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うしをいのお気に入り記事

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#アート

「佐藤可士和展」に行ったらお風呂に入るのが楽しみになった話

先日、国立新美術館でやっている「佐藤可士和展」に行ってきました。 もともとそこまで佐藤氏について詳しいわけじゃないけれど、なんとなく大手ブランドのロゴデザインやブランディングをやっていることは知っていたので興味本位で覗いてきました。 今回の展示はこれまでの佐藤氏の代表的な仕事を辿りつつ、その中でどんな考えに至り、そしてどこを目指しているのかというのを伝える「かなり凝った自己紹介」のようなコンセプトだったように思います。 もはやポップアートの世界に突入しているような洒落た

大英博物館からグッゲンハイム美術館まで。ストリートビューで“行ける”世界の美術館・博物館

Googleが提供するアートの巨大プラットフォーム「Google Arts & Culture」をご存知だろうか? このサイトは、Googleと世界各地の美術館・博物館が協力し、様々なアーカイブを蓄積。インターネットにつながっていさえすれば、世界のどこからでも異国の美術館・博物館の情報にアクセスできる。 Google Arts & Cultureには、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、オルセー美術館、メトロポリタン美術館、ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館、T

御茶ノ水は人工の渓谷だった

太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催しました。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会でしたが、その見どころをご紹介します。 今回は江戸時代に、人の手で造られた渓谷の話。御茶ノ水駅から秋葉原駅まで、神田川沿いを下ると、都心とは思えない谷状の地形が続いています。実は飯田橋付近から秋葉原付近までの神田川は、仙台濠とも呼ばれ、仙台伊達藩による大規模な土木工事で生み出された、人工の渓谷なのです