18世代の国内のタイトルを総なめにしたフウガドールすみだファルコンズの不動の守護神であり、昨シーズンFリーグデビューも果たしたフウガの未来を担う期待のGK。
高校を卒業し今年から大学に進学。今シーズンはバッファローズ登録ながら特別指定で正GKの座を狙う。
うまくいっている時でも反省を欠かさないほど、もう少し遊びを持たせてもいんじゃないかなと思うくらいに超が付くほどマジメでストイック。
TOPチームの練習が平日午前中のため、#12ユウトに限らず学生選手にとっては練習参加できるスケジュール調整が一番の難関。
そこがクリアできれば間違いなく正GKの座は近い。

#38松谷健吾(マツケン)★昇格

2022シーズンの特別指定で悔しい思いをしたのち、バッファローズで研鑽を続け、関東1部リーグへの昇格を置き土産に満を持して昇格を果たしたフウガのマツケン。
名前と背番号をマツケンサンバ(38)で覚えてあげてください。
キーパー攻撃を多用していたバッファローズで足元の技術も向上し、#1コジータと#2シン・イナノの正GK争いに割って入る。
その2人にはない恵まれたサイズは間違いなく武器。
「でかいだけ?結構じゃないか。体力や技術は身につけさすことは出来る… だがお前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな。立派な才能だ。」by田岡@陵南

FP

#4諸江剣語(ケンゴ)

今シーズンも健在のプリケツがチャームポイントのフウガの生き字引。
キャリア晩年にポジションを下げる選手が多い中、ここ数シーズンはかつてのFIXOからALAにポジションを上げ、それでも変わらずチームの主力中の主力を担う。
緊急時には当然FIXOもこなすし、若手と組んだ際には試合中にクリニックかと思うような声掛けをしながらプレーをするなど、結局#4ケンゴと#5リュウタが一番フットサルが巧いという事実を突きつけられた昨シーズン。
監督が変わり求められる役割も現段階では分からないが、欠かせない選手であることには間違いない。
強いて言うなら得点力を求めたいところだがそれは贅沢というもの。
1シーズンに一度見れるか見れないかの大技、一人裏街道とも言うべき、あっち向いてほいドリブルは必見。

#5星龍太(リュウタ)

#4ケンゴと並びフウガのフットサルの巧い2大巨頭。
ケガの影響で出場試合や出場時間が限られているものの出場した時の存在感は抜群。
正直、勝手に昨シーズンでの引退もよぎっていたところからの現役続行で、少なくともあと1年見られるうれしい限り。
その体格からフィジカルに頼りがちに思われるが、実体はこんな素人のどんな質問にもわかりやすく言語化して伝えてくれる努力家であり理論家。
守備の安心感はもちろんのこと、攻撃時のPIVO当ての美しさをぜひ見ていただきたい。FIXOの位置から釣りだされた時の単純なスピード勝負ではやや分が悪い場面も少々。
もちろん今シーズンもいてもらわないと困るが、ベンチで見ててくださいよ、というくらいの若手の奮起にも期待したい。

#9清水誠也(セイヤ)

長い手足顎が魅力のフウガが誇る生え抜きの大型PIVO。(ちょっと武者修行に出てたけど。)
若手とベテランの間を取り持つチームの兄貴分。
前線でしっかり収まり時間を作れるうえに守備での貢献度も高い。そして、実はめっちゃ足速い。
欲を言えばもう少し得点という結果が欲しい。もう少し強引に行ってもいいのになぁという場面もちらほら。
昨シーズンのフウガはリーグ最少得点。フウガが順位を上げるためには#9セイヤが得点王争いをするくらいの奮起が必要。

#11畠山勇気(ユウキ)

U-20の日本代表でもキャプテンを務めた経験のあるフウガのキャプテン。
どんな状況でも決して下を向かないミスターポジティブ。
PIVO、ALA、FIXOとどのポジションもそつなくこなす。一方、このポジションで行こう、という明確な武器がないのも事実。
個人的には、スピードとフットサルIQを生かしてALA>PIVO>FIXOかなぁ。
便利屋で終わらないためにはもう一段階成長する必要があるし、みんなが期待しているので成長してほしい。
#11ユウキが自他共に認めるリーグを代表する選手になった時がフウガがリーグ優勝を手にする時だと思っている。

#13西田泰人(ニッシー)

昨シーズン途中での昇格ながら、与えられた出場機会で確実に結果を残しブレイク。
低迷したフウガにおいて唯一といってもいい明るい材料。
理系人間らしくクリティカルシンキングができるので、密かに岡山新監督のフットサルに合うんじゃなかろうか、と期待している一人。
前への推進力、豊富な運動量、思い切りのいいプレーが魅力。
Fリーグデビュー年を順調に過ごした選手が伸び悩むケース(いわゆる2年目のジンクス)も見受けられるが、謙虚にそして大胆に乗り越えてもらいたい。

#14根本佑(ユウ)

2022-2023シーズンは#9セイヤとのコンビネーションとシュート力を武器に一気に才能が開花。
飛躍が期待された昨シーズンは2023年の全日本選手権で負ったケガの影響でやや出遅れ、出場機会にあまり恵まれなかったレフティー。
得意技は体の後ろを通すインサイドでのトンパ。
左利きは1セットに1人は欲しいものの2人は多い、というワガママなジレンマがあるため左利き枠は昨シーズンと同様に競争が激しいが、フウガ在籍の左利きの中で唯一ドリブルで勝負できるタイプなのでそこを武器にレギュラーを狙いたい。

#15福田亮(ジエイ)★新加入

残念ながらF2降格してしまったエスポラーダ北海道からなんでもできるユーティリティプレイヤーが新加入。
航空自衛隊に勤務していた経験があることからニックネームは自衛隊の「ジエイ」。
2022-2023シーズンにしながわシティにて10番を背負い岡山監督の下でプレーしており、誰よりも岡山新監督のフットサルを理解しているため、それをチームに浸透させる役割も担う。
ポジションはALA、および偽PIVOが予想されるが、3-1にもクアトロにも対応できる柔軟性を持ち、Fリーグでの経験も十分なため戦力として計算できる。
ときどき一発逆転のギャンブル的なプレーを狙うようなイメージがあるので、そこが吉と出るか凶と出るか。

#16伊藤諄哉(ジュンヤ)☆特別指定

昇格は果たせなかったものの昨シーズンに続き特別指定でチャンスを得た生粋の墨田っ子のミスターワンタッチゴーラー。
出場時間あたりのゴール率や、ボールタッチ数あたりのゴール率はFリーグ屈指で、出場するととりあえず得点のにおいがプンプン。
フットサルが巧い選手も必要だが得点をとれる選手も同様に必要で「そこにいることが大事」と言われることが多いフットサルでは一つの才能。
どうしても線の細さが目立つのと、何よりもディフェンスの軽さは要改善。どのくらい軽いかというとそのへんの羽毛布団より軽い。
昨シーズンで自分の長所短所ともに把握できたはずなので、今シーズンの更なる飛躍とTOP昇格を期待したい。

#17栗本博生(クリ)

プレー中のオラツキ具合と普段の柔らかさのギャップがたまらないと一部で好評。さらに年々垢ぬけてイケメン度が増していっていると巷で噂。
本人は不本意かもしれないが「困ったときの#17クリ」と言わんばかりのチームに欠かせないスーパーサブ。足が遅いのとシュートが弱い以外は全てをハイレベルでこなす。
まじめな選手が増えてきた今では絶滅危惧種の相手の嫌なところを突くフウガのマリーシア担当で、セットプレーの相談をしている相手チームの話を盗み聞きしに近づいてみたり、相手コーナーキックのボレーに対する浮き球のクリアが間に合わないので両手を挙げて手を振りながらボールの軌道が見えないように邪魔してみたり。
卒業した宮崎暁なんかもこの辺が得意で、競技スキル以外のこういう面もぜひ若手は見習っていってほしいなぁと思う。

#18北村弘樹(ヒロキ)

おそらく各チームのPIVOに一番嫌がられてるFリーグ屈指の対人戦の鬼。
背番号18も継承したが普段のちょっと毒っ気のあるユーモアも渡井博之に近い。
#4ケンゴと#5リュウタがともに現役としてのゴールが見えてきている中でフウガのFIXOとして君臨し続けてほしい選手。
ポテンシャルは誰もが認めているが長所と短所がはっきりしていて、人に対しては無類の強さを発揮するもののスペース管理が若干苦手だったり、基礎技術は高いものの局面での認知判断がもう一つなのがもったいない。
これまでの監督は長所を生かして起用してくれていたが、岡山新監督は緻密なフットサルをする気がするのでそこの判断や如何に。

#19甘利斗亜(トウア)

その名の通り甘いマスクのイケメンレフティー。
TOPチームには定着しているがなかなか出番に恵まれず、出場した際もあまり爪痕を残せていない印象。
しかし、左利きのPIVOという個性は唯一無二で、その左足から繰り出される強烈なシュートは大きな魅力。
またその顔に似合わず泥臭いプレーも厭わない。物怖じしないガッツもあり、さらに多少のミスでは動じない鋼のメンタルの持ち主。
個人的には相手を背負ったプレーよりも前を向いてのプレーのほうに魅力を感じるので、ライバルは多いがALAとして開花してほしい。

#23丹羽脩人(ツル)★新加入(復帰)

鬼塚祥慶の退団後、長らく不在だったフウガ待望のドリブラーが満を持して復帰。
退団後も人気は根強く、スマートな見た目と低音ボイスのギャップに萌死にする人もいるとかいないとか。
フウガ在籍時にはドリブルしかない、という印象だったが、昨年まで在籍したしながわシティで岡山監督の下、フットサルのスキル全般がレベルアップした。
それでもやはり一番の武器はドリブル。
しながわシティ時代は主にポイントでの起用だったが、フウガにはライバルとなるドリブラーが存在しないため、出場時間の増加が見込めそう。
膠着した試合を個人技で打開することを求められると思うし、それが十分可能だと思っている。

#24川崎柊音(バイク)★新加入(復帰)

リガーレヴィア葛飾での一年間の武者修行から復帰。
前回の在籍時にはFIXOとして起用されるも守備面でのミスから監督の信頼を得ることができずに徐々に出場機会を減らす結果となった。
(ミスはミスとしても緊急出場のケースだったりしたので、もう少し我慢して使ってあげてもいいのになぁと思うくらいにはかわいそうな側面もありつつ)
今期は引き続きFIXOとして勝負するのか、はたまたユーティリティ性を見せて出場機会を増やすのか。
まだ守備面での不安定さがあるのは否めないが、足元の技術や前への推進力は確か。F2とはいえ試合に出場することでしか経験できないものもあるはずでどれだけ成長しているか楽しみな選手。

#27羽生恒平(コウヘイ)☆2種登録

フウガのみならず日本フットサル界の希望の星。
昨シーズン高校1年生ながらFリーグに初出場した試合で初得点。15歳6カ月29日で達成したそれでFリーグ最年少得点記録を更新した。
プレースタイル的には得点をガンガン取るようなわかりやすいタイプではなく、どちらかというと玄人受けするタイプなのだが、こういった「持っている」ところもスター性を感じさせる。
フットサル日本代表の合宿にもコンスタントに招集されており、その期待の高さがうかがえる。
学業優先のため午前中に行われているTOPチームの練習への参加はなかなか難しいが、それでも試合に使いたいと思わせる何かがあるのだろう。
試合中の所作はおよそ高校生とは思えず、まるでベテラン。全員が攻め気になっているときに冷静にバランスをとってみたり、#4ケンゴにプレー中に指示を出して見たり。
昨シーズンの1年間で身長もだいぶ伸びるなど成長期のおかげで懸念材料だったフィジカル面もだいぶ改善。このままケガだけには気を付けて焦らず順調に成長してほしい。

#36中田秀人(カツ)

永遠の若手っぽいが今や押しも押されもせぬフウガの顔。あだ名の由来は言えない人その2。
名コンビだった清水和也が移籍した昨シーズンはゴール数、アシスト数ともに大きく数字を下げ消化不良。
以前は横向きのトラップが多かったが、最近はドリブルでの仕掛けも見せるなど着実にバージョンアップ中。
チーム1の運動量とさらに1対1のディフェンスの強さも健在。
カツの出来がチームの成績を左右すると言っても過言ではない。やってくれるだろうしやってもらわないと困る選手。

#63星翔太(ショウタ)★新加入(復帰?)

今シーズンのサプライズ枠。
私がフウガを見始めたころにはすでに浦安の選手でずっと「星翔太」と呼んでいたので、ショウタと呼ぶべきか星さんと呼ぶべきか翔太さんと呼ぶべきか無駄に悩んでいる。
バルドラール浦安、名古屋オーシャンズ、そして海外リーグや日本代表での活躍は記憶に新しく、経験や実績は文句なしで期待せざるを得ない。
年齢的なマイナスは若干あるとしても仮に現役最終年に近いパフォーマンスだとした場合、#9セイヤのみだったPIVOのポジション、二桁得点をとれる能力、チームを鼓舞するキャプテンシーと昨シーズンのフウガに不足していたものがすべて埋まるのは非常に大きい。
懸念はやはり2シーズン競技から離れていたことによるブランク。
そんなことは本人も周りも承知だし外野がどうこう言うことではないが、本人のストイックな性格的にそれが問題になるとは思えない。しかも、それが原因でパフォーマンスが出ない場合に起用するような監督ではないだろうし、なにより#63ショウタ本人がそれを良しとしないのではないかとも思う。
誰もが未知数の今シーズンの#63ショウタを楽しみにしよう。

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