独立して自立する、燃え上がる。

USHIO CHOCOLATLを立ち上げてから今月で丸6年、入ったり出てったり沢山の人達が通り過ぎて行った。

その中の半分くらいかな?の人達は「自分で事業を立ち上げる!」と望んで世界の荒波に呑まれに行った。

世界の波は荒い、、、!!!
新たに立ち上がった会社が10年後残ってる確率はなんと5%というじゃないですか。荒い、荒すぎる!

僕達はまだ6年なのに死ぬ程色々会って「え?潰れたりすると?」なんて感じる瞬間もあったくらいです。(まだあるけど)

そんな中でも勇気を出して実際に自分のお店を立ち上げたのは『エリちゃん』というバリバリの関西娘で超元気!彼女は健康と食に大変に興味があるらしく、岡山の名店『コタン』のような食料品店を尾道に造りたいと言いモノの3ヶ月程で実際に開店しました。勿論経営は『順風満帆なんの問題もナシ!』というわけにはいかないようですがそれはまだ立ち上げたばっかり、これから工夫を凝らし良くしていく段階なので苦しんだり悩んだりするのは当たり前。皆んなそれを乗り越えて今に至っているのだから。

何人もの人が『自分のお店を造る!』と言いますが、やはり中々皆んながあっさりと行動に移すことは叶わず。やはりコロナ、こんな世の中で、、、と絶望に打ちひしがれているしそんな先輩達の姿を見れば怖気づくのも無理はない。

今まさに世界が絶望の渦とマジで言えるくらいに混乱している中、USHIO CHOCOLATLで働いてくれていた仲間の『まころん』が地元新潟の佐渡島にて自身のチョコレート工場を建設、開業するというスーパー勇気リンリンの行動に出ました。佐渡島、そこはかつての流刑の島。罪人が流された島。その末裔の『まころん』。

日本の中心東京から新幹線で2時間、そこからさらに船に乗り2時間から3時間。待ち時間も含めると約6時間は掛かる遠いし中々皆んな行った事のない場所、佐渡島。彼が目星をつけた物件はそこからさらに車で小1時間程掛かる場所にある。(前から思ってたけど小1時間て何?『小』要る?)

そんなところでチョコレート工場を!?このご時世に!?誰が行くの!?本当に大丈夫なの!?

世間はこう言う。マジで言う。かなり強めに言う。

そんな向い風を知りながら自分の情熱を貫き通し、決して諦めずに、自分で考えて、実際に一歩も二歩も既に踏み出し始めた『まころん』。『まころん』は勇者だ。僕が『まころん』の立場だったら物怖じしてもっと様子見と称しモジモジしている。

「運は勇者に味方する!」と何かの漫画の中のセリフだけど、まさに『まころん』に運の追い風が実際に吹き始めている。僕が実際に行ってきて感じたVIBES。島を離れる人は依然として多い、が、それ以上に濃度の高い人間が移り住み始め個々人で面白い事を始めている。

人だけではなく、佐渡島という土地がヤバイ。理論はウィキってみて欲しいけど島の北は北海道、南は沖縄の植物が同居するという異常な条件。京都などの観光名所のようにあざとくなく自然と大切にされそこに残ってきた神社や纏わるお祭り。1434年に島流しにあった世阿弥が盛り上げた『能』、その舞台は江戸時代には200箇所存在したという。更に最近市長さんが変わり新規事業者や移住者をどんどん支援する施策がとられ始めたという。かっこいい空家も沢山あり、これから文化的価値も勃興しそうなニオイがプンプンだ!

え?こう聞くと可能性しかなくない?

視点、角度によってこんなにも印象って変わるんですね。その視点を持てたのは『まころん』が燃えていたからだ。誰かがどう言おうと思おうと関係ない。自分で考えて行動した先にその炎を感じ取った面白い人達が賛同するけど徒党を組むわけではなく各々が光輝いて現象が大きくなっていく。

彼は孤独だ。孤高の存在に成ろうとしている。

罪人の末裔『まころん』。当時の罪人は賢すぎた文化人だ。時代を切り開こうとして罪に問われた者達の末裔だ。つまり勇者だ。皆んなでせーの!なんて出来ない変人だ。小学校の時なんて絶対友達居なかっただろう『まころん』笑

こういう人間は今後誰かのせいにしたりしなくなる。

たとえうまくいかなくても自分で判断して動いた結果に後悔はしないだろう。難病を抱えているし、いきなり背負ったハンディキャップもある。まころん以外笑えないような内容だ。あ、僕は大爆笑しましたけど。それらの困難でさえも笑いに昇華し明るさは失わずどんどん前に進む。

別に勝負に出る人が偉いなんてことは思わない。

挑戦する気概がある人は自分で責任を持っていてだから自分を貫く。頑ななわけではなく良いモノは柔軟に取り入れる。それらが欲しくてどんどん行動する。そんな人達は決まってスーパー明るい。超笑顔で荒波に飛び込んでいく。

次会う時は今以上の気持ち悪いくらいの笑顔で会えたらと思っています。


中村真也

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