2.心拍が確認できなかった日
妊娠検査薬で陽性が出て2週間経過した頃、妊娠を確認するためレディースクリニックへ。
先生から『胎嚢確認できますね、次は心拍確認になります』
と言われてウキウキしていました。胎嚢が確認できた時点で、両親、夫側の親族にも妊娠したことをお伝えしていました。
前回も書いたけど不思議と悪阻がない毎日。
むしろ食べ悪阻かな~なんてのんびりしていました。
私は職業柄肩が凝りやすく、リフレッシュをしに整体に良く行っていたのですが、ある日新規の整体に行きました。いつもなら迷わず全身コースなのですが、この時は妊娠中のことを考慮し、肩部~頭部中心のコースを選びました。
問診票の特記事項のところに妊娠中のことを書こうか迷いましたが、まだ超初期だし、コース的に腹部には負担はかからないだろうと、特に記載はしませんでした。
この整体師さんはとっても親切で、患者さんの身体を考えて、コース以上のことをしてくれました。とても気持ち良かったのですが、流れで骨盤矯正をしてくれ、その時に腹部にかなり負荷がかかりました。
子供のことが気掛かりでしたが、好意でやって頂き、結局妊娠中のため、矯正をやめてほしいと言い出せませんでした。
施術が終わった後、いつも赤ちゃんとの繋がりがなんとなく感じられていたのに、ふと存在を感じなくなってしまい、不安に襲われました。
『大丈夫だよね?ちゃんといてくれているよね?』
その日をきっかけに、寒気を感じたりし始めます。
この時私に起こったことを今振り返ってみると…
胎嚢は確認したときは恐らく5~6週目、本当は心拍が確認できても良い時です。
◎だけど心拍は確認できなかった=医者は流産の可能性を恐らく感じていた
◎しかも卵黄嚢という赤ちゃんの栄養の袋がなかった(これはわたしがエコー写真を見返して後から思ったことです)
上記のことから整体をしてもしなくても、恐らく流産はしてしまっていたと思います。
ただスピリチュアル的には
◎自分の意見を言えなかった=自分を大切にできていない
◎周囲に流されて生きている
ということが言えます(そしてわたしの人生に共通していたパターンでした)
恐らくこのパターンを選択したことで、赤ちゃんを失ったことを潜在的に感じたんだと思います。(ちょっと言ってる意味がわかりませんが、今はこのようにしか表現できないため、あえてこのように表現させて頂きます。)
そしてここに流産の意味があったとわたし自身が感じています。(これは整体をしたから流産をした、という意味ではありません。現在妊娠中の方は自己判断せず、きちんと医療機関で相談し、ご自身の責任で様々なことを判断されて下さいね。)
胎嚢確認から2週間後、再度クリニックに行きました。潜在意識では流産を感じていたと思うのですが、顕在意識では『今日心拍が確認できるだろうから、母子手帳を取りに行こう、そして友人に報告しよう』と思っていたくらいでした。
この友人は後にkeyとなる夫婦で付き合いのある夫婦なのですが、流産すると思っていなかった私達夫婦は、午前中健診、午後その友人夫婦と会う約束をしていました。
これは本当に良かったのですが、たまたま夫婦で友人夫婦と会う約束をしていたので、夫が休みの日だったのですね。健診後そのまま車で友人宅へ向かう予定だったので、夫は診察には付き合わなかったものの、車の中で待機をしていたのです。
妊婦健診や子宮の超音波検査を受けたことがある方はわかると思うのですが、あの足がパッカーンとかる椅子に座らされ、患者も確認できるようエコー画像が頭上にあります。
あの椅子に座り、エコーをされている中、わたしはチカチカ光る心拍を探します。
が…心拍らしい様子がエコーに見当たりません。
この時点でおそらく8週目、高確率で心拍が確認できるはずです。
先生はエコー中淡々と胎嚢のサイズを看護師さんに伝えています。
『これは…おかしい…』
流石の私もここで違和感に気が付きます。
先生『診察室でお話しましょう』
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先生『胎嚢は前回に比べ若干大きくなっていますが、心拍が確認できませんでした。もしかしたら流産の可能性があります。これから起こる可能性があることとしては~~うんぬんかんぬん』
ざっくり医師から言われたことをまとめると
◎稽留流産の可能性
◎1週間後に確定診断
◎その前に流血し、胎嚢が出てきてしまう可能性がある→そしたらそれで問題ない
◎1週間後、心拍が確認できなければ、流産確定。手術で胎嚢を除去しなくてはいけない可能性がある
ということ。
私はこの時仕事をしてもいいのか?という質問をしましたが、日常生活の制限は必要ない、とのことで休みの指示は受けませんでした。
まだ現実を受け止めていなかったと思いますが、診察が終わり病院を出て、夫と再開した時にわっと涙が溢れでていました。
まれにここから心拍が確認できることもある、と言われましたが、私も医療職の端くれ。
もうほぼ妊娠が継続できないことはわかっていました。
後で夫が話していたのですが、自分も泣きたかったが、私が泣きすぎていて、泣けなかったとのこと。笑
でもこの時本当に傍に夫が居てくれて良かったと思います。1人ではとても抱えられなかった…。
友人との約束をどうしようか?という話になりましたが、友人夫婦も流産経験者であったため、その日はそのまま友人宅に行き、事実を話し、色々と甘えさせて頂きました。
そして経験談を聞くことで、心の準備ができていきました。
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ここまで読んで下さった方ありがとうございます😊
妊娠~出産って本当に奇跡ですよね。
この話はあくまでもわたしの体験談で、感じたことをつらつら書いているものであり、医学的な根拠はないことをご了承下さい。
妊娠中の方は必ず医療機関で相談し、ネットなどの情報に流されないようにして下さい。
私はあくまでも、流産を通して私の人生の気付きがあったこと、生き方を見直すきっかけになったことを書いていきたくて、この経緯を書いています。
流産の兆候の特徴を書いている訳ではないので、やみくもに妊婦さんお一人で不安になることがないようにして下さいね。
松ぼっくり
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