本当?嘘?「戦争にもルールが存在する」
戦争と聞いて想像するのは第二次世界大戦であったり、イラク戦争であったり、といずれにしても良い印象をもたないものばかりだろう。
僕自身、戦争だけは起こらなければいいと思っている。
そんな戦争にも、野球やサッカーのようにルールがあることを知ったとき、まだ青臭かった当時の僕は「そもそも戦争するなってルールつくってよ」と思ったものだ。
本題に入ろう。
戦争のルールとは、日本語表記で「戦時国際法」という。
そこには戦争状態において軍事組織が守らなければならない義務が記されていて、本来なら「戦争」はあってはならないものという認識から「国際人道法」とも呼ばれている。
内容は「使用してはならない兵器」だったり、「捕虜の扱い方」だったり、「白旗をあげておきながら攻撃する等の背信行為の禁止」だったりする。
「使用してはならない兵器」とは?
ホローポイント弾(別名「ダムダム弾」)
これは拳銃などで使われる銃弾のひとつ。
ごく一般的に知られている銃弾と形状がそっくりなのでぱっと見では他の銃弾と何が違うの、と思う人もいるだろう。
違いは「ヒットした後のダメージの与え方」だ。
簡単に説明すると、よく知られている銃弾(フルメタルジャケット弾)はまっすぐ貫通する力がある。
対してホローポイント弾は、ターゲットの体内で花火のように炸裂し、内臓に大ダメージを与える力がある。
そしてダメージに重きを置いたホローポイント弾は、ヒットした場合、想像をはるかに超えた惨たらしい被害を与えることになるので、あまりに非人道的と判断され、戦争では使用禁止となった。
その他にも「周囲の酸素を奪ってしまうナパーム弾」や「たとえ生き延びても悲惨なことになる地雷」などが使用禁止となっているが、なにより兵器云々より戦争そのものが起こらない事を切に願う。
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