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3.流産のその時

*流産した時のことを書いています。
生々しい描写もそのまま記載していますので
ご注意下さい。↓





心拍が確認できなかった次の日とても仕事に行くことはできませんでした。

休む理由をなんと伝えたかは忘れましたが、日曜日で夫も休みだったため、一先ず休んだことを覚えています。

どうやら流産するときは大出血するらしい…医師からは『流産するのに仕事を休むなんて聞いたことがない』とまで言われましたが、経験した友人は医師から仕事は一週間くらい休めるといい、と言われたことから、先生によって意見は異なるようです。

その時診察を受けていたのは男性の医師だったこともあり、わたしは怒り浸透だったことを覚えています。笑

私は医療職なので身体も結構酷使するし、精神的に不安定な患者さんとも向き合っています。
『自分がいつ大出血するかもわからない、流産のショックもある。こんな中で仕事をしなくてはいけないのか…』よく男性のあなたがそんな無神経なこと言えたものよ…と。

もやもやした気持ちを抱えて、ひとまず上司に相談することにしました。

この時、わたしは休みたい、と思いながらも、休ませて下さい、とは言えませんでした。悩んでいる方は絶対休んでいいと思います。言いきっていいと思います。

今ならそういう風に言えるのですが、その時の私は

◎いつでてくるかわからない、ということはいつまで休みをもらえばいいかはっきり言えない

◎先生は流産で休む人はいない、と言っていた。流産で休むことはおかしいことなのか?

◎というか妊娠したことをまだ職場に言っていなかった。そのことから話す必要性があり、そんなこと他人に話していいのだろうか?

という色んな迷いがありました。
ここでもスピリチュアル的なポイントがあり、

◎自分の気持ちを優先し、意志決定できない

ということが顕著に現れていますね。

結論からいうと流産の経験者である上司がたまたま電話をとってくれ、臨機応変に『ひとまずこの日まで休みを取ってみてその後は考えましょう』と言って下さり、休みを頂けることになりました。

この時の上司には本当に感謝してもしきれません。本当に有りがたかったです。

そこから3日くらいはずっとベッドで過ごしていたと思います。特に身体的に辛かったというよりは現実逃避でなんにも考えたくない、という感じでした。

おそらく流産宣告を受けて3日目から、腹痛が開始され出血し始め、4日目に胎嚢が排出されました。
私の場合はそんなに出血も酷くなく、気付いたら胎嚢が排出されていた、という状態でした。(個人差があるようです)

診察から5日目くらいに仕事を復帰したと思います。この時本当に不思議だったのですが、流産後すっきりしすぎているほど身体が軽い!!!

私は慢性的に常に倦怠感など抱えていたのですが、本当にここ何年間で一番流産後、体調の良さを感じました。ちょっと皮肉ですよね…笑

でもきっと赤ちゃんが色々重たいものを持っていってくれたのだと感じました。

その後確定診断で、完全流産と診断され、自然排出により手術の必要性もないとのことでした。

なんとなく当時は手術に抵抗があったので、これも有りがたかった…。赤ちゃんにありがとう、とひっそり伝えたのを今でも覚えています。


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流産にしてしまったお母さんは自分を責めてしまうといいますが、ほとんどが染色体異常により、生まれることができないことが決まっているようです。

またスピリチュアル的にも、流産は赤ちゃん側の都合

◎少し現世の見学にきた、ちょっと遊びにきた
◎今がタイミングではなかった

ということが多いようです。

もし同じような経験をされた方がいましたら、ご自身を責めず、そしてご自分を一番に優先して頂きたいと思います。

赤ちゃんは貴女のせいで流産してしまったのではないのですから。

そして赤ちゃんはお母さんの学びを手伝うためのギフトを持ってきてくれるようです。
これはこの世に誕生できなかった子(流産、中絶、死産)も同様のようです。

わたしは最近ようやく、自分の子が渡してくれたギフトに気が付きました。

これは宿ってくれた喜びを教えてくれただけではなく、私の場合は私の人生に関して、色々なことを教えてくれたと思っています。

改めて自分の所に来てくれた我が子に感謝申し上げます。

沢山の贈り物をどうもありがとう。

松ぼっくり


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