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2024/4/5-2024/4/11アメリカ5
世界のどこにでもいるやべぇ奴
外で煙草を吸ってると鋲をつけた革ジャンの陽気なおっさんに話しかけられたので、 センキュー、センキュー言ってるとなんか変な絡み方されるので、ササッと離れた。 あとでおーはしくんから「あのおっさんやべぇーから、話しかけんなって教えてもらいましたよ。」 と聞く。2時間前に知りたい情報ナンバー1である。 zackの教えからすると、「やべぇ奴は無視しなければならない。」知らぬ間に自分から トラブルに足を踏み込みかけていた。あぶねぇ、あぶねぇ。
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高い酒
0時前くらいにkatina宅に帰宅。 帰りにコンビニでたかおくんが何やら日本で買うと高い酒を買っていた。 アメリカの物価考えたら、アメリカで買う方が高いだろ?と思って聞いてみたら、 送料など輸送費が乗っかると現状でもアメリカ買う方が安いらしい。 ふーん。と思った。 イベントは全て終わり、どんどん帰国が近づいてくる。 夢から覚める感覚が足元からジワジワ浸みこんでくるので、 ちょっとでも夢から覚めるのが遅くなるように夜更かしをしたりして過ごす。
俺、死ぬのかな?
起きたらおーはしくんから「無呼吸症候群みたいな鼾かいてましたよ」と 教えてもらう。 精神的には高揚してても肉体はやっぱり思ってるより疲れてるんだろうな。と実感。 睡眠時間も短いしね。 でも元気。 どこのエネルギーを使ってるんだろうか?
はい、観光
最終日はサンフランシスコを観光。 先日行ったユニゾンスクエアガーデンの地区とは違うイタリア人街などへ向かう。 これは昨日「うーん、やっぱりアメリカなので肉の塊喰いたい」と所望すると、 zackたちが調べてくれていた。 バスに乗ってみんなで移動。 イタリア人街に到着し、ちょっとだけ店を物色し「ちょっと高いけど…」と言われた店に 「ここで大丈夫だよ」と言って入店。 36$(約5000円)のステーキなどを喰う。 たかおくんは300ml1700円程度のビールを注文したり、48$のボルチーニ茸のステーキなどを 注文していた。強気である。ミスター強気。 おーはしくんもステーキに加え、パスタを注文したりしていた。強気である。 徳ちゃんは僕と同じステーキを注文していた。 zackたちもステーキやパスタを注文した。 そういえば肉には米だろ。という強い思想がある僕は注文時に 「rice please」と言ってみた。 riceが通じず、少々伝えるのに時間がかかったが結果、肉にライスが添えられていた。 良かった。 おーはしくんや徳ちゃん、たかおくんの肉の横にはカルボナーラのパスタ添えられていた。 チーズ、バター、牛乳が嫌いな僕からすると、riceを伝えたことはこの旅いちのファインプレーなのかもしれなかった。 そして飯を清算してみるとなにやらチップ代まで金額が決まっており、6人で5万くらいの請求であった。 豪気!とても豪気な金額。しかも昼飯である。 しかし我々は本日がアメリカ最終日である。豪気な上に強気である。 ガツンと支払う。
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知らない蟹
店を出た後に最早慣れてきた4$(600円)のセブンコーヒーみたいな珈琲を飲み、 次の目的地、観光客向けお土産処へ向かう。 なんか蟹の看板があり、全然見覚えはなかったのだけれども、たかおくんが 「英語の教科書に載っていた!」と言っていた。 たかおくんが英語の教科書の記憶を持っていることに多少の驚きを感じつつも 非常に有名な場所であるらしい。 僕が使っていたニューホライズンのマイクデービスはそんなとこには行ってないと思う。 そこでしばしの自由行動で土産を散策。 世界共通なのかサンフランシスコと書かれているキーホルダーなどを見る。 宮島に行ったときにこんなもん誰が買うんやろ?と思っていたけれども そうかこれは海外旅行客が買うのかもしれないな。とか思った。 僕は買わないけど。
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刑務所グッズ
そしてちょいちょいアルカトラズ刑務所グッズがある。 少し先に進むとアルカトラズ刑務所グッズ専門店まであった。 そして海岸からはアルカトラズ刑務所を見ることができた。 おーはしくんも徳ちゃんもいろいろ気を遣った土産を購入していた。 たかおくんは酒を購入していた。重いと言っていた。 僕はあまりお土産に興味がないので、家人に必ず買って帰れと言われた 母親と妹への土産などを購入。 因みに板チョコと袋チョコを2袋買ったら40$であった。 6000円!!! 展示のされ方とは裏腹に激高級チョコであった。 それぞれ土産を購入したあとに元の蟹の看板の下に場所に集合。
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芸は身を助ける
蟹の看板の下でおっさんがドラムセットを組み、スピーカーを設置し、 大音量でYMCAやスタンドバイミーを流しながらドラムを叩いて歌っていた。 どうやらおっさんはドラムは叩けないご様子で適当にたまにスネアを叩いている程度である。 歌も歌入りの曲が流れているのでカラオケですらない。 でも、周囲に人が集まって来ておひねりを入れている。 「芸は身を助ける」という言葉があるけれども、この諺は日本のものではなく、 アメリカのものかもしれない。アメリカのほうが芸の定義が優しいし、 芸を受け入れる土壌が広い。 ドラムも歌もできないおっさんが目の前で今日の日銭を稼いでいる。 なかなか日本では見ない光景である。 日本で芸とはメジャーデビューしたマジョリティ向けの大衆が使い捨てをするような楽曲であり、 お笑い養成所を卒業し、多少TV出演したことのある漫才師を指すように思う。 もっと芸とはハードルが低く、みんながしないことをして、みんなを驚かせたり 笑わせたりできる。それだけでいいのかもしれない。 それに対し100円でも500円でも1000円でも対価を払う。 こういう考え方の切り替えがもしかしたらいろんなものが生まれる土壌になるのかもしれない。 ドラムも歌もできないおっさんを観ながら、ぼんやりそんなことを考える。
システムトラブル→明日来い→無理じゃ
そして帰宅。 帰宅後、機材を売りに出かける。 すると店員に「今日はシステムが壊れてるからダメだ。明日来い」と言われる。 いやいや明日はもうここはおろか、アメリカ大陸にもいない。 すると、zackが「代わりにやっとくよ」と言ってもらったので機材を預ける。 最後の最後までzackにおんぶに抱っこである。 帰りにzackが「あの店員、買取がめんどくさくて明日来いって言ってただけかもしれない。」と言っていた。 アメリカはサボり方が大胆だな。って思っていたけど、たかおくんが「別のレジもシステム壊れてるって言ってたんで 本当なんじゃないすかね?」と言っていた。システムのことよりも3日で爆裂に上がったたかおくんのヒアリング能力に脱帽である。
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空港へ
機材の問題が一応片付いたあとはkatina宅にて少し休んだ後、 zackに空港に送ってもらう。 最後にzackと写真を撮った時は非常に悲しい気持ちになった。 ありがとう。zack&katina&Michael。 別れを惜しんだ後、空港に入り手荷物を預けたりする。 時間が結構かかるもんだと思っていたら非常にすんなりと終わった。 出国審査も機械であっという間に終了。 機内手荷物の検査は靴まで脱がされ、全てをスキャンされた。 よく空港の番組で観るソレであった。 靴はおろか、肛門や内臓に入れて密輸するとかを番組で観てたので、 そういうのを防ぐためのものなんだな~。と思う。
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750円の水
そしてフライトまで数時間の暇を持て余す。 空港内は激高な値付けがしてあり、何も買わないぞ。と思っていたのだけれども、 これからの長旅で水はないと死ぬな。と思ったので自販機で4$の水を購入しようと 5$紙幣を入れると商品は出て来ずお釣りのデカめのコインだけが出てきた。 文句を言おうにもどこに言ったらいいのか分からないし、うまく説明できる自信もない。 しょうがないので、綺麗な泣き寝入りをキメる。 泣き寝入りを決めても手元に水がないので、次は直接販売で水を求める。 最安の水が5$である。750円の水! どんな霊験あらたかな水だよ。ボケ。 と思いながらも背に腹は代えられないので購入。 どうやらこの水の容器が魔法瓶のようになっており水筒としても 使えそうなので、待ち時間で水を飲み切り、空港で無料配布されているウォーターサーバーの水(但し、コップの設置はない) をその水筒に入れて、「俺は750円で水を買ったんじゃない。俺は750円で水筒を買ったんだ。」と自分の中の何かを 納得させていた。
最後の豪遊
一方その頃、メンバーたちはアメリカ最後の飯として激高な酒やタコスなどを購入し食していた。 そして現地時間の0時半帰国スタートである。 帰りは13時間かけて台湾へ戻る。 途中、寝てても起こされて機内食を2回喰う。 3人席に2人しか座ってないのでスペースがあるのでちょっと気が楽だな。と思っていたら、 隣のアジア系のババアが席2つを使ってくつろいだ感じで就寝を始めた。 こういうのは早いモノ勝ちなのであろう。
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ニコチン中毒
台湾に到着し、乗り換えが1時間しかないので諸々急いで移動して 全員で喫煙室にGO。 サンフランシスコの空港には喫煙所がなかったので、台湾でニコチンを補給。 その後、2時間かけて関空に到着。 関空について一番最初に喰ったものはラーメンと白いご飯です。
ありがとうございました。またすぐ行きたいな。アメリカ。
そして日本に着いた日、僕は誕生日でした。
ハッピーバースデー俺。
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ウサギライブ
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