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さくらんぼ狩り

さくらんぼの季節はまだ先ですが、さくらんぼ狩り(cherry-picking)があちこちで見られ、懸念しております。

なんのこと?ですよね。失礼いたしました。cherry-pickingとは、「数多くの事例の中から、自らの論証に有利な事例のみを証拠として選び、それと矛盾する事例を無視したり隠したりする行為のこと」です。

メディアの印象操作は、いつの時代も、どの国でも、多かれ少なかれあるとは思いますが、最近そのやり方が雑すぎて、うんざりしてしまいます。

例えば「ネットでこういった意見が見られます」といってヤフコメやらXやらの投稿を取り上げるの、あれすごくモヤモヤします。ネットの世界なんて誰でも投稿できて、どんな意見もあるし、統計もできないのに、何の基準で選ぶのでしょう。チェリー・ピッキング以外の理由ありますかね?(例え統計できたとしても、正規分布表の一番高いところに来る意見は、Botじゃないですか?)無責任な匿名のネット投稿を紹介する、媒体の浅はかさにうんざり。

それから、街頭インタビュー、あと、コメンテーターと言われる方達と、ご意見番と言われる方達。

おっと、ただの愚痴になってくるので、止めます😑

情報化社会だからこそ、情報元の信頼性にはくれぐれも気を付けないと、無駄な時間を費やして間違った/くだらない情報を取得する、ということになりかねません。

でも最近一番もやもやしているのは、能登半島地震後の志賀原発の情報です。なんか、たま〜にちょろっと情報を小出しにしてくる感じで、しかもその内容が「?」なんです。原発の原理や出てくるワードがそもそも「?」だから、何となく「そうなのか〜」と思ってしまうのですが。

そもそも、2011年3月11日に稼働停止したのに、13年後の今でも、使用済み核燃料の冷却が必要なんですね。。。そんなに長期間冷却しなければならないの?

「志賀原発は安全です」という論証に有利な情報だけ集まるように、チェリー・ピッキングしたり、公表時間を遅らせたり、言い方を工夫していなければいいなと、願っております。それから、素人がモヤっとして勝手に考察したりしなくても良いように、詳しい情報をタイムリーにアップデートしてほしいものです。


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