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社会人になって、11年目です。

iCARE公式ブログをご覧のみなさん、おはこんばんちは。中野雄介です。

本日4月29日は我が生誕記念日でございまして、御年33歳になりました。元々実年齢より5~7歳ほど年増に見られるタチで、先日とうとう40歳に間違えられましたが、一応33歳です。

と同時に、この4月から社会人11年目に入りまして、社会人としてちょうど10年が終わりました。10年というのもひとつ節目になる期間かなとは思いつつ、あまり期間的な節目を大切にするタイプではないのでそんなに気にしてなかったのですが、とある本を読んだことをきっかけに、気持ちを新たにしてみようと思った次第です。


おそらく10年ぶりに読んだ『7つの習慣』

そのとある本とは、あの押しも押されもせぬ自己啓発書である『7つの習慣』です。スティーブン・コヴィーさんがあらゆる成功者にインタビューして回った結果見つけた、成功者の原則と習慣を綴った世界的大ベストセラー。

先日何かの拍子に見かけて、とても懐かしくなって、久しぶりに読み直してみたのです。たぶん10年ぶりに。

内容についてはご存知の方も多いでしょうが、成功を収めたと言われる方々には、下記の7つの習慣が共通しているそうです。

第1の習慣 主体的であること
第2の習慣 終わりを思い描く
第3の習慣 最優先事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣 シナジーを創り出す
第7の習慣 刃を研ぐ

https://www.franklincovey.co.jp/the-7-habits/

この本は、内定時代か入社時の課題図書だった気がしますが、初めて読んだ時はあまりピンと来る内容ではなく、退屈な本だった記憶しかありません。最も特徴的な習慣である、「刃を研ぐ(自分自身を再新再生させる状態を保つこと)」に至っては、「あーなるほど、ジャックナイフになれってことね!」くらいにしか感じてなかったと思います。それくらい社会に出る前の糞餓鬼だった自分に、この世界的名著はあまりに難解すぎる代物だったのでしょう。

ただ、10年ぶりに本書に触れて、内容で謳われていることの意義や効用が少しは分かるようになった気がして、社会人を10年続けてきて多少なりとも自身が成長しているのかなと実感できた読後感がありました。


新卒で入社したネオキャリア

話は変わりますが、私は大手人材会社であるネオキャリアという会社から社会人をスタートしました。

なんの写真だったかまったく記憶にない。

新卒でこの会社に入らせてもらえたことには、今でもとても感謝をしています。わずか1年半の在籍でしたが、本当に多くのことを学ばせてもらいました。その中でも、特に「ビジネスパーソンとしてのあるべきマインドとスタンス」を教わったことは、今でも大きな財産です。

ビジネスパーソンとして成果を出すこと、目標を達成すること、目標達成のためなら手段を問わずやれることは全部やること、問題や課題をなんとかするのが仕事であること、そのゴールに向かって逆算して行動を積み上げること、それを実行できるように最短最速で自身が成長する必要があること。

言ってしまえば当たり前のことばかりですが、社会人として様々な人たちと働かせてもらってきた中で、これらのマインドとスタンスを叩き込んでもらえたことは、実は有り難いことで幸運なことなんだなと思ったりもします。

その土台の上に10年の歳月を積み重ねたことで、新卒だった頃よりも圧倒的にできることは増えました。要領良く物事を進められたり、避けるべき選択が事前に判断できるようになったり、以前なら気づけなかったことに気づけるようにもなりました。

しかしながら、『7つの習慣』を読んだことで、10年の歳月の中でそのマインドやスタンスの刃こぼれを起こしていないだろうか?と自問自答した自分がいたのも事実です。単に量をこなすように働くというのではなく、気持ちの持ちようとして、スポンジのごとく貪欲に吸収して成長し、いち早く大きな成果を出してやろうと鼻息の荒かった新卒の頃のガムシャラさや必死さを忘れていないだろうか、と。

結局のところ、ビジネスというのは信念と執着心を持って、取り組み続けた人が大きな成果を残すことが多かったりします。自身のマインドやスタンスは今でもギンギンギラギラのつもりでいますが、10年の節目と『7つの習慣』が、自身の「刃を研ぐ」ための良いきっかけになりました。

ありがとう、10年。ありがとう、7つの習慣。おかげさまで改めて「ジャックナイフ」になることができました。


思い出してしまった10年前の悪夢

ということで10年前を回想していたんですが、悪夢のような出来事も同時に思い出してしまいました。

当時のネオキャリアは、入社して1ヶ月間がまるまる新入社員研修だったのですが、自社の商材に関する知識確認テストやテレアポ、営業ロープレといった、実に営業会社らしい研修内容でした。また、すべての研修コンテンツには点数が設けられていて、日々の得点の累積によって新卒同期130名全員の順位がランキング形式で可視化されるというプログラムでした。

研修時代からすでに激しい競争文化だったのですが、私は偶然にも好成績を収めていたので、最終コンテンツであるビジネスプランコンテストが終了した時点で全体の2位でした。

このコンテストは、研修チーム全員で2日ほど徹夜をしながら準備をしていたため、コンテストの終わり頃には全員疲労困憊でした。ただ、その努力の甲斐もあってか良い成績を収めることができて、新卒研修は最終順位と配属部署の発表がある最終日を残すのみとなっていました。ちょうど10年前の今日くらいの出来事です。

最終日の前日は、疲労感とそれを大きく上回る達成感を感じつつ、気持ちよく明日を迎えられそうだなと思いながら眠りについていた気がします。

そして、翌日の研修最終日。あの時に見た時計の長針と短針は今でも鮮明に覚えており、この先一生忘れることはないでしょう。

起きたら、11時10分でした。

その日は、カーテンを開けずとも分かるほどに清々しい快晴だったことを覚えています。枕元に置いていたスマホを見ると、10件を優に超える着信と大量のLINEが来ていました。そんな状況だったにもかかわらず、とても目覚めのよいスッキリした朝でした。

その後、支度をして会社に向かい、研修担当の方にこっぴどく怒られ、チーム全員に呆れられ、自身のランキングは2位から80位くらいに落ち、配属先の新しい上司に配属初日から怒られるという経験をしました。

これらを通して今ハッキリと言えることは、第0の習慣として「先ずもってよく寝ること、寝坊をしないこと」が隠されていたってことです。みなさんのご参考になれば幸いです。

引き続き、iCARE社もよろしくお願いします。


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