東京に住んで

とりあえず所信表明

まずは今日の内容とは関係ないことを。
何かを始めるときにはおおまかな方針を決めておくといいと思っている。
この度はnoteに投稿を始めたわけだが、それにあたってこれだけは書かない、ということを決めてある。
それは仕事のこと。
昔から、人の仕事の話を聞くのが苦手だ。
親も仕事場の話を家でよくしていたが、その大半は愚痴で、聞かされても困るし面白くもない。
なので私は普段から、基本的に仕事の話は自分からしない、相手にも聞かないことにしている。
数年ぶりに会う友人にも、「今何してるの?」なんて聞いたことがない。
このスタンスはnoteにおいても変えないことにする。
仕事の話はここには残さない。
そもそも、楽しいことだけを残した方がいいだろう。
もし誰かが読んで暗い気持ちにさせるのは本意ではないし、自分が振り返ったときに嫌な思い出に触れたくもない。
とはいえ、仕事以外の出来事なら、多少暗くても書き留めるかもしれないが。

東京の都心を歩いた話

なぜ東京を歩くのか

今回は2022年、予想外に歩き回った東京のことを書き残しておこう。
東京を歩くといっても、歩くのは都心。
普段住んでいるのは東京でも西の方で、都心なんて用がなければ行かないのだ。
人混みが嫌いなので行きたくないというのもあるが。
それでもかれこれ2年前から、身体を動かすため、東京を見るため、といった理由から、友人と2人で山手線沿いを一周歩くという企画を進めていた。
ただし、日程と天候が噛み合わないといけないので、何日かに分けながら、結局今年の11月にようやく一周を達成したのだった。

ということで、本来東京を歩き回ることは予想外でもなんでもなかったはずだった。
この散歩の計画とは別に、その友人とは謎解きをするのも趣味で、10月にQuizKnockが企画した兜町の謎解きに参加した。
これが予想以上に早く終わったので、兜町方面から築地を経由して銀座方面へと散歩することにした。
道中、東銀座に岩手県のアンテナショップを見つけた。
入ってみると、名産が山ほどあるし、ソフトクリームは美味しいし、すっかりアンテナショップにハマってしまったのである。
東京を歩いているだけで、他の都道府県のことを知れるのだから、この上ない娯楽だ。
結局この日は、銀座を歩きながら山形県、香川県と愛媛県のアンテナショップにも足を伸ばした。

帰宅して調べてみると、新橋、銀座、東京あたりのエリアにはかなりの数のアンテナショップがあることが分かった。
かくして、散歩がてら、それらも巡ることになった。

記憶に残っている場所

巡った場所について全て書き残してしまうと、恐らくとんでもない文量になる。
なので、なかでも記憶に残っている場所について書き残しておくこととしよう。
しかし、訪れてすぐに書いていないので、時系列は諦めよう。

・いわて銀河プラザ
記念すべき(?)最初に訪れたアンテナショップ。
店舗面積も広く、アンテナショップに興味を持たせるには十分だった。
ただ、この時はアンテナショップ巡りは計画になかったので、少しもったいないことをした。
買い物をする準備はしていなかったし、冷蔵のものは持って帰れない。
岩手県には小岩井農場があるので、店内ではソフトクリームを売っていた。
これも抜群に美味しかった。

・北海道どさんこプラザ
有楽町にある東京交通会館には、多くのアンテナショップがあった。
とはいえ、ほとんどの店がそこまで広くない。
そんな中で、北海道のアンテナショップは比較的広かった。
見覚えのあるようなお土産(主にお菓子系)も、見たことがないお土産(特にラーメン系など)もあった。
そして、ソフトクリームが美味しい。個人的には、白いブラックサンダーが置いてなかったのが残念だった。

・Limited Store 291(福井)
福井県のアンテナショップは、もともと南青山にあったらしい。
それが移転のために、一時的に銀座にオープンしているとのこと。
その情報だけを持っていたので、仮で細々と営業しているものだと思っていた。
訪れてみるととにかく大きくて驚いた。
中2階と中3階を含めると5フロア分と数えてもいい。
酒、眼鏡、和紙、さらには福井の新聞まで置いてあった。
今回のアンテナショップ巡りで一番の心残りはここで、昼少し前に訪れたこともあり、名物の水ようかんを買えなかったのである。
冷蔵の品を持って、夜まで歩き回るわけにはいかないということで、断念した。

・銀座
アンテナショップを抜きにしても、銀座近辺の散歩は楽しかった。
よく聞くお店の本店が多くあった。
例えば銀座アスターとか、銀座コージーコーナーとか、少し行くと築地には築地銀だこがあったり。
テレビでよく見る歩行者天国を歩くと、ずっと住んでいた東京にはじめて触れた気がして、不思議な感覚だった。

・竹芝
東京島しょ部のアンテナショップを目当てに、朝早い時間に訪れたのが竹芝だった。
結果的に、竹芝に朝行ったのは正解だった。
静かな埠頭公園に立つと、右にレインボーブリッジ、左にスカイツリー、対岸には倉庫と高層マンション。
ここだけでも、東京を見た気になるには十分だ。
山手線を一周した中で、最も心地よい場所であった。
尤も、竹芝は山手線の駅ではないのだが。

・高輪ゲートウェイ
さてさて、記憶に残ったという点では、高輪ゲートウェイ駅も外せない。
駅舎はそこそこきれいで、無人コンビニも利用してみた。
ただ、とにかく駅の周りにまだ何もない。
てっきり、周辺施設込みで諸々オープンしたものだと思っていたが、行ってみると全く開業の見通しが見えなかった。
調べてみると、本開業は2025年らしい。
観光には、それを待った方がよさそうだ。

おわりに

自分が住む町を観光する機会はなかなかない。
厳密に、自分が住む町か、と言われると、銀座なんて縁遠いのだが。
旅行に行かずとも、街を歩くことは有益だと思う。
来年も、知らないものに出会い、まだ見ぬものを発見する、好奇心を満たす日々を過ごしたいと願うのである。

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