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砂粒以下の恋【一人読み・朗読】


あなたの中で私はきっと何でもない

とてもマイナス思考な内容です。

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元気でいてくれたらそれで良い
楽しく過ごせてるならそれで良い

…とは思う

思うけど

やっぱり少しくらいは…
て、凄く図々しい事を願ってしまう

明日には忘れられてしまうかも
一週間後には忘れられてしまうかも
一ヶ月経ったら、もう
存在なんてなかった事になるのかもしれない

別にあなたが鳥頭だとか
そんな事言ってるわけじゃない
私なんて生き物はあなたの毎日に
そのくらいでしかないって事

あなたの中で一日でも残ってたら万々歳

もし一週間後にあなたが私を思い出してくれたら
奇跡過ぎて嬉しくてたまらない

あなたの中から消えてしまうのが寂しい

でもきっとあっさり消えてしまう

私は
あなたの足元の砂粒にも満たない
希薄で無意味な存在だ

それでも
もしもこんな私が
あなたのどこかに欠片でもあるのなら

幸せだって思う

思ってしまうのです

図々しくも
多くを望んでしまうのです

ごめんなさい

ごめんなさい

私は

あなたが好きです

身の程知らずな
恋をしています

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