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市之助残日録

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後期高齢者になりそうな著者(市之助)の心に移りゆくよしなし事を、脈絡もなく語っていきます!
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イタリア学会の声明文

日本学術会議が推薦した候補者の内6名を管総理が任命しなかったことについて、科学者からは強い抗議が行われている。さりげなくとんでもないことがやられてしまったと思い、私も危機感を持っている。 そんな中で、「イタリア学会」の声明文を読んだ。私とは、普段関係の無い学会ではあるが、朝日新聞の紹介記事で声明文の存在をで知り読んでみた。 今回の事件は何が問題なのかを、ギリシャ・ローマから説き起こした名文で感動した。 この声明文で主張している最も重要な点は、「説明がない」ことである。 説

Mac『メモ』の活用:山根式袋ファイルから卒業

永年、山根式袋ファイル方式で、収集した情報を整理・活用してきました。様々な形態の情報を一元化して整理できる点、たいへんすぐれた方法でした。ただ、分量が増えてくるとそれなりに管理が難しくなりました。 定年を機に、もったいないと思いつつもその大部分を一気に処分してしまいました。大量にあった京大式カードも処分しました。 これらに変わる方式として、FileMaker Proなども導入してためしたのですが、使いこなせずいらいらしていました。 そんな時に友人からのアドバイスで利用し

最後の授業

本箱の片隅にひっそりと立ててあった、大学時代の恩師が2009年に出版された本を見つけて読みはじめました。 先生はすでにお亡くなりになっているので、遺書を見ているような感じでした。 その前書きで、カーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授が2007年に行った最後の授業のことが紹介されていました。 講義を行った時は、ガンで余命宣告をされていたので、まさに『人生最後の授業』になったのです。 本の附録のDVDで、授業を最後まで見ました。 感動しました。 自分の人生が終わるときに

元新聞少年の思い:これから新聞はどうなる?

私が新聞少年をしていたのは1960年代のはじめで、中学生の時でした。 母子家庭の中学生としては、良いアルバイトでした。 1963年のケネディ大統領暗殺の号外を配ったことを覚えています。 そんな訳で、今でも新聞少年には思い入れがあります。 全国に沢山いるであろう、新聞少年や新聞青年に声援を送りたいと思っています。 そんな中で、たいへん気になることがあります。 コロナ禍を機会に、将来の社会のあり方が話題になることが多いのですが、その中でITの発達により働き方や職種が大きく変わ

はじめから一流のものに接することは大切です!

下手なフルートを吹いています。 始めた時は知人からフルートを借用していたのですが、しばらくして返却して自分のフルートを購入することになりました。 ほとんどまともに吹けないのだから、安物でも良いかなと思ったのですが、某消防隊のブラスバンドのフルーティストに相談しました。 最初からちゃんとした楽器を使うべきだということで、そのフルーティストがその時に欲しいと思っている楽器を紹介してくれました。 かなり高価で迷ったのですが、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入してしまいまし

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98歳のカナリア

99歳で亡くなった母が、98歳の時に歌ったカナリアの歌です。