朝焼けに 赤く染まった 紅葉の葉 朝露に濡れ 彩り放つ
夕べには 久しき友と 語らいし 時間を忘れて 杯を重ねる
只見川 川面に一面 川霧が 清き流れは 夢幻峡かな
満天の 星降る夜に 見上げれば 南の空に 流星群が
朝夕に いつも通りし 散歩道 ちちろの鳴き声 秋の小径に
畦道に 満開に咲く 曼珠沙華 辺り一面 紅に燃ゆる
風に舞う 落葉巻き込み 旋風 冬がそこまで 木枯しが吹く
ようやくに 実りし稲穂 刈り取れば 竈に登りし 新米の湯気
足早に みちのくの秋 過ぎて行く 霜降の節 冬がそこまで
朝方の 東雲の空 鱗雲 大空高く 黄金に染まる
今日からは 秋が深まる 神無月 出雲国に 神々集う
秋の夜にムーンリバーのメロデーが友が奏でしギターの調べ
朝露に 濡れる稲穂に 群がるは イナゴがピョンピョン 跳び跳ねる秋
愛猫の好みの逸品粒餌はマグロ味する高級品
車窓から 那須の山々 過ぎて行き 君を想いて 家路を急ぐ
旅先の 銀杏並木を 二人して そぞろ歩けば 秋の気配が