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山河令

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#日本語

山河令のエンディング曲「天涯客」を、うたえる日本語に訳してみました

天涯客 晴天に 努めを終え 寒江を越え 夜には 坏に月が笑い 独り酒 江湖ならば 渡り歩けても 酔から醒めると 天涯に故郷はない 西陵の秋には 氷雨がくちづけて 口さがないそしりに 心が荒さんでも 江南の春風は 心を温めてはくれず そのとき不意に 我らに光が 四季の花は短く でも遅くはない 木枯らしに突き進み 小さな家へと 万里の河山を家とし しがらみ忘れて 余生はお前と 酒を温めたい 草がなびき 夕陽に雲がかかり どこの仙郷か 胡蝶の骨、玉の梁 かかえ込んだ愁いを 

山河令の挿入歌「酔江月」を和訳してみました

酔江月 (顧湘と曹蔚寧の甘いテーマ) (酔江月 - 川にかかる月に酔えば) 繊細な指でツネられた 紅い痕 恋に落ちた こころの 思いが通じるのは 難しいけど 花の前には 酔いしれます 色々なことを 千万回も思ってみても 答えは みつからない 頬を染めた 白い顔 美しい 化粧 ただただ 何も言えません 自然のなかで こころが触れ合い ついに愛し合う 恋人同士となり 一年後の半月の日に(=牽牛織女のように) カササギの橋でまた会える(=逢瀬する) 仲になりました 鏡のな

山河令演唱会 1日目 セットリスト、および歌詞を和訳してみました

1日めのセットリスト 01.孤夢 02.酔江月 03.帰 04.望天涯 05.落心 06.錦書来 07.盲 08.無題 09.縁滅 10.天涯客 11.天問 【孤夢】(天窗を辞めたときの阿絮の気持ち) 昨夜は春風に心を 寂れた街に飛ばされ 俗世間に 静かに落ちた 幾らか指紋が 年輪を刻んでも 情が深いと 争えない 夢のような想い出を手放せず 孤独に夢見て 江湖に落ちぶれ 余生を無駄にする 何人もに背いたからか やっと夢から覚め 突然 すべてが見通せた 昨日は細雨(さ