テレビが、壊れない
今の若い子はテレビを見ないと言う。みるとしても1.5倍速で見るとか、いろいろジェネレーションギャップを感じる情報ばかりだ。
でも、ぼくとぼくの奥さんは思いっきりテレビ世代。
何をするにもテレビが中心である。
だから、10年以上前に結婚した時、当時はまさか台湾の企業に買収されるとは予想もできなかったシャープの37インチのテレビを購入した。
ブラウン管のテレビが「液晶テレビ」に移り変わる時代で、当時の最新型であり、おそらく我が家で一番高いくらいの電化製品であった。
ただ、そのテレビ。少し問題がある。
今でも動いていて、壊れないのだ。
いや、もちろん壊れないほうがいいのはそうなのだけど、当時の最新型でも、今となってはちょっと厚みもあるし、結構本体が熱くなったりする。
このエコの時代。電気使用料を削減するためにも、新しいテレビに変えた方がいいと思うのだけど。壊れないのだ。
流石に壊れないのに10年以上連れ添ったテレビを捨てたり売ったりすることはできない。なんだか申し訳ない。
でも、壊れてくれたら仕方ないわけで。一度、前のランプがヘンテコに点滅し出して、奥さんと「壊れた!?こわれた?」と騒いでいたのだけど、結局すぐに治ってしまった。
本当に日本の家電は優秀だ、と改めて思う。
そして、こんなにも優秀で壊れないから、買い替えの需要が激減してシャープは潰れかけたのかもしれないな、とすら最近思っている。
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