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故・姫君編。

姫君は、推定7歳でこの世を去りました。

・生年月日わかりません。

・出身もわかりません。

・乳腺腫瘍が肺に転移し、闘病の末、2012年5月31日にお月さんに帰って行きました。


我が家初の女の子うさぎさんでした。めちゃくちゃ気位が高く、超ツンデレでした。笑

そんな姫君も、遺棄うさぎでした。

とある場所に他2羽とまとめて捨てられてました。

その時、足の裏の毛がハゲてて、片足浮かせた状態で過ごしてたそうです。

捨てられてた場所を聞くと、あの場所で、よく無事にいられたな。と思う場所だったので生命力の強さ、運の強さがある子なのかなーと思いました。

そこから保護に至り病院に連れていくと、悪性の乳腺腫瘍があったので手術で悪いところを除去。

その後経過観察で定期的に通院してましたが、保護から半年後に肺に転移が発覚しました。

余命、約半年。肺に転移すると手立てがない。

闘病しか待ってないので里親さんが現れる率がグンと低くなる。それがないにしても若くない子は里親さんが現れる率が低い。

里親さんが現れるのを待ってる状況じゃないので、急遽我が家で迎えさせてもらうことにしました。

そこから半年は、普通のうさぎが過ごすように過ごせてました。

可愛く楽しい思い出も、たくさんできました。

そして半年後から、あれよあれよと状態に波が出てきて、2ヶ月後の5月から状態の波が大きくなりました。

最後の方は、頭に転移があり(火葬後に判明しました。)半身が動かなくなるも、苦しさから走り回り、呼吸もおかしくて、体が動かせなくなりうつ伏せのまま、苦しさから体をバタバタさせる。

酸素発生器を借りて、ケージをビニールで覆い、酸素ハウスで酸素濃度を上げるも、酸素を取り込める余白が肺にないので、酸素が回らない。

苦しくて苦しくて、動かないはずの体をバタバタさせる。

忘れもしない瞬間がらありました。

最後、あぁ‥もうじきやな‥近いな‥

と、見ながら考えてると、異様な眠気に襲われ、その場で数分寝落ちしてたら、背中をなにかがトントントンッと叩くような感覚で目が覚めました。

すると、姫君の最後の瞬間を見ることができたのです。

最後はキューっと小さく鳴いて、息絶えました。

※うさぎには声帯がないので鳴くという表現が正しいのかわかりませんが、そういう音を発してました。

居なくなるのは、辛く悲しいけど、看取る事ができて、また苦しい闘病が終わって、ホッとした気持ちもありました。

あの苦しい姿は、私が代わりたいくらい、もがいて、もがいて、一生懸命生きるために首を目一杯上げて酸素を吸おうとする。

最後まであんな苦しい思いをさせたくなかったので、安楽死をしようと かかりつけではない病院に診てもらってました。

でも、私は、今日安楽死の処置をお願いします。と言えなかったのです。

先生からダイレクトに言われる事はないのですが、最後の往診の時に、非常に厳しい状態です。判断はお任せします。と、お知らせとも言える言葉を頂いてたにもかかわらず、私には怖くて言えなかったのです。

あんな苦しい思いをさせて、ほんとにごめんな。の気持ちは今でもあります。

安楽死に関して、賛否両論、色んなご意見があるでしょう。

私は、生きることのできる命に安楽死は大反対です。

でも、闘病の末‥は私は、その選択もありではないかと思ってます。

考え方はそれぞれです。

その後の葬儀には、有難い事に、うさぎのお葬式よね?と葬儀屋さんもビックリな参列者数20人の方が、姫君のお見送りに来てくださいました。

みんなに見守られながら、煙と共に天に登っていったのではないかな?と、夢物語のようならことを今も思い込んでます。苦笑


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

長文、乱文、失礼いたしました。