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始めるのに手遅れなんてことはない

私には人生でたった一つの強烈な後悔がある
それは
幼少期にバレエを習わなかったこと

普通の人ならなんだそんなことかというレベル
私にとっては人生に影響を及ぼすレベル

物心ついたときから私は
身体が硬いことがコンプレックスとなった
それと同時に
身体が細くて背も低くて体力もない
どんなに食べても太ることができない
身体を思い通りに動かせないことに加え
痩せぽっちで見た目も悪い

いつの間にか私は自分の身体に対して
強烈なコンプレックスを持った状態で
その後の人生を生きることになった

本当はすごく着たい けれど
身体を露出する洋服は着られない
身体のラインが出るものもそう
水着なんてとんでもない
ヨガやフィットネスのかっこいいウエアも無理
足が細すぎてスーツもジーンズも
かっこよく着こなせない
あれもダメ これもダメ 
自分で自分に制限を設けざるを得なかった

いつの日からかは
異性同性関係なく他人に身体を触られることも
近づいて見られることすら緊張するようになった
自分の身体にあまりにも自信が持てなさ過ぎて
相手が私を近くで見て、触って、
そしたら相手が何かを感じて
失望されるのではないかという不安
本当は物理的精神的な境界線なく
コミュニケーションを取りたいのに
自分を抑えなければならないストレス

そして身体が柔らかい人に対する羨望の気持ち
テレビで新体操やバレエをやっていると
凄く嫌な気持ちになってすぐに消した
自分はもう手遅れだ 今から習うこともできない
可能性が閉ざされたものを見ると
とにかく辛い感覚だけが沸きあがった

正直ずーっとつらかった

今私は人生の新しいステージへ進み始めている
用意された箱の中ではなく
一切の制限のない
全てを自分で決めて自分の力で進む環境
そうなった時
自分の足かせになっているものがあった
それは 心の奥底にある   
自信のなさ

その自信のなさの根本である種は
身体に対するコンプレックス

そこにたどり着いた
どうにかしなければ
どうにかしなければ私はこれ以上前に進めない
絶対どうにかしなければ

その時私は
ずっと苦手だった
人に助けを求めるということをした
勇気が必要だった でも必死だった

そこから繋がったある人との出会いで
コンプレックスを消せるかもしれないという
希望の光が見えた
今まで見てきた景色と
全く違う景色が見え始めたんだ

その希望の光に導かれるように
ずっと避けてきた自分のコンプレックスを
真正面から受け止め受け入れた
その途端
私の目の前には道ができた
きっとその道は今までも
ずっとそこにあったんだと思う
私の目が曇っていて
見えてなかっただけなんだ

あぁ なんて清々しいんだろう
続きはまた明日書こう

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