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短編SF小説「ARガールフレンド」

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現実の物理世界と、ARの世界が入り混じったミックスワールドが日常になった近未来。 スマホなどもはや過去の遺物となり、人は腕や目など体の好きな部位に通信端末を埋め込み、脳内にチップ… もっと読む
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短編SF小説「ARガールフレンド」- 13 拡張された没入感の落とし穴

12 人は、拡張されなくても存在さえしていれば、愛せる からの続き。 物理的な現実世界と、拡…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 12 人は、拡張されなくても存在さえしていれば、愛…

初めてミヤと手をつなぐことができたデート以降、二人で会うことになった日は、タケルの両手に…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 11 拡張された彼女の手

ドローンから受け取ったグローブを早速手にはめていると、ミヤがこっちに戻ってきた。 タケル…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 10 未来の宅配ドローン

9 拡張されたメッセージ受信は、Googleグラスで夢見たアレ からの続き。 タケルはARガールフ…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 8 拡張現実はもはや仮想ではなく、”存在”する

7 拡張されたショップ店員のコーディネートスキル からの続き。 世間に星の数ほどある人の好…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 7 拡張されたショップ店員のコーディネートスキル

- 6 拡張されたアパレルショップ からの続き。 「よろしければ、コーディネートいたしますが…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 6 拡張されたアパレルショップ

5 拡張された(アプリ内課金的)AR対応レストラン からの続き。 前述したように、食事やAR人間の恋愛相手の好みはユーザーには非公開である。相手の好みを好きに設定できるとなると、それはもはや恋愛とは言えない。 そこは現代、もしくはこの時代の"現実"での本物の人間同士の恋愛と同じく、 探り合い、失敗し、共通点を見つけることを楽しむ。 相手がARであっても、恋愛が一筋縄ではいかないところは、ミックスワールドでも同じなのである。 さて、タケルとミヤはというと...?もう少し覗

短編SF小説「ARガールフレンド」- 5 拡張された(アプリ内課金的)AR対応レストラン

4 拡張された映画館 からの続き。 立体映画館で映画の中の世界を体験(= この時代の映画鑑賞の…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 3 時代で変わらないこと、一変すること

2 拡張されたタケルの朝 からの続き。 いつもならこの時間に今日のToDoリストとスケジュール…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 2 拡張されたタケルの朝

1スマホの先に待っている端末 からの続き。 拡張現実、Augmented Reality、通称AR。 カメラ…

短編SF小説「ARガールフレンド」- 1 スマホの先に待っている端末

10Gがようやく人々の生活に浸透し始めた、現代から1000年も経ったわけでもない程度の近未来。 …