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自然災害から身を守るための素振りを!!

『避難にはつきものの、いわゆる「空振り」について述べておきましょう。避難したけれど、結果的には大きな災害は起きず、避難しなくてもよかったのではないか。このように思うことはたしかにあります。こうしたことを私たちはふつう「空振り」と言います。
しかし、私は、「空振り」ではなく、むしろ「素振り」、つまり、よい練習の機会だったととらえるべきだと思っています。』
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/433556.html

京都大学防災研究所教授・矢守克也氏の言葉である。

テレビで、自然災害の被災者にインタビューすると、こんなひどい災害には70年の生涯のなかで1度もあっていないといった回答が紹介されている。

しかし、日本列島は地理的・地質学的位置のためもあり、まさに自然災害のデパートである。
自然災害危険地域は日本列島に無数にあるといってもよい。
ある場所で70年間何もなかったといっても、日本列島では毎年どこかで災害は起こっている。
日本列島に住んでいる限り、自然災害に会うのは確率の問題なので、当たることは十分にある。

ちなみに、筆者は70年あまりの人生の中で、宮城沖地震、東日本大震災、北海道胆振東部地震と3回も大地震に遭遇した。
宝くじに当たる確率より高いかもしれない。

矢作氏のご指摘のように、自分の周りで起こりそうな自然災害に対しては、常に素振りをして力をつけておくことが重要である。

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