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うさぽん昔話 6 児童養護施設の闇【施設内虐待】

児童養護施設は、毎日が戦場だ。

巷では、誰とも交流のないひとり暮らしの方を「孤独」「孤立」と認定することが多い。

私は、孤独は集団の中で感じるものだと思っている。

反省部屋に閉じ込められている間は
孤独ではなく恐怖だった。
爪や腕を噛み、血が出ても噛み続けた。

施設内では、自分の立ち位置を決める子供が多い。

職員にベッタリな子供。
群れ(グループ)を作る子、上下を決めたがる子、上手く立ち回り誰とでも仲良くする優等生タイプ。暴れ回る子、反抗する子…


子供達はカラフルだ。

私はひとりが好き。
ひとり遊びが好きで、その遊びを邪魔されることがなにより嫌いだった。


私が18歳まで暮らしたのは、2つの児童養護施設と児童自立支援施設、児童心理病院。


今回は、施設内虐待の実態を書く。

虐待の描写もあるので、苦手な方はこの先は自己責任でお願いします。


私が暮らした3つの施設は、どこの施設でも、毎日虐待が行われていました。

レベル1の虐待からレベル10まで。
レベルをはるかに超えるものも沢山あった。

例えば、頭を軽く叩くようなものは
挨拶のようなもの。レベル1。

子供がうずくまるほどの身体的虐待も毎日あった。レベル8

とにかく泣き叫ぶ声が耐えない。

騒いでいる子供達を廊下に全員正座させ、ひとりひとりビンタ。

膝の下にほうきやバット、竹刀、モップやほうきの柄の部分を挟ませ、太ももを踏みつけたり、ホースで水をかける。

水浸しになった廊下を拭き掃除。

職員が動いて良いと言うまで立たされたりもした。

暴言はとにかく酷い。

アホ、バカ、4ね、クソ、ブス、基地外、出てけ!世話してやってんだぞ!


大人が使う言葉は、当然子供も真似る。

学校で使う→教師に怒られる→施設の子供は乱暴だ!(施設へクレーム)→体罰→反省部屋。このループで怒られる。

反省部屋への監禁もあった。
食事は抜き。
その間は、学校へ行けない。
熱が出たことにされ休みになる。

ノートに反省文を書き、職員がダメだし。何度も何度も書かされる。


私だけではなく、全ての子供が対象になる。ただし、父母が頻繁に面会に来る子供だけは免除されていた。

世の中そんなもんだ。

子供達には、
常に越えられない壁が存在する。

私の大切な友の話をここに残します。


みぃちゃんとタケちゃんへ

私は自分の無力さを今でも
後悔しています。

本当に、ごめん。

2人に出逢えたことで、私の人生は大きく変化した。

「保護されたら安心安全」この神話をぶち壊したい。

保護されても安全な場所は無かった。
無力な子供に何が出来る?


革命も起こせない。

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