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SLIMは成功?失敗?

ここのところとても寒いです。
麻布十番のきみちゃんも、マフラーしています。

童謡『赤い靴』のモデル、きみちゃんは、実は麻布十番で亡くなりました

ここ最近は、日本のメディアは政治家の裏金や派閥解体の話題、アメリカのメディアは大統領選挙の話題ばかりでつまらないです。アメリカでは、トランプがdie hardで、共和党の代表候補者になってしまいそうです! 日本の政治家は、直面する大きな問題が見えなくなるように、数百万円、数千万円の問題で煙に巻いている気がしてなりません。

そんな中で、ふと目についた記事がありました。

有料記事なので、超簡単に内容を説明すると、日本の月面探査機「SLIM」が逆さまになって月面に着陸したのは、2つあるエンジンの1つが故障したためで、着陸後のソーラーパネルの向きが変わってしまい電力を生成できず、1週間後に太陽光が差す方向が変わるのを待って、作動できるか確認する、とのこと。

この記事を読んで、「何か月探査関係のこと、失敗したんだー」ぐらいにしか思わなかったのですが、後から、「あれ、日本でそんなニュースあったっけ?」と思い、「なんか、月の何かのプロジェクトが成功したニュースがあったような」と思い調べてみたら、ありました。

「ピンポイント着陸」成功、とのこと。NYT の記事の内容と、ずいぶん印象が違います。

逆さまだし、その後の仕事できてないけど、成功なのね。
成功の割には、報道がささやかだな。

で、SLIMについて検索してみたら、JAXAのこんな資料が出てきました。

https://fanfun.jaxa.jp/countdown/xrism-slim/files/SLIM-presskit-JP_2308.pdf

「SLIM Project 概要説明資料」というタイトルの、プレゼン資料みたいなもので、6枚目のスライドに、「成功」の基準なるものが記載されていました。

ミニマムサクセス、フルサクセス、エクストラサクセスの3種類の「成功」があります(!?)が、まさか逆さまに着陸?落下?して、その後の探査活動ができなくなることは、想定していなかったかと思います。

でも、「ピンポイント着陸」は成功・・・だったので、「ピンポイント着陸」の目的を見てみると、上記プレゼン資料の4枚目スライドに、「------着陸して持続的な探査を行うために有利な場所は、非常に狭い領域に限定される------」とありました。つまり、着陸後に月面での探査を行いやすくするため、ピンポイントで着陸が必要だった、ということですね。

じゃあ、着陸後の仕事ができなければ、ピンポイントで着陸する意味ないのでは?

まあ、月面の写真は少し撮れたようですが。

ちなみに、着陸(?)から1週間たっていますが、ソーラーパネルはまだ動いておらず、2/1頃まで様子をみるそうです。

たくさんの企業や大学が共同で携わったプロジェクトのようで、度重なる延期の後ようやく打ち上げられたようです。

うーん。。。

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