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【熱中症】マスクに負けるな!【介護士】

とにかく肉体労働の介護では、高温の状況での仕事が多いと思います。

介護業務で体温が上がり発生する熱中症を「労作性熱中症」と言い、若年〜中年に多く見られます。

例えば、皆さんのお勤めする介護施設での入浴場。
利用者のために空調の温度は少し高めに設定されているのではないでしょうか。

介護者は服を着たまま何人、何十人も入浴介助するので汗だくですが、汗だくの介護者に合わせて冷房を効かせていては、裸で入浴する利用者の体が冷えてしまいます。

冷房はあくまで利用者のために付けているもの。

職員への慈悲はありません。

「冷房をつけているから大丈夫だろう」という気持ちは捨てましょう。

「暑いのは分かっているけど休憩が取れない」

肉体的な疲労だけでなく仕事への精神的負担、緊張など、介護業務は熱中症のリスクの高い仕事と言えるでしょう。

「休んだら迷惑がかかる」

「もう少しで終わる」

「マスクして苦しいだけで、まだイケる」
は、命取りです。

厚生労働省「マスクを外すようにしましょう」

厚生労働省がこのような発表をしました。

「マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、体に負担がかかることがあります」

「屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すようにしましょう」

とはいえ、我々介護職員はコロナ以降、今まで以上にマスクは外せません。

マスクをしていること前提の熱中症対策を考えていく必要があります。

1、マスクの交換

汗で湿ったマスクは通気性が悪くなり、呼吸がしづらくなります。
入浴介助後やおむつ交換後、午前と午後に分けて交換するなど、使い捨てマスクを複数枚用意しましょう。

2、水分補給の新常識


マスクをしていると口の中が常に湿っているため、ノドの渇きに気付きにくく「渇いたな」と思った頃にはもう……となります。なるべく、塩分と糖分を含むドリンクを摂取しましょう。

まとめ

「動けているから大丈夫」は危険です。
介護職員である以上、熱中症は「明日は我が身」と考えていた方が予防に積極的になれます。
コロナでも在宅ワークに切り替えることのできない介護職。
利用者だけでなく、かけがえのない我が身を守りましょう。




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