イマーシブフォート東京感想。ほぼザ・シャーロックの話。

先日、イマーシブフォート東京に行ってきました。


テーマパークと演劇が好きな友人と2人で参加。できる体験全部やろうと意気込んでいたのですが、江戸花魁奇譚のチケットは売り切れで買えず。
お互い第5人格も東京リベンジャーズも未履修ということもあり、シャーロックを軸に楽しむことに。”全部やろう”が初っぱなから破綻している。

10時半ごろ到着。入場開始。

日曜日で会場が開く前から列は長く伸びていました。11時オープンというのは、11時に入場できるのではなく、11時にオープンセレモニーが会場内であるということ。ヨーロッパのとある街「フォルテヴィータ」の住民=登場人物がお出迎えしれくれます。
事前にイマーシブフォートのHPにキャラクターが紹介されています。設定や人間関係を把握してれば5倍楽しいと思う。

ザ・シャーロック(11時15分の回)

江戸花魁奇譚も東京リベンジャーズも参加しない我々にとって、今日唯一の課金チケットであり、メインコンテンツ。
私がシャーロックホームズ大好きということもあり、大きく期待。話したい事が多いので、後半にまとめて書きます。
体験時間は約90分。演劇ともマダミスとも違う、新しい体験。楽しかった!


カーサ・ディ・ペロー二


推理しておなかも空いたので食事。
運良くゴールデン広場に面するテラス席に座れたので、食事しながら推しの子ステージとパーティー・フェスタを観覧。
おなか空いていたのと、良い席だったので長居するため、メインの食事とデザート、ドリンクをフルオーダー。
チョコケーキが生チョコくらいぎっしりしてておいしかった。
推しの子ステージは参加者の熱気がすさまじくて、コンテンツの人気の高さを実感。ショーを観覧していない人もこの曲知ってると言わんばかりに手を動かす。国民的人気とはこういうことか。
パーティー・フェスタは生演奏あり、生歌唱とダンスのショー。どのショーも演者との距離が信じられないほど近いので、一体感があって楽しい。

結局食事がてらシャーロックの推理ばかりになる私たち。
登場人物の名前をすぐ忘れるので、ほとんど真相には近づいていない。

散歩

食後、全然テーマパークの全貌を見ていない!ということで隅々を見て回ることに。

ポスターや小道具があちこちに置かれ、撮影スポットにちょうど良い!と思いつつ、全体が薄暗いのでちょっと盛れない。
施設のメインは建物の2階です。3階は江戸花魁奇譚、ジャックザリッパー、東京リベンジャーズのアトラクションとシャーロックのアトラクションの一部として使われており、ほとんど人は歩いていないです。
休憩用にベンチが置かれていますが、薄暗く、空調が効いていないところも多いので、やっぱり2階で過ごす人の方が多いような。
ヴィーナスフォートだったころのこの施設には来たことがないので、これが商業施設だったの?という驚きがいっぱい。同行者は、ここにスタバがあって~~、と解説してくれて面白かった。

イマーシブ・ストーリーズ

ヘンゼルとグレーテルの物語を魔女視点・ヘンゼルとグレーテル視点で楽しむもの。アトラクションに入るときにどちらの視点のルートを進むかを選びます。
なんとなく魔女ルートを選ぶ。物語面白~~~!というよりも、空間の使い方や人間の視線誘導とかに感動しました。
魔女編を出たら子どもルートで2周目入ろうかなと思ったらちょっと並んでてやめた。


今際の国のアリス

デスゲームに参加したいと思っていたところだったのでちょうど良かった。
参加するには事前に整理券が必要とのことで、散歩中に整理券を取りました。参加時間には整理券配布が全て終了していたので、絶対に参加したい方は早めにアトラクション前に行き整理券確保するのをオススメします。入場するときには誓約書の入力も必要なのでお忘れなく。
ちなみにピアス、イヤリング、ネックレスは外すことになります。ここで外したネックレスを紛失しました。物をすぐなくす人はアクセサリーケースを持って行きましょう。

ゲームは自分のスマホを使います。参加者は首輪を装着し、制限時間内に出される謎を解き、首輪解除コードを入力するというもの。
制限時間内に首輪を解除できなければ首輪から致死電流が流れゲームオーバーというシンプルな内容。本当にビリビリが流れます。

集合時間などを含める拘束時間は約1時間くらいで、ゲームの制限時間はもっと短い。下される指示のもと、イマーシブフォート内を歩いたり、ときに協力したりしてスリリングな時間を過ごすことになるので、体感時間は実際の時間よりも長く充実していた。

私はクリアに失敗して、致死電流が流されてしまいました。カウントダウンでタイムリミットが迫ると、他人であろうと関係なく協力関係が生まれるのも楽しい。協力者にお礼をして体験終了。
実際にクリアしている人も何人かいました。すげ~~

日常で暮らしていてデスゲームに参加する機会もビリビリをくらう機会もそうそう無いので良い経験になりました。
次は生還したいね!


ザ・シャーロック(2回目)(18時15分の回)

散歩中にシャーロックの最後の回のチケットが残っていることを知った私たち。参加するしかねえ!と追加で購入。

朝の回で見そびれたフラグや事件を回収すべく参戦。


ザ・シャーロックは約90分の体験時間で、45人以上のキャラクターが登場します。

実際体験してみると、本当に45人以上いたか?マジ?ってくらい、エリアが広く、1回の体験では回収しきれないボリュームです。

すでにメディアや参加者の感想もたくさん出ているので、事前準備したい人は見ておくのが良いでしょう。それと主要な登場人物はイマーシブフォート東京公式HPで紹介されているので、ちゃんと覚えておいてください。私はHPを振り返り記事を書くためにHPを初めて開いてびっくり。あったんだ、人物紹介…………。


アトラクション入場時に№1~6に割り振られたカードをもらいます。だから友人と行くとほぼ違うグループになります。
参加者はバーのようなところに一端集合。あらすじと注意事項の説明のあと、番号が呼ばれた組からロンドンの街に繰り出します。

グループごとに最初に目の前に現れる登場人物がそれぞれ違うので、物語の導入も6通りあるということ。導入が違えば追いかけたくなる人物も違うので、同じアトラクションなのに体験内容が全然違うことになります。

1回目の参加では、すぐに目の前にホームズとワトソンが現れてくれたので、大喜びで追いかけました。アイリーンアドラーが出てくるのを知らなくて、出てきたときはびっくり嬉しい。夢中で追いかけちゃいました。麗しい。美。う~~~ん、好き!

体験していて一番もどかしかったのが、登場人物の名前が覚えられないことと、自分が見聞きできない出来事が多いので、アレ誰!?が起きすぎるということ。
シリアスなシーンが進んでいるのに、隣の部屋の悲鳴や怒号が聞こえてくるのでそっちにも気を取れられる………身体が2個あれば…………

同時多発に物語が展開するので、同行者とは別ルートで行くことがオススメ。実際、友人には私が分からなかったことをかなり補完してもらいました。し、謎もまた生まれる。


悔しかったので2周目の体験を決意。

2回目ということで次に何が起こるかをだいたい把握していたので、導線を意識した立ち位置の確保に成功したかな、と。
最後は登場人物や参加者が1箇所に集められるのですが、ここで登場人物の近くにポジション獲りできるとより没入感を得られるので、2回目もより楽しかったな。

参加時間の90分はほぼ歩き、歩き、階段を上り降りするので、座って話を聞けるタイミングがあれば、積極的に座りに行くのがオススメ。歩きやすい靴は当然として、けっこう静かなので足音が気にならない靴にするのも良いかも。

ザ・シャーロック玄人か、もしくは謎解きコンテンツ玄人のような方は、ペンとメモを持参していた。
アトラクション内は暗くて、物語の展開も移動も早いので、落ち着いて推理する時間は無いですが、終了後にイベントを振り返る時用のキーワードの備忘録として使うのは大いにアリだと思います。
またアナログ時計などがあればタイムキープもできるので、より時系列整理や2周目以降のイベント回収に役立つかも。(スマホの電源は切るよう指示がありますのでスマートウォッチはグレーゾーンかも)。

正直、現場に残されたものからヒントを得るよりも、イベントに立ち会って登場人物のセリフを聞くほうが推理に役立つかなと思うので、マジで謎を解き明かしたいなら事件が起こる場所に先回りするのが良いのかも。
1回目では事件に先回りするのはほぼ無理なので、ホームズとワトソンは基本セットで動きますし、この2人を追えばだいたいのストーリーはなぞれます。
でも参加者が多い回は、常に30人くらいがホームズワトソンを追っているので、位置獲りに失敗して声がよく聞こえないとか、めちゃくちゃ動く2人に体力的について行けないとかもありそう。
途中で怪しい!とか、気になる!があればどんどんそっちに行くのが良いのではないでしょうか。没入体験だしね。その時限りの体験をしてきてほしいです。


物語の当事者になるというよりも、ロンドンの空気、壁、木としてそこに存在できます。ワトソンとホームズがやいやい言ってる空間の壁になるのが夢だったので最高でした。
ときどき、私をかくまって!とか、友人のフリをして!、この手紙を○○に届けて!のようなミッションを課せられる参加者も見かけました。すげ~~いいな~~~~

薄暗いのもあって人物の見分けがつかない。ドレスの色で覚えようとも、名前を聞くタイミングが無いし、コートやケープを羽織られたら終わりです。記憶力、本当に頑張ってほしい。

体験料金3500円は、90分の演劇とするなら安い。帝国劇場のチケットは2万円払って座席ガチャですが、こちらは3500円払えば30センチ先にシャーロックホームズがいますから。
でも謎解きコンテンツと捉えるなら、答え合わせ、ネタばらしが無いので、どうなの~?となる気持ちも分かる。
1回の参加で物語を網羅して真相に辿り着くのは無理です。できた人いるんか?想像で補完したり、友人と共有したりするのを含めてこのアトラクションの価値なんだと思います。あとリピーターを増やすのも目的でしょう。

ネタバレ厳禁なのは分かるけど、どうしても、どうしても分からないことを補完したいので、私の疑問ポイントをまとめます。
いつか3度目の挑戦で絶対真相に辿り着くぞ~~!



シャーロック最後の回に参加すると、公演終了時間=施設閉園時間になるので、イマーシブフォートの一日のストーリーのフィナーレも見られません。ご注意を。
決して安くない入場料を払ったのに、ストーリーをほとんど追えなかったので、フォルテヴィータの街に思い出がないという悲しさ。後悔は若干残しつつ、ベイカー街で起こる連続殺人事件を解決したいので、きっとフォルテヴィータにまた来るのでしょう。


総括


全体を通じて言えることは、没入させられに行く!というよりも、没入しに行くべきであることです。自分から飛び込まないと一日中何も起こらずに終わりそう。人見知りしている場合ではない。

人件費が相当掛かっているので、飲食代やグッズが高いのはしょうがないよね……という感じ。というか、グッズ買っている人をあまり見なかったので、採算大丈夫ですか……?という気持ちにさえなる。グッズ買っている人にはショーで手厚いファンサがあった。

一日の行動を振り返ると、参加したアトラクションが少なすぎるし、シャーロックのことしか考えていないのである。

久々に合った友人と全然関係ない話で盛り上がったりしたので、まあそういうこともあるよねってことでご容赦。


夏の一番暑い時間を屋内の涼しい場所で飽きずに遊べました。これだけでも価値があるかも。
東京に住んでいる人からすればお台場って結構不便な場所なのかな?羽田空港ユーザーとしてはとても良い立地でした。


最近のUSJがアニメコラボ遊園地になりつつある中、イマーシブフォートもアニメ・ゲームと相性良いなと思います。
ハロウィンの時期にはゾンビが闊歩するとか、ハロウィン限定のアトラクションとか、たとえばUSJのホテルアルバートのようなアトラクションがあるといいな~~~!!!!!!株式会社刀さんご検討を~~!!

また行きます。楽しかった!



ハロプロのリリイベで何度も見たステージとレストレード警部

レストレード警部めっちゃ良かったな~~~
想像してた警部まんまの人間が目の前にいた。

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