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2024/6/13-2024/6/14 下北沢

サブスクを観る

TVの受診レベルが下がって以来、過去の録画番組を観るか、ネットフリックスを観るかという 2択の中で暮らしている。「虎と翼」以外この暮らし方で問題ない。 ということで、木曜の夜もネットフリックスを観ていた。 「グッド・ナイト・ワールド」っていうアニメを観る。
実家が崩壊してネトゲの中に実家を作って暮らしてる話であった。多分端的に言えばこうだと思う。 実際は家族の軋轢やAIの暴走などが主軸なような気もするけど、ま、家族の話であった。 家人も横目で観ていると思っていたら「なんかグロい」とのことでほとんど観ていなかった。残念。
そんなアニメを観た後、極力ほのぼのして感情の起伏がないヤツを…と探して、 学園もの恋愛アニメを視聴。良い。 8時半ごろにこの学園もの恋愛アニメを最終回までローカルにダウンロードして迎えを待つ。 そして9時過ぎに出発である。

レッツゴー東京

本日、翌日と関東/東京/下北沢でライブである。 ということでまずは広島空港を目指す。 日本でも最高峰に不便な空港、広島空港。時の政治家が地元支援のためだけに為した罪のような仕事の産物。せめて時の政治家に県政のこと考える頭があれば、絶対今の場所に作んねぇだろ。と思うけど、 亀みたい脳みそでこの場所にしたんだろうな。 なので、このインバウンド特需みたいな中、広島がそんなに盛り上がっていない一端は空港の場所にある。と個人的に思っている。 ま、世界的なコンテンツが宮島と原爆ドームしかないってのが大きな要因だとは思うけど。 そんな空港に街中から1時間ほど高速道路を使って移動。 福岡なら博多駅の隣の駅が空港みたいな感じなのに、広島は1時間ほど高速道路を使って移動である。 この場所ならまだ戦争が終わっていないと思っている兵士が潜んでいてもおかしくないような 広大な自然の中に作られた駐車場に1日800円という舟入よりも高いお値段の駐車料金を取られる。 そして空港へ。

広島空港はわかりやすい

広島空港の唯一いいところは入っている航空会社が少ないのでわかりやすいことである。 JAL、ANA、春秋航空の3つなのでわかりやすいし、手荷物検査なんかも込み合うことは皆無である。 福岡空港みたいに利便性が良いとこにあると多くの航空会社が入って空港も大きくなり、 歩く距離なんかも増えて移動が大変になると思う。ま、歩く距離が長くてもたくさんのLCCが入ってくれて 利便性が高いほうが絶対いいんだけどね。 わかりやすい空港のおかげで秒で機内手荷物、預け手荷物の検査も終わり早々に搭乗待ちとなったので、 延々と学園もの恋愛アニメを視聴。 徳ちゃんは運転がないので珍しくお酒を呑んでいた。

水中、それは苦しい。空中、それも苦しい。

んで、11時半ごろLCCで成田に向け出発。目的地は下北沢ですけどね。 なので、13時頃成田に着いた後、LCBと書かれたローコストバスに乗り移動。移動中に徳ちゃんは酒のせいか具合が悪くなっていた。
空港到着後、「水中、それは苦しい。空中、それも苦しいですね。」と言っていた。バスも物価高で前は1000円のバス代で楽器を荷物として預かってくれてたのに、 1300円に値上がりし、楽器は席で持って座れ。と言われる。 楽器に関しては何かしらトラブルがあったのであろうと推測。 飛行機みたいに壊れても何も文句言いません。ってやつに署名するんで荷物に入れてほしいもんである。 そのくらい僕の楽器は重くて嵩張るのである。

インバウンドばばあ

そんな楽器を持ってギリギリで座ってたら前の席に座ってた中国人家族のババアが最大限まで 椅子を下げてきて思わず「おい、ババア!」と小声を上げてしまった。 隣を見るとスネアをもった家人も恨めしそうに前のババア家族を見ている。 あとから聞くと家人の前のやつに最大傾斜角まで椅子を下げられたそうだ。 でも、楽器を持ってるのは我々の事情であるし、中国人家族のババアとしては下げれる椅子がそこにあり、 下げれるから椅子を下げただけで何の悪いこともしていない。と思うと、文句をいう訳にいかないし、 言われる理由もない。そんなことを考えていると「周囲への気遣い、思いやり」という言葉が浮かんできたのだけれども、 これも主観は我々にあるので、声高にいう訳にいかない。という訳でギターとスネアに腹を潰されながら 我々は東京駅まで移動した。

東京駅

東京駅に降りたら中国人家族のババアが家族と楽し気に東京駅で記念撮影をしていた。 降りたらもう怒りは喉元を過ぎてるので「enjoy japan ババアとその家族」と思いながら東京駅の構内に入る。
東京駅からはよく覚えてないけど2回くらい乗り換えて下北沢に到着。 コロナ前に来た時も工事してたけど、今も工事していた。 違う工事なのか同じ工事なのかわかんないけどよく工事してる駅前だな。って感覚。 会場は徒歩で5分程度だったので歩く。 会場の横も工事してた。 よく工事してる街だな。

ありがとうルロウズ、アカクラくん

会場に到着してアカクラくんと合流。 ウサギの急なアメリカツアーに一番尽力してもらったのがこのアカクラくんである。 お世話になりっぱなしである。 今回も到着と同時に「なんか喰いにいきますか?」とホスピタリティを発揮していただき、 早々にお言葉に甘えてカレー屋へ。 カレーを食す。アカクラくんも初めて訪問するといっていたけれども、美味いカレーであった。 そしてアカクラくんの知り合いが働いていた。カレー喰ってリハしてアメリカ帰りのルロウズからライブスタート。 最小の機材で想定外の音を出す。 最近のルロウズを観ていて思う。 素晴らしい。絶対他の人は真似できないし、真似できるとも思わない。 それでいて唯一無二にありがちな一人よがり感もなく、世の音楽好きと握手できる余白を残した音楽性、 ステージ上ではショーとして楽しませるプロ意識。 めちゃ強いバンドである。

Hmoutains

Hmoutainsも強い。 前に観たときよりも内面が滲み出る音楽だったように思った。 Hmoutainsもその内面のアートっぽいと言えばいいのか、自身の芸術性みたいなものと 世の音楽好きと握手できる余白を隙間を行ったり来たりするような感じがして、 個人的に非常に知的満足度の高い音楽である。

suppaさん

suppaさんのDJも素晴らしく「ジャンル?そんなもん犬にでも喰わせとけ」と言わんばかりの 主軸がsuppaさんというだけがルールでsuppaさんが自身で理解して組み立てて 「これがいいんだよ」っていう音楽を提示しているのが心地よかったし、楽しかった。 徳ちゃんが「こういうことをやりたいんですよ。広島で」とDJ魂を揺さぶられているのも良かった。

ウサギとベン

ウサギはいつもどおり頑張ったけれども、最後ベンの音が出なくなるトラブルがあったのは残念であった。 ベンが「リハと同じようにセッティングしたのに」と言っていたので、「そんなこたぁどうでもいいんだよ、 トラブルのときにどう乗り切るのか?が大事なんだよ。」と言ったもののベンはそういう対応が苦手なことも知っているので、 ルール化してあげたほうがいいんだろうな。とか考えたけれども、とりあえず叱った。 ま、後悔はしていない。 ライブ後、遊びに来てくれた皆さんと話せて楽しかった。

みんな、ありがとう

元のウサギメンバーのわだもりくんやクレイジーまさやちゃんも来てくれたし、ミスタニスタのウエムラくんやFBMSのしょーへいくんも来てくれてありがたい限り。また京都のdeweyのライブしたときに「旅行で京都来てたんですけど、今日ウサギがライブするって知って来ました!」って 遊びにきてくれた女の子が「関東でライブするときは兄と行くので、絶対2枚は売れます!」って言ってくれてたのだけれども 宣言通り、兄と二人で遊びに来てくれててありがたかったな。

けんちゃん(弟)の家

本日は弟の家に泊めてもらうので11時過ぎ頃に会場を後にする。 珍しく徳ちゃんとベンが最後まで残ってくれてたらしい。 下北沢から大田区まで乗り換え2回して辿り着く。 グーグルが高輪ゲートウェイで乗り換えろというもんだから、そこで乗り換えたら着いた後に弟から 「品川で乗り換えて良かったのに」という情報などを教えてもらう。 また「大森と蒲田がくっついて大田区なんだよ。」という昔どこかで聞いたことのある情報の再放送などもしてくれた。 けど、よく考えたら大森と蒲田くっつけて大田という割と名字にありそうな名前にするよりは 逆をくっつけて森蒲(もりかま)とか大蒲(おおかま)のほうが区の名づけの意味合いも伝わりやすいのでは?と思ったけれども 「シンプルに大田」これが江戸っ子の心意気なのだろう。

本箱が多い

弟の家はDNAなのか家と同じように壁面に本箱があった。 そして弟のほうが進化か退化かわかんないけれども壁面本箱の面積が3倍くらいあった。 地震で死にやすい家という特集があった際、ヘッドライナーを張れそうなくらいの壁面本箱であったが、 耐震補強はしてあったので本箱自体は倒れることはなさそうである。 弟の家で寝て、次の日は朝から喫茶店でモーニングを喰い、 その後、弟の嫁と弟と銭湯へ。

東京のサウナ

東京はサウナ代が600円くらいする。 近代的な若者需要も考慮した銭湯でなかなか良い。 ここのシステムはナイロン袋渡されてそこにサウナマット入ってるので、 そのサウナマットを使うって感じであった。 そしてナイロン袋は色が限られてるのが僕の渡されたナイロン袋にはピーマンと記載されてあり、 渡されるときに「では、こちらのピーマンをご利用ください。」と説明を受けた。 サウナは90度程度といつものサウナより温度は低いもののなぜだろう。 身体に触れる木という木が全て激熱である。 特に足の裏。 めちゃ熱い。 途中で入ってきた人がサウナマットをふたつに切っており、その半分を足元に敷いていた。 高いとこの葉っぱ喰うのに首が伸びたキリンのようにここのサウナに入るために最適化されたその姿を 見ると、thisis常連って感じがして尊敬のまなざしで見ていたのだけれども帰りにカウンターに ピーマンの袋を返したときにサウナマットをふたつに切ったものを銭湯が貸し出していることを知り、 「なーんだ」と思い、尊敬度が少し減った。

品川区は路上喫煙禁止都市です

風呂上がりに外のベンチに座って煙草を吸っていると店員さんがパタパタと現れて 「豊島区は消滅可能性都市です」みたいなテンションで「品川区は路上喫煙禁止です」と叱られた。 どうやら区で結構違うらしい。大田区は飲み屋の外に灰皿が置いてあったので多分路上喫煙は制限されていない気がする。 銭湯から帰り、町中華で麻婆豆腐を喰い、本日も下北沢へ。

バスで下北へ

本日はバスにて向かう。 バスは乗り換えがない。しかし隣の新代田という場所に着く。 荷物が重いので乗り換えがないほうがありがたいと思い、バスを選択。 途中で馬込(まごめ)という場所を通る。 バスも「つぎは馬込(まごめ)駅前」とか言っているのを聞くと、脳が勝手に 山口のクレイジーまごめちゃんの姿を再生する。 「つぎは馬込(まごめ)第三小学校」と言われると、かごめ第三小学校(サザエさんのかつおが通う学校ね)も 混じり、長谷川町子風の線で描かれたクレイジーまごめちゃんがわかめと一緒に通学するところを想像したけれども よく似合っていた。まごめちゃんは長谷川町子風の画みたいなキャラクターで刃牙みたい事件を起こす。

会場へ

新代田に到着してからは徒歩。 微妙に1キロくらいある。 住宅街の中を歩く。 やたらデカい家には表札が2枚掲げてある。 恐らくは2世帯住宅。 なんか控除でもあるのか、単に実家を立て直したほうが安いのか? 大田区もデカい家には割と2枚表札が掲げてある家があった。 テクテク歩いて会場にIN すぐリハが出来るっぽかったのでメンバーに連絡してリハ。 非常にデッドな箱で樹木希林のCMみたいな感じである。 「上手いバンドはよりタイトに上手く聞こえるし、 下手なバンドはちょっとした間違いがよく目立つ」 そんな箱である。 リハを終え、その辺をうろちょろして本番。

おそロシア革命

おそロシア革命は初めて観た。 尾道のアート集団っていうイメージだったけれども 現在はパンク的な攻撃的な音楽なのだけれども、 感情の持ちようや興味でこれからも変化を見せるバンドだと思う。 というかバンドも表現手段の一つであり、絵でも文章でも 自分たちを表せそうな感じがする。そういう強みのあるバンドだな。と思う。 現在は自己の内面にある怒と哀が良い落としどころを見つけて 放出されている。そして見ている人たちの感情に訴えて、巻き込んでいる。 表現という形ではなかなか難しいな。と思うことをやっている。 危ういのもまた魅力といった感じ。 次はどんな風になってるか楽しみである。 あとウサギの日記を読んでくれててありがたい。 「フランス革命」に「お」をつけるだけで一度聞いたら忘れない言葉を 創りあげるセンスは芸術だな。と本当に思う。

奇奇愛愛

奇奇愛愛も初めて観た。 リハの後に中年にも優しく声をかけてくれるいい人たちだな。と思っていたら、 ステージ上では「愛を込めて、お前らと呼ぶ」と言っていた。 ダブルブッキングの2本目のライブのようだったけれども、衰えてない感じが 羨ましいな。と思った。 多分今、ウサギが一日2本ライブしたら僕の声が枯れるか、家人が膝の痛みを訴えると思う。 せだいも初めて観た。

せだい

せだいは「上手いバンドはよりタイトに上手く聞こえる」という演奏力に説得力があるタイプの バンドさんだな。と思った。あとボーカルの子にカリスマ性があり、音楽性も中年の僕らにも 通じるブッチャーズ、ナンバーガールの文脈を感じる。またメロディは海外的なメロの乗せ方を感じる 日本語ならではの抑揚を感じさせない曲なんかもあったりして聴く音楽も好きなんだろうな。と 思わせる感じであった。あと大田区から来ている。というのも昨日今日大田区に泊っただけの人間からしても 親近感が湧く。

チューニングをしとけ

ウサギはデッドな箱でごまかしも利かない中、割と頑張ったと思う。 ただ徳ちゃんがリハから少しセッティング変えたいので、DJの時間が終わったら音を出したい。というので、 ベンに「DJが終わったら少しみんな音出すよ」とDJが終わる20分前、9時5分に伝え、9時25分のDJが終わった後に 「じゃ、音を出そう」と言ってみんなで音を出したときにチューニングを始めたので叱った。 「20分も時間があってチューニングする時間なんてなんぼでもあるのに、なんでチューニングしてないんや!」 そうやって叱られたのが功を奏したのか、この日のベンの演奏は良かったと思う。

再びけんちゃんの家

ライブ後は次のイベントがあるとのことで早々に撤退。 弟夫婦が観に来てくれてたので一緒に帰る。 2回乗り換えて。 日曜は朝から大田区の銭湯へ行く。 今回は家人も一緒である。 この銭湯はセルフロウリュという定期的に風を送ってサウナ室内の温度を上げるサービスがある。 しかもセルフロウリュ中は爆音で音楽が流れるという仕様である。

ミュージックロウリュ

セルフロウリュのレベルが分からず福山雅治の「道標」だったかな?が流れてる時にサウナの一番上が 空いてたのでそこに座ると2秒で乳首と足首が痛くなり、都合30秒程度で撤退。 めちゃ熱い。 この体験によりセルフロウリュはご遠慮させていただき、通常時にサウナにINすることにした。 しばらくすると次はミスチルの「放たれる」がかかり始める。 セルフロウリュのはじまりである。 外に出て結構冷たい水風呂に入り、休む。 時折漏れてくる「放たれる」を聴きながら天井をぼーっと見つめる。 そしてミスチルが終わったらそそくさとサウナに戻る。

ファンキーモンキー

次はファンキーモンキーベイビーズのHEROである。 この時は曲の終盤位で中に入ってみた。 真ん中の段が空いてたのでそこに座る。 真ん中は常識的な熱さでナイス。 後ろの最上段でも物足りず、立ち上がって熱風を身体で受けるおっさんがいた。 「おっさん、神経死んどんけ?乳首ぽろっと落ちるで」と思いながらおっさんを眺めていたけれども おっさんは全然平気そうであった。 人って不思議である。

時計を忘れる

この銭湯に綺麗に時計を忘れ、弟に取りにいってもらったのは数時間後の話である。 帰宅後、東京駅まで電車を使い、そこからバスで成田に向かう。 今回は中国人家族もおらず快適とはいえないもののまぁまぁな感じであった。 家人は成田で土産を買うと言っていたのだけれども手荷物検査のあとでいいと判断し、 早々に手荷物検査を終え、搭乗口に向かうと搭乗口はすぐ見つかったものの土産物売り場は皆無で 喫煙室と自販機だけがある空間であった。 家人は焦った。 そして地図を見まわしてjetstarの何かしらの販売所を発見し、そこまで歩いていった。 土産を買って帰ってきた家人はこの旅で一番疲れた顔をしていた。 jetstarの何かしらの販売所に向かう間にドラゴンと一戦交えたような顔つきである。 ま、でも無事に土産を買えてなによりである。 広島にチュイーンと飛行機が飛んで18時過ぎごろ到着。 本郷の天ぷら屋で天ぷらを喰い、帰宅。 みなさま、ありがとうございました。




ウサギライブ


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