さくらの森の様子が変化していきます。
今日の課題は、45分間森で過ごすこと。
- 暗い、虫だらけ、じめじめ、寂しい、入るのが嫌!
そんなことを言っていた子供たちですが、「やったーーー!!」「いえーい!」と大盛り上がり!
木に登ったり、
鬼ごっこして走り回ったり、
フカフカのグランドシートの上にゴロッとしてみたり、
球根を見つけたから、ここで栽培したいね〜と相談がはじまったり、
ひたすら穴掘ってみようぜ、と発掘作業がはじまったり、
ヘビを発見し、クラスで飼う飼わないの会議が行われたり、ヘビに餌をあげてみよう!とヘビの知識を集めて、「ヘビが好む虫を捕まえるぞー!」と虫取りに奔走したり、
「ビニール袋ください!」と何を始めるのかと思ったら、森の清掃活動が!!
ただただ散策してみたり、
前回の森の手入れで学んだ水脈づくりに精を出したり。
“これから”をかんがえる
森で過ごした後は、教室に戻って今日何をやっていのかを書き出してもらいました。
そして、赤いチョークでは、「これがあったらもっと楽しくなるのにな」という材料を書き出してもらいました。
今日は45分だったけど、次回は90分かも。それがあと何回も続くとしたら、君たちはどう過ごす?
今日の過ごし方、ずーっと続けると飽きてしまうかも。ではどうしたら、何をしたら、今日感じた「楽しいー!まだ居たいー!」をずっと感じることができるのだろう。
この問いへのアプローチが、このプロジェクトの核になります。
そして、この森を4クラス、約140人で共有していくことも、大きな課題です。
クラス内で、やりたいことが異なるメンバーで活動エリアが重なったらどうする?
人数や時間割の都合もあって、学年全員で一斉にここで活動することはできません。
やりたいことを、クラスを越えて共有する方法はあるのでしょうか。
相手の立場に自分を置き換えて考えなくてはならない場面があるでしょう。“共有する”ことの難しさもたくさん感じることでしょう。
子供たちがどんな壁にぶつかり、どう乗り越えていくのでしょう。
このプロジェクトは様々な角度から子供たちに深い学びのチャンスを与えてくれます。そのために、どのように見守り、どのように参画していくのか、僕もしっかり見極めて寄り添っていかなくては。
森での授業は、9月はこれで一旦終了です。月末の運動会後、再びこの森での活動がスタートします!
その間、黒板に赤いチョークで記した「これが欲しいなぁ」の子供たちの願いをできる範囲で叶えてあげられるよう、資材調達を頑張ります!!