女性支援団体叩きでもたらされる被害とは?

暇空はじめ、女性支援団体のアウトリーチ、相談、利用者向け講座、研修等々に逐一ケチをつけバカにするツイが本当に多い。それは彼らの困難女性支援への無知・無理解を晒しているのだけど、それが同様に詳しくない人に印象を植え付けるほか、利用者やスタッフの自尊心を傷つける悪影響は看過できない。

被害に遭い又は困難を抱えた女性はしばしば敏感になり、否定的、悲観的に物事を捉えがちになるし、誰が信頼できるのか慎重に見極めようとするし、ちょっとしたきっかけで信頼関係が崩れることもある。ネガティブ情報に晒されることで支援者への信頼が揺らいだり、自分が利用する意味を疑ったりし得る。

そもそも、攻撃に晒されている団体であるということが利用者にとって不安の種になり、それで足が遠ざかったり、大きな不安やストレスを抱えながら利用したりということになり得る。

スタッフ・ボランティアにとっても同じで、不測の事態を想定して辞めざるを得なかったり家族に心配されたりもあるだろう。あるいは、悪意の攻撃とわかっていてもネガティブ情報に晒されて迷いが出てしまうということもあるかもしれない。同様のことは助成団体や協力企業などにも言える。

共同親権問題などにも言えることだが、この問題について意見を言い立場表明をすることで以上のようなリスクを引き受けることになるので、あえて沈黙し自分の業務や活動に徹するしかない人や団体も少なくないし、例えば強く対立するような離婚案件を引き受ける弁護士が限られるのもそういう面がある。

一方で、今もColaboのカフェを偵察に行っている者がいるし、そもそも開催するかどうかを逐一チェックして憶測を言い合っていて醜悪。利用者やスタッフ・ボランティアはそういうのを見ないようにしていると思うけど、目にしてしまったり想像してしまったりして不安や怖さを感じている人は確実にいる。

物理的な、明示的な妨害行為はなくとも、そういうことが心理的圧迫になることは暇空らもわかっているはずだし、わかっていないなら想像力を決定的に欠いている。いわば言葉や視線の「暴力」。多くは法的には白かグレーだし訴える労力と費用に見合わない。でも心理的な負荷は非常に大きい。卑劣で醜悪。

そこで立ち戻るのがこの記事。

暇空・暇アノンらも自分が引き起こしてきた害悪を直視したら耐えられないだろうが、それ故目を逸らし自身と向き合わず、自分の言動を正当化、合理化するため女性支援団体らを悪にして叩き続ける面もあるはずだ。自分のしていることに疚しさや疑いがちらつくほど激しくなる。今残るのはそういう者たち。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?