見出し画像

ウンコな議論とバイアスについて考えてみる

はじめに

先日「バカの研究」という本を読んだ。
中々興味深い内容で、様々な研究者が「バカ」について研究、分析をしている本だ。

他人に向かって毒を撒き散らすような人を研究していて、声を出して笑ってしまう部分もあり中々凄い研究だなと思った。

バカは自分を賢いと思い込む
ジャン=クロード・カリエール

帯の中に書かれていた一言なのだが、これらのバイアスについて興味が湧いてきたので読んでみた。

目次の後の「はじめに」の一部を抜粋してみる。

はじめに : 警告

この門をくぐる者は 一切の希望を捨てよ

「良識はこの世でもっとも平等に分け与えられているのだ」と、十七世紀の哲学者、デカルトは言った。

では、「バカ」はどうだろうか?じわじわとにじみ出たり、ぽたぽたと滴ったり、さらさらと流れたり、波のように押し寄せたりしながら、バカたちは私達を侵食する。バカはあらゆるところに現れ、境界や限界がない。

我慢できるくらいにほんの少しだったり、うんざりするほど次々と現れたり、地震のように激しく揺さぶったり、強風のように突進してきたり、津波のように襲いかかったりしながら、バカはいつもわたしたちを呆れさせ、打ちのめし、混乱させ、傷つける。

さらにひどいことに、わたしたちもいつバカになるかわからない。

わたし自身もそれについては全く自信がない。

「バカ」の研究より

「バカはあらゆるところに現れ、境界や限界がない。」

そして、ある日何らかのきっかけで、自分もそうなる恐れがあると言う。

ここから先は

6,911字

¥ 150

頂いたサポートは、救済ビジネス、貧困ビジネス、児童自立支援施設の施設内虐待等々を改善して行くための活動費に使わせていただきます!応援よろしくお願い致します!