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【レビュー】「CAROLE & TUESDAY」はアニメ史に残る名作

とんでもない名作に出会ってしまった。タイトルは「CAROLE & TUESDAY」。2019年4月から10月初旬まで放送されたアニメ作品。

僕は昔からアニメや漫画が好きで両方を合計したら、合計100作品以上は読んだり、見たりしている。その中でも本作品は5本の指に入るくらい好きな作品だった。物語の舞台は人間が地球から火星に移住してから50年が経過した大都市アルバシティ。そこではAI(人口知能)が音楽を作ることが主流なっている。

裕福な家庭で育った田舎娘"チューズデー"が愛用のアコースティックギターを持って家出し、橋の上でキーボードを弾く少女"キャロル"と出会うことから物語は始まる。そして、この出会いは後に火星で「奇跡の7分間」と呼ばれる出来事を起こすことになる。

ストーリー内容が面白いのもあるが、本作品のすごい部分は作品を裏で支える制作陣。総指揮は「サムライチャンプルー」や「カウボーイビバップ」、「坂道のアポロン」で監督を務めた渡辺信一郎。僕が最も好きな監督だ。彼の魅力は何と言っても作品を際立たせる音楽センス。「サムライチャンプルー」では"侍"×"ヒップホップ"。「カウボーイビバップ」では"賞金稼ぎ"×ジャズ"と想像もつかないような組み合わせで世界観を演出する。また楽曲提供も豪華「サムライチャンプルー」ではNujabesを起用し、「カウボーイビバップ」では菅野よう子。「坂道のアポロン」ではYukiといった感じで音楽も同時に楽しめるのが、渡辺信一郎のすごい所だ。気になる人は是非、上記の3作品も見てもらいたい。

(サムライチャンプルーレビュー記事)

(カウボーイビバップ OP 「Tank!」produced by 菅野よう子)

もちろん「CAROLE & TUESDAY」も例外ではない。最近では声優が歌うことも増えているが、本作品ではキャラクターボイスを担当するキャスト陣とシンガーボイスを担当するキャスト陣がいる。このシンガーボイスのオーディションは英語をネイティブとするシンガーが"全世界オーディション"によって選ばれた。そして楽曲提供にはNulbarichやMocky、Steve Aokiと言った著名人も多く参加している。アニメーション制作においても、シンガーボイスキャストが歌ってるところ撮影した後に、キャラクターに動きを付けるといったこだわりも見どころの1つだ。

最終回はの内容はネタバレになるため書かないが、きっと元ネタがわかるだろう。最後に僕のおすすめの曲は鉄板だがOPで使われている「Kiss Me」(コンポーザーはNulbarich)

作品はNetflix。楽曲はApple Musicでも手に入るので、音楽が好きな人は是非チェックしてもらいたい。

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