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憧れのスポーツカー

憧れの車

高校生の頃、いつも車のカタログばかりを眺めていた
本当に言葉通り、ディーラーからカタログを取り寄せては、
隅から隅まで読み尽くしていた時があった
特に、今ではプレミアがつくほど高価な、往年の名車とも言える、
スープラ、NSX、MR-2、MR-S、・・・とまぁ、他にも軽く30は越えるくらいの
カタログが、今でも大事に保管してある
その中でも特に、80スープラにはずっと憧れていて、200万くらいから中古で買えた当時に、なぜ買っておかなかったのか、今でもずっと後悔というか、
長年の片思いのような気持ちでいる

初めての自分の車「S14シルビア」

免許取り立ての頃、金もなく漠然と車が欲しいなと思っていたところ、
すでに社会人になって、3代目の車を購入しようとしていた友達が、
30万で譲ってくれたのが、S14だった
ビッタビタのシャコタン、フルエアロ、爆音マフラーというやんちゃな仕様だったが、
ホイールは、フロントがENKEI、リアがBBS、オーディオはKENWOODで統一されて、
かなりセンス良くまとまっていた
結構気に入ってはいたが、爆音が心を蝕み、車検切れと共に、手放した
ただ、今でもあのマニュアル車の感触が忘れきれず、いつかまたスポーツカーに乗りたいとずっと憧れたまま、いい年になってしまった

欲しい車がない

ずっとスポーツカーに憧れていたものの、往年のスポーツカーブーム世代を
育ってきた身としては、ずっと欲しい車が見当たらなかった
そんな思いがずっと続いて、十数年前にJB23ジムニーを購入した
マニュアルで、パートタイム四駆、普段はFRで、まるでスポーツカーのような車だった
山も雪もへっちゃらで、世界最強の車である所以が体感できた
それも1度の心臓移植を受け、走行距離は、22万キロに達した

ハチロク/BRZの登場

ジムニーを購入した当初、すでに初代ハチロク/BRZは発売されていた
どう見てもカッコよかったし、試乗もしたし、これはそのままシルビア名義で
販売されてもいいんじゃないのかと思っていたが、
初期ロット嫌いの自分は、モデル末期のジムニーに惹かれてしまっていたことを思い出す
そして、自分が欲しいのは、シルビアではない
スープラなんだ!という思いがずっと続いていた

新型GR86/BRZ

そんなハチロクもモデル末期を迎えた頃、再度購入欲が湧いてきて、
中古車界隈も値頃感が出てきて、いいなぁと思っていたのだが、
あるアニメの影響か、いつの間にか中古車の値上がりが異常になっていて、
もう少し足せば、新型の中古車が手に入るほどに
そして、よくよく見れば、新型はエンジンも2.4lといわゆるライトウェイトではなくなり、
スタイリングも、仙台のスタイリッシュクーペから、ラグジュアリークーペのようなマッシブな感じに変わり、
落ち着いてみてみると、どことなく80スープラ感がありやしないか?
ちょっと間の抜けた顔つきも、全体的な流線型に、張り出したタイヤ周りに、
大きめに引き締まったリア、独特なテールランプ
内装こそ、若干チープさは残るし、あの戦闘機のコックピットのような運転席ではないが、
こじんまりと包み込むような室内も悪くない

試乗

来年には、購入しようかななんて漠然と考えていて、
というのも、来年上の子の進学で金がかかる
とはいえ、学資保険も降りるし、その数年後には、自分の保険も満期になる
まとまった金が入って、下の子の進学までに時間があるこのタイミングを逃すわけにはいかない
嫁さんも車の購入に口出ししてこない今がチャンスだ
早速ディーラーに電話して、試乗してきた
まずは、ちょっと前に通りすがりに見かけたGR86の試乗

TOYOTA GR86

GR86はフロントグリルが大きく開いており、スポーツカー然としている
いくらかスープラのように見えるのは、このためだと思っている
乗った感じは、86とBRZで大きく違うとは聞いていたが、こちらはやはり
キリッとした印象だった
それよりもクラッチの繋ぎがシビアなようで、数分の試乗ではうまく繋げなかった
まぁ、この辺は慣れの問題だろう
乗り比べるなら感覚を空けないほうがいいというディーラーの人の勧めで、
すぐさまBRZの試乗車を探した

SUBARU BRZ

BRZは、顔つきは優しく、少し小洒落た欧州車のようだ
86の顔はかっこいいのだが、自分がいい歳なせいか、少しばかり威圧感を感じたのだが、
こちらは、まるで包み込んでくれるかのような、2枚目気取りの顔つきだ
乗った感じも、どこまででも突っ走るぜって感じではなく、
まったり走ることを楽しませてくれるような、ラグジュアリーな乗り味で、
なぜかクラッチも難なく繋ぐことができた

総括

今回の試乗の総括としては、事前情報から予測していた通り、
BRZかなと思っている
ガチガチに決めて走りたい年頃ではなく、
当時の音楽を大きめのボリュームで聴きながら、夜軽く流したいのだ
少しだけいじるとすれば、少しだけ車高を落として、マフラーももう少し、
気持ちのいい音が出るものにしたい
足元はオシャレの基本なので、当然社外のアルミで決める
何よりオーディオには気を使いたい

来年の今頃には、カスタムをどこからどうしていくか考えてるような
そんな楽しみ方ができていることを想像して、にやけ顔が止まない今である

それと今回思ったのは、トヨタのディーラーの担当者は
あまりに車に興味がないのだろうと思った
この2車種は、どう考えても比べて購入する人が多いと思うのだが、
いかんせん、BRZの情報を何も持っていないし、アピールもしてこない
スバルの方は、さすが作っている側のメーカーであるせいなのか、
86側の情報も持っているし、どこが特徴として違くて、どこが同じなのか、
きちんと説明してくれた

新車を買うことはまずないけれど、このに車種のいずれかを買うなら、
BRZの一択だなぁ

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