{手紙(自分語り)}大切な貴女(クラリッサ)へ

「君は役者だね。」っていうと、
君は驚いたような顔をした後、
少し寂しそうに目を逸らして「そうかな…?」と呟く。

君と出逢ってから、今この時まで、
いろいろなことがあって。
今まで一人だったことが、
今では二人のことになって。
それがなんだか不思議に思うけど、
それが無性に嬉しいんだ。

初めの頃は君がいることが非日常で、
一人だった世界に君がいることに
違和感すら覚えていたんだ。
でも気付かないうちに馴染んでいて、
それが当たり前になっていて、
一緒にいない時の方が違和感になっていたんだ。

でもそれは当たり前ではなくて、
非日常だった頃が確かにあって、
僕が初めて君を見たときに、
君に惚れて、
一緒にいたくて、
君を求めて、
受け入れてくれて。

そんな小さいけど大きな希跡の集大成なんだ。

君はいつも同じ笑顔。
それも僕は好きだけど、
時々見せる拗ねた顔とか、
いつもと違う笑顔とか、
それが見れると僕は嬉しいんだ。

君の感情が見えたときが、
一番僕の気持ちが揺れ動くんだ。

大好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?