いろんなランナーとの繋がり

ランナーは、独自の考え方を持っている人や、とんでもないことをやっている人が結構多いと思う。

同じ競技をしているはずなのに、「えっ、そんなことやっているの?」って思うことや、実際に話をしてみると、「そんな考え方があったのか」と感心することばかりだ。

トレーニング内容や、出場したレース結果を、ブログやSNSで公表している人も多くて、しかも面白い人がたくさんいる。

まず、そんなところに興味を持ったのだが、どうしてランナーはこんなにしゃべったり、書いたりするのだろうか。

走ることは、自分の身体を動かすことだ。

ただ、どうすれば速く走れるのかは、よく分かっていない。

毎日走っていても、どうやって走っているのか、どうやったら速く走れるのかを説明できる人は少ない。

走ってみたら、速く走れた。
意識していないけれど、やればできる。

そんな状況なのだ。

それでも、それぞれのランナーが、「こうすればいいかもしれない」という仮説をいろいろ持っていて、独自の考え方や基準の中で取り組んでいる。

それは、言葉にできているものもあれば、そうでないものもある。

「言葉にできない」というのは、言い換えれば、うまく説明できそうにないもの。

そういうものを、速いランナーはたくさん持っている。

そんな「言葉にできていないもの」をうまく「表現する」ことができたら、自分が速く走るためのヒントになるのかもしれない。

そんな想いから、いろんなランナーと話してみたいと思っている。

「よく分からないけど、やればできる。」

ということが、

「あー、そうそう、そうやって動いていた。」

そんなことを伝えることができたら、もっと身体を上手に使えるかもしれない。

(続く)

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