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『鬼滅の刃』を最終回まで読んで確信したこと

『鬼滅の刃』遂に最終回を迎えましたね。
吾峠先生本当にありがとうございました!

先祖さんを大事にしている作品でした。

先祖さんの苦労、苦悩、因縁…
それに寄り添うことで浄化し、
受け継ぐ「心」を描いています。

南太平洋にある島国バヌアツ共和国では
その「心」は今も普通に目の前にあることで、
大事にされていることです。

バヌアツ共和国が
凄まじい災害に遭いながらも、
毎回被害者が少ないのは
先祖さんの叡智を
受け継いでいるからなのです。

日本では灯火くらいになってしまった
先祖さんの叡智を受け継ぐ心が
バヌアツでは今も本流なんですね。

そして、
先祖さんが一人欠けても
今ある私たちにならない真実。

産んだ後亡くなった人も
いたかもしれない。

そのあと誰かがその命を支え、
そして本人が生きてくれて、
自分まで繋いでくれた。

自分というものには
なんてたくさんの人の思いが
つまっているのだと
思い知らされます。

受け継ぐ大切さ、
自分という命の意味、
日本で今を生きる子ども達に
わかりやすく伝えているのが
『鬼滅の刃』です。

そして、カルマ(業)は
本人が理解することで
解消できると私は思っていますが、
そのことまで描かれています。

そして、努力するということ。
受け身でないということ。

今の世ではひょっとすると、
馬鹿にすらされそうなことを
真正面から描き、
それが今を生きる子ども達にウケました。

そのこと自体に対し、
私、日本大丈夫だ、って思いました。

『鬼滅の刃』自体、
私は陰陽で言えば
陰な作品だと思っています。

私は陰好きなので、
自分がこの作品にハマるのは
全くもって自然なことだと思っていますが
プラスという陽が好きな人が多い現代人。

それなのにこんなにたくさんの
子どもやその親世代がハマっている。

そのこと自体が感動でした。

そして読んでいて女性として
嫌な気持ちにならなかったので、
作者さんは女性なのでは?
と思ってましたが、
どうやら本当に女性だそうです。

そのことが本当にうれしいです。

これだけの国民的人気の漫画。
しかも少年誌で毎週連載されていた
漫画の作者が女性。

女性の私がワクワクしない訳はありません。

子どもらに伝えたら
「わー!うれしい!」って
喜んでいました。

それくらいまだまだ女性として
スッキリ生きられないことを
日々感じています。

そこら辺を漫画にしてくれたのが
『クソ女の美学』です。
この本については他で書きますが、
腑に落ちることうけあいです。

話はずれましたが、
吾峠先生が女性と分かり、
「読みたくなくなった」というような
投稿もあったそうですが、
すぐさま「そんなのはおかしい」
って投稿があり、
否定的な投稿をした方は
投稿を消してしまわれました。

消さないでほしかったな…。

いや、それくらい反響が
きてしまったのかな。

何にせよ、そういうところは
まだまだ歪だと思うけど、

ちょっと前だったら
「女が描いてんだったら読まねーよ」
って投稿がウケたんだと思う。

けど今は
「いやいやそういうのどうなん?」
って意見も出てきて、
その投稿を支持する人もいる。

世の中動いていますね。

流行り物が苦手な私が
ハマってしまった『鬼滅の刃』。

流行ってるから、
女子供のもんだろ、
って
もし読まない人がいたらモッタイナイ。

私は読んで良かった。

『鬼滅の刃』はビジネス書的学びも多く、
これをテーマに新書を書いた方もおられます。

人としての土台を思い出すためにも、
この先どう生きようか、
悩んでいる人にもおすすめです。

『名探偵コナン』を
何年も買い続けていますが、
そんな私の目から鱗が落ちました。

ものすごく展開が速い。
全くもって出し惜しみがないのです。

そんなところもサイコーでした!

人としての普遍を描いていると思います。

占星術的には今年から相当変わるそうですね。
今までの地の星座の時代から風の星座の時代へ。

地の時代の終わりと
風の時代の始まりを感じさせる『鬼滅の刃』

手で触れる世界感と、
手で触れれないものを意識する世界感。
その両方を『鬼滅の刃』は描いています。

そんなことまで考えさせられた良作でした。

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