ジャニー喜多川性加害の被害者がいるということ、長年見て見ぬふりをされたということ

ジャニーズに対するマスコミの掌返しは確かにそうだけど、それでジャニー喜多川の性加害を矮小化しようという向きがあるのは的外れ。あと、マスコミの追及を十把一絡げにするのも意味はない。もちろん、マスコミの問題の検証は必須。

ジャニー喜多川が死去してから被害を訴えだしたという声がちらほら見えるが、性暴力被害のことに全く無知な二次加害。ましてや、元「慰安婦」も昭和天皇が死去してから名乗り出たり責任追及を始めたりしたと並べる投稿もみかけたが悪質。暇空らのようにこの問題を韓国・北朝鮮と結びつけるのも酷い。


ジャニーズ事務所の件、本筋からどんどん逸れていく。ジャニー喜多川の性加害があり、知っているか感づいていた事務所内外の者がテレビ局等含め介入するどころか見て見ぬふりをし蓋をしてきた。性被害、殊に男児の性被害の特質と、圧倒的な力関係や事務所・業界の特殊性のために相談すらできなかった。

ところが、性被害をなきものとし被害者を黙らせる構造の発動、あるいは事実は認識したとしても被害を矮小化したり加害者の功績や被害者が得た「利益」などを持ち出して相殺したり沈黙してきたマスコミなどの追及「資格」の問題にしたりして論点をすり替える動きがある。さらには、

追及者の資質を問題にしたり、暇空らのように、PENLIGHTを焦点化してそこから韓国だ北朝鮮だと印象操作をしてみせたり創価学会と結び付けて憶測してみせたりあるいは被害者として名乗り出た人の信用を貶め証言を疑問視してみせたり(「慰安婦」との重ね合わせも)…と本筋から逸らされていく。

報道者としても取引先としても責任があるマスコミは自己反省・検証ということを含め、本筋から外れずに取材・追及し報じるということは絶対に押さえるべきだし、ようやく口を開けた被害者がいること、未だ口を開けない、思い出せない、思い出したくない被害者がいるということを絶対の基礎とすべきだ。

被害当事者に説教?性被害のことを何もわかっていない、あまりに典型的であまりに酷い二次加害発言。


東山氏個人がどうこう以前に最古参、最上位の所属タレントが継ぐって。

東山氏、井ノ原氏もあくまでつなぎであるべき。30年、40年所属してきたタレントが経営するというのは問題の背景を考えてあり得ないこと。事務所の文化、意識と無縁な人が就くべきだし、タレントマネジメントのノウハウなどにもその文化、意識が染みついてるから一から見直さないとならない。事業承継の一般論は通じない。

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