○○学園オカルト研究部{団体設定}{物語設定}

◆調査記録1「我羅覇のネクロマンシー技術」

・我羅覇連邦共和国には一部でネクロマンシーと呼ばれる「死者を操る技術」が存在したと言われている
・それは能力者による仕業ではないと思われる。
・理由1:伝承自体が能力者発生以前から存在したとされていること
・理由2:その技術は(伝承により一族や宗派、師弟関係など様々ではあるが)共通して、伝承できたということ
・理由3:その技術は我羅覇連邦共和国内に集中しており、他国では聞かれない技術であること
・理由1を正確に探ることは難しい
・理由2において、一族に伝わる技術であったとしても、能力者の遺伝は「能力者という性質」の遺伝であり、同系統ならまだしも、全く同じ能力が遺伝する確率は相当低く、能力が遺伝した結果の伝承とは考えにくい
・理由3においても、もし能力者の仕業であった場合、伝承が我羅覇連邦共和国内にのみ集中している=我羅覇連邦共和国内に集中してネクロマンシーの能力者が多く出現したという事になるが、1地域でのみ全く同じ能力者が多く出現したというのも考えにくい
・現在の我羅覇連邦共和国内でも、実際あまり聞くことがない伝承であるが、オカルトマニアの間ではよく話題に上がる
・一説にはその土地に人間より以前から生活していた原住民の持つ能力だったのではないか、というものがあるが、その原住民が確認できていないため真偽は定かではない

◆調査記録2「原住民と信仰」

・とある原住民の能力と信仰に対しての調査
・とある原住民は元々自然と対話をする能力を遺伝する種族だった
・しかしその能力とは裏腹に、信仰していたと記録されているのは唯一神
・彼らの種族は自然の様々な物と対話をしながらも、一神教であったとされている
・なぜ自然の様々な物を崇拝する多神教ではなく、一神教となったのか(もしくは一神教であったという記録が残っているのか)
・これに対する部員の仮説が「むしろ能力者だったから」というもの
・能力者の能力とは、言わば呼吸や日常会話と同様の物。暴走などしていなければ当たり前で無意識に行っている行為である
・その当たり前の行為として自然と会話できる彼らにとって、自然はたとえ尊敬や畏敬の念はあれど、信仰する対象にはなり得なかったのではないか、という説
・当たり前に日常会話をしている部員同士で、尊敬はしたりしても、相手を神だとして崇める事はしないだろう。彼らの自然に対する距離感もそれと同じだったのではないか
・同じだった場合、むしろ神として崇めるのは自然そのものではなく、自分達や自然達その全てを創造した唯一神なのではないか。故に多神教ではなく一神教になったのでないか。
・これはあくまで仮説であり今後更なる調査が必要ではあるが、この仮説を元に調査を進めることにする

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