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うるさい客には大サービス ~新聞代金編~

筆者は新聞大好き。複数紙を購読している。集金の手間がイヤなので支払いはすべてカード。当然値引きは無い。

友人Bの場合。新聞を定期購読しているが、4ケ月毎に変えている。理由は簡単。そうした方が安いから。

友人Bによれば・・・

基本は3ヵ月契約。プラス1ヵ月分を無料にしてもらう。集金は毎月で、その際に必ず景品を付けてもらう。景品は洗剤だったり、ティッシュペーパーだったりいろいろ。新聞社によっても違うらしい。

「景品法とやらで最近はサービスが悪い。昔は2ヵ月契約で1ヵ月タダ。お中元・お歳暮の時期にはビールがケースでもらえた」

だったとか。とはいえ最近は3ヵ月契約+1ヵ月タダも難しいらしい。昔だったら月末にA紙の契約終了、翌日一番でY紙の販売店に「契約するから来て」と電話すれば朝刊+景品を持った営業マンが飛んできて

「今月分はサービスさせていただきます」

だったのに、最近はその日の朝刊だけで

「本日分はサービスします。今月分は日割りで・・・」

だってさ。そこでBは契約を保留し、数日後に再びY紙に電話。

「今月分はサービスさせていただきます」

となるまで契約しないとか。だいたい5~10日が潮目らしい。今ではA紙・Y紙ともBの契約状況を把握しているらしく、2月6月10月の5日あたりにそれぞれの営業マンが契約書と景品を抱えて訪問するらしい。S紙やM紙の営業マンも来るらしいが、「サービス面で劣るので契約しない」とのこと。

Bを悪く言いたくないが、「サイテーな客」である。

言われるままに支払う筆者と、ダダをこねる友人B。新聞販売店にとってどちらが「優良顧客」かは言うまでもないが、販売店が「景品・値引き等をして大サービス」するのは友人B。


    文句を言わない優良客 < 文句ダラダラのうるさい客


営業面からすれば当然かも知れないが、なんだか腹が立つ。だったら筆者も・・・と思うのだが、それではBと同じになってしまう。今のところ金銭的には困っていないのでやらないが、将来的に真似しない保障はない。

とはいえBの行動は大阪では普通のこと。「値切ってナンボ」が基本の大阪で、同様のことをやっている人を何人か知っている。


よく聞くあるある話。お洒落なハンドバッグを手に入れた場合、東京人は

「いいバッグでしょ。いくらだと思う?10万もする高級品だよ」

と自慢し、大阪人は

「いいバッグやろ。なんぼだと思う?たったの1万、お徳でしょ」

と自慢する。すべてに当てはまるとは思わないが、的を射てると思う。

「衣食足りて礼節を知る」というが、これは嘘。だってBは筆者以上に稼いでいる。衣食が足りても礼節を知らない人もいれば、足りなくても知る人はいる。

人として、願わくば後者でありたい。



2021年11月21日追加>

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先日の新聞に折り込まれていたチラシ。このルールでいけば友人Bは大ピンチとなるのだが・・・果たして新聞屋さんはどうするのだろう?Bが、

「値引きないの?だったらいらない」

とした場合、本当に契約しないのだろうか?こっそりと

「内緒ですよ。Bさんには今まで通り、大幅値引きを・・・」

となりそうな気がするし、値引きがダメでも、本来なら筆者の手元に届くはずの景品をBに渡すという手がある。

こうなると「文句を言わない優良客」(自称)をますます辞めたくなってしまう。



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