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生後1日で育児の洗礼を浴びた話

こんにちは、破壊光線です。
そういえば前回の記事を見直したら赤ちゃんのサイズとか書いてませんでしたね。今更書くと出産時は3450gとかなりのビッグベイビーでした。母親に俺の出生時の体重を聞いたら2500程度で、1ヶ月後の俺とほぼ同値らしいです。デカすぎんだろ
というわけで今回は出産してから妻が退院するまでの話を書いていきます。たった4日の話ですが、この4日が濃いんだ。


満身創痍のママたち

無事赤ちゃんが産まれた後はお母さんは数日の間入院します。当然ですね。
入院中のママは全員出産により体はズタボロの状態です。どのくらいヤバいのかと言うとマトモに歩くことすら困難です。なんせ股を文字通りハサミで裂かれてますからね。赤ちゃんがよほど早熟など小さくない限りは出口に対して基本デカすぎるので、高確率で裂かれるそうです。流石に麻酔はかけますが、にしても恐ろしい。男性各位も置き換えて想像して欲しいです。血の気が色んな意味で引きますね。
裂かれることは俺も産まれるまで知りませんでした。申し訳ないけど知らなくてよかった。ただでさえパニクってる時に看護師に裂かれるところなんか見てたら自分は何しでかすかわからないです。

そんな状態なので基本ママは歩けません。病院の中に来ると、ママはほぼ全員手を壁について明らかに激痛に耐えてるのが分かる顔で歩いています。そりゃそうでしょう。出産がどれだけキツいか理解していればさもありなんというか、歩けるのがすごいです。

そんな状態なのでまず赤ちゃんは勿論まずはママたちにしっかりと静養していただくためにもしばらく入院していただきます。
面会時間や入院期間は病院によってまちまちですが、コレがどこも似たようなものかと思ったら超ピンキリなのでしっかり決めておきましょう。そして産婦人科選びにお金を惜しまないでください。コレは書くとマジで長くなるので今度別の記事にしますが、ホント病院は大事だなと思いました。

じっくり赤ちゃんとご対面

そんなわけで赤ちゃんと嫁と面会するために産婦人科に行くと、面会の数時間だけ会えました。コロナ云々にかかわらず、面会時間や面会できる人は産婦人科次第でものすごく違うので先に聞いておきましょう。自分の産んだ病院は配偶者のみ、指定された3時間だけというそこそこ厳しい制約でした。おかげで退院直後に両家が殺到しました。この話もおいおい書きます…

そしていざ赤ちゃんと会うと、本当に小さくて可愛いですね。たった1日ですが、生まれた瞬間と比較すると凄まじく人間らしくなっています。生まれた瞬間は流石に赤ちゃんの名のごとく真っ赤っ赤で宇宙人みたいですが、たった1日で完全に人間になっています。ここらへんの赤ちゃんの変化はマジでとんでもない勢いなので毎日写真を撮っても足りません。たった3ヶ月でも写真を振り返ると誰?ってくらい違いますので。

臭すぎるアレ

そんな赤ちゃんも生まれた初日からしっかりとうんちとおしっこをします。厳密には羊水の中でうんちもおしっこも産まれる前からしてたそうです。とはいえ産まれる前のうんちは生誕前の便通の動作テストと言った趣らしく、老廃物とかも殆どないそうです。

が、生まれてたった1日でうんちが本当に臭い。

俺はママ友から聞いていた「赤ちゃんは愛おしすぎてうんちですらいい匂いと感じてしまう」という言葉を真に受け、肺から全身でうんちの匂いを嗅いでしまったのですが、臭さのあまりトイレに行って吐きかけました。
実際問題、愛おしすぎるという点は紛れもない事実だし、50cm程度の赤ちゃんから出るうんちなど成人のハナクソみたいなものだと思っていたんですが、完全に見通しが甘かったです。ハナクソどころか赤ちゃんの少量のうんちでさえ成人のものより余裕で臭いし、臭いの性質が違いすぎますね。普通の人の場合、うんこくさいなんて罵倒があるほどなのでそれとしか形容できない臭いですが、赤ちゃんのは何故かかなり硫黄系の臭いがします。硫黄系の臭い玉とでも言いましょうか。そのくらい硫黄系の臭いを悪い意味で尖らせた感じです。兎にも角にも強烈で、俺はあまりに臭すぎて赤ちゃんのうんち処理を克服するまで2ヶ月を要しました。

不機嫌すぎる赤ちゃん

そしてうんちを終えてしばらくして抱っこをした瞬間、唐突に恐ろしい勢いで赤ちゃんがギャン泣きをしてきました。正直初日からここまで元気になくのかと思いましたが、本当にめちゃくちゃ泣いてました。泣いてない時間のほうが短いんじゃないかというくらいです。しかも理由も不明で、ミルクも上げ、おむつも変えたあと、抱っこもしていたので打つ手無しです。

抱いたら泣かれた上にうんちのおむつひとつ変えられないだけでも育児のしんどさを一気に思い知らされましたが、個人的に何よりもつらかったことは、心の中で「うるせえな」と思って苛立ってしまったことです。初日からこんなことを思う自分が本当に許せないし、挙げ句この先に手を出してしまったらどうしようという恐怖や、命を預かるプレッシャーやらなにやらで一日で心を完全にへし折られました。この日はマジで家で一人で泣きました。当然もう引き返せませんし、ただひたすら絶望したのを覚えています。話が重くなりすぎるとアレなんで先に書きますが、これらは全て杞憂だったんですけどね。

変貌した翌日

翌日メンタルがズタボロながらもなんとか赤ちゃんに会いに行ったのですが、そこから赤ちゃんが急変。全然泣かず、ミルクを飲んではすやすやと寝てくれて、しかも全然起きないと昨日とは別人なんじゃないかと言うほどに平和でした。

何故こうなったかと言うと、振り返ってみたら超簡単で、ミルクの量です。
ミルクの量も産婦人科によりけりですが、初日は本当に少ししかあげられない制限がかかっていたため、元からデカい我が子にとっては全く足りていなかったらしいです。要は腹減っていただけということですね。それを知り、抱っこしても泣かず、平和な赤ちゃんを見てると本当に救われました。実際3ヶ月ほど育児をして思いますが、個人的には初日ほど辛い日はなかったです。そしてうるせえなと思うのはめったにないけど避けられない

おわり、退院から育児の始まりへ

それ以降は順調に嫁の様態も回復し、無事退院となりました。俺は育休を取っていたのでここから一ヶ月ほど育児に専念したのですが、しんどくはないですが中々ハードワークでした。ここらへんのことを次は書いていこうかなと思います。あとなんか育休についても書きたいですね。育休取って思ったことがめちゃくちゃあるので。

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