静かな違和感

心に去来する 違和感

体の不調

何かがおかしい

日中そう感じて過ごし

夜になり 訃報を聞き

涙が流れ

あの震災の時に感じた

悲しみ以上のものを感じる

静かな違和感

今からとんでもないことが起きる

そんな静寂を感じるのだ

訃報はそのきっかけで

もう止めようのない 人知を超えた

尋常ではないことが起きる

そんな感じがする

それくらいの違和感を感じている


魂同士の繋がりの 大きな部分がなくなった

道路の先が崩れ落ちた そんな感じがしてならない

ぽっかりとあいた暗闇の穴は

静かに空気を吸い込んでいて

足元に冷たい流れを感じる


しばらくは吸い込むだろう

そして いつか

その深い底のない暗闇から吐き出される

吐き出された暗闇のものは

世界を 視界を 黒く 黒く 塗りつぶしていく


静かな違和感

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