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マスクの重み

昨年5月に新型コロナの5類移行があってから、ほとんど付けなくなっていたマスクですが、年末にインフルとコロナが同時流行した頃から、人と会う時などまた付けるようになりました。冬は防寒にもなるので、久しぶりにつけてもそんなに煩わしく感じず、毎日でなければ苦になりません。

今は、素材も色も柄も形も、いろいろなマスクが出尽くした感じですね。私は、1枚ずつ個装されている不織布のものを使っています。「使い捨て」タイプですが、実はいまだに、1回で捨てられず、必ず1、2回は洗って再利用してしまいます。もう私だけかしら・・・。

マスクが町中から消えてしまって、それでも訳のわからないウイルスに対抗する唯一の防御手段かのように、みんながマスクを必死に買い求めたり、ストックしたりした日々。あの頃からもう4年経ちます。Amazonで注文したら、マスクの絵をを印刷したコピー用紙が届いたり、どうやってもつけられない変なマスク?が届いたり、とかありましたよね。

政府から配られた、単価は高くサイズが小さい、ちぐはぐな使えないガーゼマスクもありました。(結局私は、自分の目で誰かがあのガーゼマスクをつけているところを見たことがありません。)

当時、外国にいるお友達がマスクを送ってくれたのですが、マスクの輸出を制限し始めている国もあり、税関で引っかかってしまったりして、やっとのことで届いた時には、使い捨てマスクといえども貴重品のように感じたものでした。あんなヒラヒラの紙でできたマスクが。。

現在能登の被災地の方達に、必需品や食品を届けるために、自衛隊や関係する団体を中心に、日夜必死の作業が行われているかと思います。災害大国日本ですから、体制はある程度整っているはずですが、状況や事情が異なって、色々とうまく運ばないところもあり、大変な苦労があると思います。Xやニュースの情報を見るたびに、災害の時は、普段当たり前にあるものが無くなり、蛇口をひねれば無尽蔵に出てくる水、レバー一つでサッと排泄物が流れるトイレ、ボタン一つでパッと付く電気、こういったものがいかにありがたいものか、改めて気付かされます。

話がずれましたが、私が使い捨てマスクを1回で捨てられる日は来るのかな。少なくとも、「勿体無い」精神や、節約を美徳とする文化では、こういうことが軽蔑されることはないのかな。そんなことを考えた今日この頃でした。

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