行き止まりの学園{用語設定}{物語設定}

・公には全寮制能力者学園
・過度な能力性障害能力者も受け入れている
・実際は過度な能力性障害能力者の経過観察を行う研究施設も兼ねて建設されている
・そのため資金面の裏には大手研究企業からのサポートもある
・研究目的としては「過度な能力性障害の自然治癒の経過観察」としているが、実際は医術による障害緩和および障害治癒が不可能な能力者を隔離し、障害を負った状態でどのような作用があるかの経過観察である
・その研究課題の中に、「人間性の保有に関する事項」として「知性の有無、人間的知性や思考回路の喪失について」の研究があり、その一環として、「人間の普通教育による知性の発達と記憶力の観察」として、彼らに普通の生徒と同じように教育が行われている。
・その教育を行うための教師として呼ばれたのが主人公の教師

「世間じゃ教師が生徒の生活やら将来、それこそ生き死ににまで口を出すのはおこがましい、なんて風潮だが、ここじゃまるで正反対だな。彼らの生活やら将来まで口を出さなきゃ、あいつらにまともな未来は巡って来ないなんて」

元々生徒との距離感もなく親身になり、生徒を見守っていきたいと思って教師になったが、生徒やその親との距離感や世間の風潮などに晒され、次第に生徒と関わる事を辞めて、精神的に死んだように仕事として教師をするようになっていて、
そんな状況と現実のストレスから教員を辞めようとしていた時に、この学校への転任の話を持ちかけられた。
最初は断っていたが、短期間でもいいから1度来て欲しいと言われ、押しに負けて転任する。

最初は臨時職員として就任し、能力性障害の生徒専門で教鞭を執ることに。始めのうちは生徒の異質な容姿や状態に戸惑いつつも、一人一人の生徒と親身に関われることで、次第に自分自身の状態も回復していく。

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