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【香川県ゲーム条例】パブリックコメントの怪。

香川県のいわゆるゲーム条例のパブリックコメントの内容に不審な点があるということが記事になってましたので紹介します。

どちらの記事も、要は「同じ内容の意見が大量に寄せられていた」という、たったの1行で収まる話を引き延ばした記事ですが、2003~2004年頃にレコード輸入権(の反対運動)に僅かながら関わってた経験から言うと、こんなことは日常茶飯事であって特に驚くことはない、というのが正直な感想です。

そもそもパブリックコメントとは、誰かが用意したテンプレート文章を、ほとんどの場合は一文字も変えずにそのままコピペして政府や自治体に送り付けるもの、というのが私の認識です(そうでないものももしかしたらあるかもしれませんが)。

典型的なのが、公取委が2001年に募集した再販売価格維持制度(再販制度)に関するパブリックコメント。

https://www.jftc.go.jp/hourei_files/chosakuken.pdf

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新聞と書籍の再販制度存続を求める意見が99%を超えるという異常さ(笑)。もちろんこれらは全て組織票であり、私も実際にパブコメを読んだことがありますが大半が同じ文章のコピペでした(笑)

最近では記憶に新しいのが、韓国に対する戦略物資輸出の優遇措置廃止のパブコメですね。

主に右派の皆さんはこのニュースを錦の御旗にして「ほらみろ、これが国民の声だ」と左派や親韓派の方たちを罵倒していましたが(笑)、私は「こんなに賛成が集まるのはどうせどこかの組織票だろう」と冷めた目で見ていました。もちろん、各種世論調査でも、ホワイト国除外に賛成の人が多かったのは事実ですし、私も賛成でしたので、左派や親韓派に一言言ってやりたい気持ちは理解できるんですけどね。でも「圧倒的」はおかしいでしょ(笑)。

そもそも、パブリックコメントとは文字通りパブリックなものであり、誰でも自由に閲覧できますので、コピペ文章が大量に送られていたことなんてスクープでもなんでもない。つまり「異常な組織票が大量に寄せられた」という事実すらも、普通に公開されているのです。

マスコミの中の人も、もちろんそんなことは知ってます。なのに、そういう事実にはすっとぼけて「ゲーム条例8割が賛成」みたいなことを書くのは、再販制度の件でテメーラもパブコメで組織票を送ってるからですよ。

しかし、ゲーム条例に賛成の8割って、どんな人達なんでしょうね。何の利益もないのに、ただの政治信条だけでここまでするってどこかおかしい(笑)。




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