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ラブレター

ブラームスの主題と変奏 ニ短調 Op.18b
弦楽六重奏曲 第1番 第2楽章 ピアノ独奏版


ブラームスが親交の深かった
シューマンの妻でピアニストの
クララ・シューマンへ、
41歳の誕生日プレゼントとして
贈ったとされる名曲。
主題が好きな旋律で、
よく使われる曲なので知ってはいたけど、
約10分間の演奏を
最後までじっくり聴いたのは
つい最近になってから。

↑こちらのブログによると、
クララに宛てたブラームスの手紙には
こう書かれていたらしい。↓

『どれほどあなたにお会いしたく思っていることか!どんな物音を聞いても窓辺に駆け寄ります。あなたのことばかり思い続けているのです。あなたを思い、あなたのお手紙を読み返し、あなたのお写真を眺めること以外、何も手につきません。あなたなしにはもうこれ以上耐えられません。気も狂わんばかりに待ち焦がれている者の悲しみをやわらげてください。』

ブラームスはこの時27歳。
ブラームスの手紙の内容を踏まえて
この曲を聴くとさらに深い…

クララはこの時この曲を聴いたのか
自ら弾いてみたのかは分からないけれど、
この曲と夫の弟子であるブラームスからの
手紙についてどう感じたのかすごく興味深い…
音楽家として普通に曲を吟味したのか、
演奏家として冷静に曲を分析したのか、
女性として曲とブラームスの言葉に
複雑な想いを抱いたのか…
いずれにしてもロマンチックな曲。

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