こんにちは、USHIO CHOCOLATLとfoo CHOCOLATERSの社主、中村です。

突然ですが僕は所謂『肉』や『魚』を食べません。周りの人達からは『VEGAN』と紹介されるし、僕もそれが楽なので「はいそうです」と挨拶します。VEGANは簡単にいうと動物性のモノを食べない、身に付けない『純菜食主義者』です。

しかし厳密に言うと僕は『自分で殺せないモノは食べない主義者』です。

2020年8月現在、僕は牛や豚、犬や猫、鳥も魚も殺せないので食べません。なので副産物である革製品も好んで買ったりはしませんが『人間同士の気持ち』も大事なので頂いた革製品は使用したりします。

「じゃあ卵、牛乳は?」と問われると「卵は割れるしお乳も搾れるので食べれるし飲めますが、飼育環境が悪いところのモノは食べたくないし飲みたくないです。」と答えます。自分が思う劣悪な環境の養鶏場や牧場のモノを買うと「応援しています、是非続けて欲しいです!」という投資をする事になるのでそれが嫌なので買いませんし飲みません。「ここはいいよー」と頂いた情報を元に現場に訪問させていただいて『僕視点』で見て「いいなー」と感じたところのモノは『ここはどんどん発展して欲しい!』と願いを込めて買いますし飲みます。

正直魚や貝なら『殺して食べる』事が出来そうだなと思っているので今後もしかしたら釣りでもして、シメて、捌いて、料理して食べるかもしれません。そうなったら漫画『将太の寿司』に憧れて日本で寿司屋を開店した『すし家 祥太』に行きたいな〜なんて考えます。

「俺はなんでも殺して食べれるよ!」といい実践している人には心底憧れますし、普段は牛肉など食べながら犬や猫や兎が殺されるのを見ると「残酷、、、」という人を見ると吐き気がします。

幼少期、ねずみを誤って踏んで殺してしまい深い罪悪感で胸がいっぱいで苦しい日々を過ごした後、時が経って飼っていた柴犬のすずちゃんと遊んでいる時に母親に呼ばれて夕飯を食べる、その時に出てきたトンカツ(めちゃうまだった)を見てふと考えた。

『なんですずちゃん(柴犬)は家族なんて言って食べたりしないのに豚は食べるんだろう。』

と、そのトンカツをむしゃむしゃ食べながら。その時は肉を食べないと生きていけないと思い込んでいたし、クリスチャンの祖母に育てられた母親にそのことを聞くと「牛と豚と鶏は人間が食べる用に神様が創ったけん食べてよかとよ(僕は福岡県出身)。」と教えられ(聖書にそう書いてあるのかな?)自分の中に湧いた疑問に蓋をしました。しかし成長し世の中の事を知ると『ベジタリアン』と呼ばれる肉や魚を食べない人達が存在する事がわかった時一気に肉を食べる事への疑念が大きくなりました。

「じゃあ何故ほとんどの人は肉を食べるんだ!?学校では命の大切さを習うんだ!?命ってなんだ!?」

物心ついた頃には既に食べていた肉。えらいもんでこんな風に思いながらも肉の味に魅せられていた僕は『やめる』という選択には至りませんでした。

時が過ぎ25歳の時に大きく動きます。働いていた串焼き屋さんで『生きたナマコ』を捌いた時でした。僕の故郷は田舎は田舎でも美しい自然など身近にはない悪い田舎で釣りをして魚をシメたり鶏をシメたりした経験が全くありません。その時仕入れられたナマコは見た目が自分と遠くて、そして鳴かなかったし活発に暴れもしない、それが故に生物として『ナメて』ていました。殺す覚悟をせず、無防備な心のままナマコの腹を切り裂いた時、その感触が無防備な心に入ってきました。僕は瞬間まな板の上のナマコと身体が入れ替わり胸から膀胱まで切り裂かれた錯覚に陥り具合が悪くなりました。グルグルする頭で沢山の事に思いを巡らせ気づきました。

『本当はこの思いをしないと肉や魚は食べれないんだ。誰かが代わりにやってくれているんだ。』

そして

『僕はこの思いをしたくない!だったら僕には殺せないモノを食べる資格がないじゃないか!』

そう思った瞬間から肉と魚が食べれなくなりました。その時僕は生まれて初めて『自分で選択』する事が出来ました。そして物心ついた時から親だったり教師だったり世の中からの教育によって決定された中での選択だけしてきた事に気がつきました。自分で選んでいるようで選ばされていました。「虫は?微生物は?菌は?ウイルスは?」などと問われれば「うるせぇ!」と応えるでしょう。問題はそこじゃあないんだ。

僕は決して『肉や魚を食べない事がいい事でみんなに勧めたい』わけではありません。『自分で真の選択をする事を勧めたい』んです。はっきりと言えるのは僕はそれから肩の荷が降りた気分で『視えない何かから解放された』実感が確かにあります。気がついた時には持たされていた偏りはまだまだ残されていてそれらを除去していくように生きています。この偏りは信じられないくらい人間の心に負荷をかけているんだと解りました。

「わがままだ!」そのとおりです。だけどみんな食べる事が出来ないモノはある。『食べる事が出来ないモノ』は自分で決めたかもしれないけど『食べる事が出来るモノ』は誰が決めたの?僕はある意味危険思想を持っていて人間でさえも殺す事が出来るなら食べればいいと思っています。人間の肉、美味しいらしいよ!

自分の感覚の下地を真っさらにして色々な考えを構築し直す事を僕と一緒にしていきませんか?犬や猫は美味しいの?大麻はヤバいの?覚醒剤は?ワクチンや予防接種は必要?法律は?男女って?人種って?宇宙は確かに存在する?UFOって?霊は?オーラは?

自分は今、本当に生きているの?

中村真也

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