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弱点をつく

 パラリンピックが終わったが、人間の無限の可能性を云々とか、ちょっと言い過ぎではないか。私が見ていて、一番、面白かったのは卓球、特に車椅子の卓球で、いきなりポーンと高く打ち返したので、何だ? と思ったら、ネットのすぐ向こう側に落下。テニスでいう、ドロップショットで、相手は車椅子なので、決まるとどうしようもない必殺技だ。要するに相手の弱点をついているわけで、スポーツの常道だが、これは人間の「無限の可能性」ではなく、「有限の可能性」の、その限界をついたわけで、なるほどと感心した。
 ちなみに、ポーランドのバルティカという、かなり美人の女性卓球選手は、生まれつき手首から先が欠けていて、その手首に球を乗せて、サーブするが、めちゃくちゃ強く、金メダルだった。彼女は、一回戦で敗退したそうだが、直前のオリンピックにも出ていたそうだ。オリンピックの卓球では、全日本のチャンピオンの早田ひなが――補欠で選ばれていたそうだが――姿を見せず、憤慨していたので、バルティカのことは全然知らなかったが、報道していたのだろうか?

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