03.左ページの挿絵

予定ではもう少し早く進められるはずだったページ左側の挿絵。現在進行形でなかなか苦戦しています。
最初の勢いが良かっただけに、あ、これ結構いけるかもしれないと…思っていた頃が私にもありました…
勢い良かった一枚目はこれ↓

最初のイメージ図です。これを元に描いていくのですがここから困難を極めました。

左側は気に入ったのですが、右の草？がどうにも気持ち悪い。数日手を加えずに眺めて、やっぱり気持ち悪いので描き直すことにしました。

藻にしました。いや、なんか藻っぽいやつ。

そして同時に色について考えていました。カラーにしようとは決めていたので、どこまで黒を生かすか色に差し替えるか。

最初、右にある藻の部分は緑にしようとしていたのですが、なんかこう…最終的には版画にしたい私が、彫るの面倒くさそう…と本能的に感じ取ったのでとりあえず反転してみました。

自分の短編「空中熱帯魚」を読み直してみると、イメージ的にはこっちが良いけど、右のページに対してバランスが取れてないので一旦ボツに。
…したんですけど、このあたりから迷走に迷走を重ねて、この白黒反転版をゴミ箱に入れたり、拾ったりを繰り返している間に、いやそろそろ文字が見開きページに入るかやってみねばなるまいなと気づきました。

メインとも言える文字（文章）はどのタイミングで入れるか、もしや、文字を入れてから挿絵を考えていくべきだったのか。それともやはり挿絵がかたまってきた状態で文字を入れてみるか。
ちょっと未だに悩み中です。
今回の場合は、挿絵先行。今回はそれで良かったような気もしてます。

文字サイズは、調べたところによると標準が14Q、少し小さめで13Qらしい。未だに「Q」が何を表しているかわからないのですが、そうらしいので最初14Q入れました。私的には目が泳いで読みづらい気がしたので13Qにしました。
行間も凝ろうと思えば凝れるけど、とりあえずは標準。

諸々入れてみたら見開きでぴったり上手いこと文字入りました。
挿絵は元サイズを80%にしました。
左挿絵は良いとこ取りをして、こんな感じ。

まだ調整はしますがとりあえず。
全体を黒枠で囲ってもいいかも。その方が閉塞感が出そう。

ほんとに版画にするんだろうかと疑問に思いつつ、やってみてできそうもないと挫折したらまた考えます。

つづく（次は版画編…？）