平成最後の冬までを語り続けて自己紹介⑮　―眠って忘れて早寝早起き―

中学生の頃からだったか、高校生になってからだったかはちょっと忘れてしまいましたが、学校から帰ると毎日のように、疲れて早い時間から寝てしまっていました。夕食も食べずに。
はじめのうちは怒られていましたが、そのうち親も慣れてしまい、私の分の夕食は残してあるようになったので、早朝と言うか未明くらいの時間に起き出して、冷えたのをそのまま食べたり、気が向いたら温めたり(笑)してのんびりおなかを満たし、お風呂は沸かして入りたいんだけど、やっぱり怒られるので時には水風呂のまま入ったりして、本当なら夜にやっておくべきなのであろうことを寝静まった家で済ませてから、私はあることを始めます。

そうです、勉強です。宿題と予習です。
たぶん起き出す時間は深夜2時とか3時くらい。ごはんを食べたりお風呂に入っても、学校へ行くまでにまだ数時間あります。家での勉強にあてるのはもっぱらこの時間帯でした。学校へ行くまでにそれほど時間もありませんし、集中して勉強できたと思います。

今なら同じことをしようとしても、ボーッと夜が明けるまで過ごしてしまうだけかもしれない(汗)。この頃に比べて明らかに脳の回復に時間がかかっていて、とにかくボーッとする時間がないとパンクしてしまう。そして携帯があるのもいけません。ふと思いついたり不安になったことを延々と調べてしまう…。私は徹底的に調べるタイプで、根拠のある情報が出てくるまで粘り強く調査してしまうのですよ。それに加えあんまり寝起きが良くないので、頭がハッキリしてくるまでスマホいじって情報チェックしてます。それを勉強と捉えたらいいのかしら？でも、中学生か高校生の頃に朝からちゃんと勉強できていたのは、その頃まだ携帯が普及してなかったことも大きいような気がする。「携帯電話」というその概念すらないから、当然欲求も起こらないし、気がそがれることがまずない。
そういえば部屋にテレビもなかったし、あるのはラジカセくらいだった。当然パソコンもなく、インターネット？何それ、という状況。現代は本当に情報が溢れていて、私のように簡単に集中が切れてしまう人間には試される時代だなあ、とちょっと真剣に対策を考えた方がいいのではないかと振り返りながら思ってしまった…。頭に靄がかかったみたいで、ハッキリものが考えられないことが多くなって、今からこんなに脳の許容量が低いとこの先大丈夫か、と真剣に不安ですよ(泣)。

やってたのは主に英語の予習で、いかに日本語として自然な訳にするかいつも必死で考えてました。意味が通ればいいはずなんだけど、それは私の美意識に反したのですよ(笑)。
そして予習をしながらNHKのラジオを聞いていた。テキストを買うお金なんか無かったから聞いてるだけだったけど。ヒアリングが上達したかと問われればそんなことはなかったし、今もさっぱり英語は話せませんが、聞くのは楽しかったなあ。ああ、英語もうちょっと勉強しておけば良かった。こんなにフィギュアスケートにはまるとわかっていたならもっと必死になっただろうに(笑)。

今も実は早起きだったりします。夏休みともなれば「笑っていいとも」とともに起きるという生活をしていた私も(笑)、社会人になればそんなことも言っていられず、毎日早朝に起きるようになってから、休みの日にも自然に同じような時間に目が覚めるようになりました。特に忙しく、通勤時間が長かった職場に通っていた頃の癖が抜けず、今も朝は5時や6時起きです。強迫観念なんですかね、目が覚めてしまうのですよ。
いちばん忙しい職場にいた頃は、たとえば朝7時に家を出て22時近くになって帰ってくる、ということも日常茶飯事で、帰宅して休憩がてら横になるとそのまま寝てしまい、早朝に起き出してお風呂入ってごはんかき込んで適当にお弁当を詰めて、またバタバタと出て行く、という生活の繰り返しでした。自由時間は通勤中と朝布団から出る前に携帯をいじる間だけ。帰宅する頃には大好きなフィギュアスケートの放送が終わってたこともしょっちゅうだった…。それで月の手取りは友達に絶句されるようなお安さだったので、まあなんというかただの苦行でしたね…。

でもこの生活パターン、なんか子供の頃と一緒なんですよね(笑)。子供の頃からだったのかもしれないけど、私は寝る準備をしてちゃんと布団に入ってから寝る、という方法ではなかなか寝られないことが多くて、眠くなった時にいつの間にか寝る、という方法をいつも取ってしまうのですよ。と言うか単に眠くなったら逆らわない(笑)。どんなに落ち込んでいても私は眠くなってしまうたちで、むしろ眠って忘れようとでもしているみたいで、できるだけ心身の欲求には従っておこう、と考えております。眠って解消するなら安上がりだしいいってもんですよ。薬やら相談やらはお金がなければ取れない選択肢ですから。それが必要なのでは？と言われても、それで楽になるならすがりたいと思っても、お金がなければどうしようもないし、正直調べる元気もないのですよ…。せめて幸せな夢でも見られたら、眠りにももっと希望があるのだけどね。

ではでは、続きはまたいずれ。

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