Colabo対暇空茜の民事訴訟について

Colabo対暇空茜の民事訴訟と関連事項についてのツイートをアーカイブしました。これでも一部です…。

暇空のYouTube、「重大」って何日も煽ってたし、見た連中も興奮してるんだが、要は裁判の争点もColabo側の主張もまともに理解できず、論理を辿れず、自分が優勢にあると誤解してるだけじゃん。結局そういう思考の結果名誉棄損したと訴えられているのよ。暇空側の立証の仕方は暇空に不利な心証を形成する、していると思うよ。

とりあえず、暇空に乗って、「Colaboが生活保護を不正受給した」「不正受給させた」「過大に受給させて利得した」等流布したら名誉毀損になり得るよ。

まず話が顛倒。住宅扶助受給の場合は53,700円(それでも費用に足りているのかは不明)。その水準を住宅扶助を受給していない人にも適用すると負担になるから3万円に設定し3か月無料にもしたと考えるのが自然。3万円を53,700円にしたと逆に捉えるべき根拠が示されていない。

外国人の生活保護受給を非難する声があり(違憲だというデマもある)、入管法改正問題でも顕著にみられた通り、排外主義的な言説が一定の力を持っている中で、外国籍女性の生活保護受給、シェルター保護を殊更に強調することがどのような効果を持つかは明白。

そもそも入管法改正問題での暇空の度重なる主張は排外主義的であり、Colaboについて外国籍の利用者を強調する意図はたとえ形式上は事実関係の指摘にとどめていたとしても明らか。

それと、暇空が不正受給の証拠を出したからColabo側が主張を引っ込めたかに流布されているが、暇空が昨日公開した書面を見る限り、生活保護を受給するのは当然ながら利用者個人でありColaboが受給するものではないので「Colaboが不正受給」は論理的に成り立たない等、整理をするものに過ぎない。

そもそも暇空が引用する訴状でも「10代の女性たちを《利用して》生活保護費を《違法に取得》して利益を図ってきたとの印象を持たせるもの」と記載され(《》は私による強調)、今回の書面の引用部分「『生活保護ビジネス』で不正な利益を得ているとの印象を与えている」は一貫している。

Colabo側の方針、戦略は私にはわからないが、暇空が公開している情報のみからでも暇空の解釈が破綻していることは明らかで、暇空の主張に乗って、「Colaboが生活保護を不正受給した/させた証拠が出た」「それでColabo側は不正受給について争うのをやめた」みたいに言うのは誤りなのよ。

だから、弁護士がこんな風に短絡して、この前提で縷々ツイートしているのは「危ない」よね。わかってるのかな?

暇空が「不正受給の手口」と言ってるものが全くそうではなく秘匿すべき情報にも当たらず、むしろこんなことで「不正受給」と言ってると明らかになっている箇所なんじゃないかな。黒塗りにしたまま「不正受給の手口」など重大なことが書いてあるかに繰り返している方が悪質だよね。

書面から都合よく切り出して印象操作し煽る暇空のいつものやり方。ともあれ、「大衆」など言葉の選択についてはともかく、神原弁護士の論旨は当然のことのみ。暇空らは既に都も監査委員も非難し、司法を試す趣旨の発言もあった。そもそも「ナニカグループ」の設定がそういうもの。


事情知ってると鼻で笑うしかない、選択的に事実を並べて大掛かりな動きがあるかに見せる陰謀論のnoteが重要視するのが暇空のこのnote。 荒唐無稽な妄想が満載。Colabo/仁藤さん流の戦い方という以上の意味を読み取る必要はないのに、誇大感で自分を英雄視したいだけ。

ただ、結果的にこの会見が暇空らの妄想のストーリーを強化することになった面があるのと、Colaboが前面に出続けざるを得なくなった点は悩ましい。相対的にはリソースを持つColaboだからできた戦い方ではあるが、暇空の資金力に対しては不利だったし、国会議員や都議が暇空に乗ってややこしくなった。


Colaboと都との間の信頼関係が崩れてしまった。というか、腹を割って話せる関係に至ってないところで暇空が問題を起こし、妨害が煽られ、相互に相手の対応に不信感、疑問を抱いてしまった。暇空らに成功体験を与えてしまったが、Colaboが令和5年度の補助金に申請をしないという安全側に決断したことは理解できる。

都庁、現場の職員も大変だったし、今も大変だが、毅然とした対応を取れなかったのか、都からColaboに腹を割った話ができなかったのかということについては疑問がある。攻撃者の外延がどこまで広がっているのか、広がるのかがわからず、国会議員、都議も出てきて対応に苦慮したことは理解できるが。

結局、2000年代バックラッシュの教訓が生きていない。あの時も地方の「草の根」の動き、議員との連携から始まり、行政の対応が後手に回る中で激しさを増しますます委縮するということになってしまった。SNSという武器が加わってしまったので、行政が初期段階で明確な対応ができないとなおさら苦しい。

そして、問題を増幅し広め攻撃を激化させたということでやはりメディアと議員の責任が大きい。しかも、SNSが登場してリアルタイムの拡散力がけた違いに増してしまったために、彼らが乗ってきたのは決定的だった。そして影響力は落ちたとはいえ、いまだ反省なく続けているのが深刻。

「……といった問題点が噴出している」「……がある」と事実として書いてしまう暇空。 そして、これも相変わらずだが、コロアキの妨害行為への責任はどうしても切り離したい。確かにコロアキを(アリバイ的にであれ)非難はしていたが、Colaboと都の対応を散々揶揄する等で利用もしていた。

何より、暇空は妨害行為を非難はし、自分とは無関係というポーズは取っていたが、妨害行為を惹起し又は過熱化させないよう自らの発信を見直すということは一切行わなかった。むしろ、バスカフェを継続することや新宿区役所前で実施することの正当性に過剰な言辞を交えて疑義を表し続けていた。

このツイも実際にはコロアキの妨害行為を正当化する効果を持っている。仮に「それは受け取る方の問題」と言うとすれば、一連の事態の進展を捨象した一般論でしかなく全く失当。

どんどん訳わからない想像の仕方、つなげ方になってるな。 仁藤さんのツイは彼女のスタイルで誰かに忖度せず率直に思うところを書いてるように見えるし、Colaboのようにはリソースがない他の団体が活動継続・維持により注力するのもこの分野を知っていれば容易に分かること。

勝手なストーリー、解釈をばら撒き続けている者がよく言うというのが率直な感想だが、自分の誇大感、万能感と向き合えないのだろう。そして、暇空は妨害に乗じて執拗にColaboや都を叩いた訳で、コロアキらの行為を否定しブロックしたから無関係だとか責任はないだとかいう主張は成り立ち得ない。


ウソしか書いてなくて全部暇空の妄想なんだけど、こういうことを言ってるのは暇空だけでなくてね。こんな妄想をフィルターにするから、あるいは自分たちの立てたストーリーを守ろうとするから、どんな事実も文書も誤って理解、読解する。

本当にこんなこと信じてるの?と普通は思うし、鼻で笑って忘れるレベル。こんな妄想から作られた「問題」「疑惑」にずっと振り回され、甚大な被害が生じている。もちろん、Colaboが補助金申請を断念せざるを得なかったのもそうだし、都との信頼関係が損なわれたのもそう。

こうやって私怨に発した妄想からデマにデマを重ねているのだが、そのストーリーが一定範囲で共有され、政治家やメディアも乗りで拡散、増幅されてきた。土壌としてミソジニー、アンチフェミ、アンチリベラル、「被害者」「弱者」叩きなどがあるから共鳴し合ってしまう。

そして、こうやって平裕介弁護士のツイが利用されてるのよ。

またすり替え、混同。「ジョーカー」河合市議のColaboに対する言動は現任期中のものでかつ直近であるし、何より目立つことをするという記事のポイントに密接に関わるもの。


課金するつもりはなく書面は見てないが、言われてることは監査請求で暇空が完敗した論点。あと、「2億以上の資金があるはずのColabo」っておそらく正味財産を指してるんだろうけど、企業会計では純資産にあたる訳でこれをそのまま「資金」て何言ってるのだということ。

以下はColaboの2021年度活動報告書からだけど、ここでも既に一般正味財産の内1億円を使途を定めた積立金としたと記されているし、残り約1億5千万円にしてもフリーキャッシュとイコールの訳がない。企業の内部留保がそのままフリーキャッシュであるかに言うのと同じレベルの誤解。

印象操作+嫌がらせでしかないよね。暇空は「Colaboを叩きたい」「Colaboは悪い」から始まって「不正をしているのではないか」「不正をしていて欲しい」「不正をしているべきだ」で「俺が疑ってるから全部見せろ」と言っているに過ぎない。それを弁護士が援護射撃するとはね。


病院ではなく孤立出産しそのまま遺棄してしまった事件は大きくニュースになりやすく、「なぜそうなったか」という背景を考えるきっかけにもなるのだが、むしろ無理解に基づく非難も多いし、望まぬ妊娠・出産に追い込まれる女性に係る施策が追い付いていない。

今叩かれている女性支援団体・活動、困難女性支援法、ワンストップ支援センターなどは、望まぬ妊娠・出産や遺棄を防ぎ、当事者の女性を支える意味も当然ある。誰にも相談できずに孤立し、あるいは妊娠を隠したままにする女性に届き、寄り添える支援には多様な担い手が必要。

例えば、普段から支援団体と接点があり信頼関係が築けていれば、あるいは何かあったら相談できると認知されていれば、望まぬ妊娠がわかった時の相談相手になれ、寄り添いながら必要な先につなぐことができる。

Colaboはコンドーム配布で叩かれるが、「正しい性行動」を説く姿勢では関係は築けない。妊娠を相談したらまず説教されるのなら足が遠のく。何より、性行動を変えようとするよりも妊娠や性感染症というリスクの方が差し迫ったもの。「自分のからだや性」をどう大事にするかという話のきっかけにもなる。

2000年代バックラッシュで効果的な性教育の展開が阻まれたというのはやはり大きくて、有効な性知識の欠如・不足は、当事者の女性はもちろん、相手の男性にも、周囲の人たちや広く社会にも影響を及ぼしている。それは女性支援団体叩きの背景の一つでもある。

それは経口中絶薬のことでもそう。望まぬ妊娠がなぜ起こるのかヘの理解を欠いたまま、「正しい性行動」「正しい性規範」の建前ばかりがせり出してくる。

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