許せない病 6
許す過程【2】怒りの段階
この「怒り」には
「復讐願望」がセットでついています。
何故なら
「不正に対して復讐することへの欲望」
にほかならないからです。
そして「怒り」
は我慢しても消えてなくなってはくれません。
形を変えて必ず出てきます。
ところが、
間違った考え方が世の中には流布しています。
「許すためには、怒りのような厄介な感情を押し殺さなければならない。
できれば心の中から追い払うべき」
これは、とんでもない勘違いである。
抑圧した怒りが回り道して次の形で表れる。
1、心身の症状
怒りを外部に向けて出すことが許されないと、
反転して自分自身に向ける。
様々な「自己処罰」
不眠・頭痛・めまい・吐き気・下痢・動悸・じんましん・顔面けいれん・過食・肥満・嘔吐(吐き出すという拒絶)・鬱
2、受動的攻撃
自分の心の中に怒りが潜んでいることを受け入れず、回り道を通った復讐。
気に入らないといった「怠慢」な態度
許せないから「無視」拒絶
相手が失敗するとか、困るという事態になれば
背後に隠された陰湿なもくろみ通りというわけである。
"邪悪な意図"
『フレネミー』は受動的攻撃の典型である。
フレンド(友人)を装ったエネミー(敵)
友人として一緒に時間を過ごす一方
陰で悪口や嘘をつくタイプの人のことです。
この怒りは連鎖していき、
受動的攻撃の応酬となっていく。
そして人間関係はしっちゃかめっちゃかになってしまい疲れ果てる。
3、爆発(キレる)
怒りを押し殺せば
「キレる」
いう爆発が起こるのは当たり前である。
.
怒りは通常
瞬間湯沸かし器のように一気に湧いてくるような感情である。
その怒りはしばらくするとおさまることが多く
そのうち怒っていたことさえ忘れてしまう。
一方ねちねち続く怒りの感情
これを哲学者ニーチェは
「ルサンチマン」
と名付けている。
フランス語で「恨み」を意味する言葉で
地中のマグマのように
怒りのエネルギーを心の内側に
ぐっと溜め込んでいるような状態を指す。
(「許せないという病_片田珠美」より)
↑
「ルサンチマン」
沸々とマグマみたいな
日にち薬が効かない怒り
『怒り段階でフリーズする人』
.
兎銀は「うつ状態」を経験したことがあります。
マグマも凍りつき
ちからも気力もわかない状態
この状態を乗り越えることは、
結果的に大きな人生の転換期となりました。
もしかしたら
年末年始(今年)入院時の「じんましん」
怒り反転型「自己処罰」だったのかな?
そもそも入院目的の原因不明
「突発性難聴」
がそれに当たるのでしょうね。
兎銀は「自己処罰型」っぽいのでヤバいです。
(だからこその自己変革)
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